09/09/10 00:50:18
>>60
現金は消え失せはしないが(正確には海外に流れている金もあるが)その金は主に老人世代の所得になっているだろう。
老人世代の貯蓄により現役労働世代に金がまわらずに(主に老人世代から準老人世代に所得が移るため)
消費が減退し、経済は衰退する。
当然労働世代に金が回らないので人口も減り、生産も落ちる。輸出できる分の製品も減る。
新たな設備投資やイノベーションも起こりにくくなりアジアの新興国に輸出産業が移る。
食料や資源を輸入に頼る日本が他国に輸出産業で負ければどうなると思っているんだ?
今までの生活が維持できずに困窮する可能性が高いんだぞ。
日本が豊かな暮らしを維持できているのは優れた輸出製品を生産しているからでこれが失われれば
生活水準が落ちる可能性は十分考えられる。
それに国が作った建物等の資産価値下落による損失は主に貯蓄している老人世代に回るが
国の借金を返すのは国民全員だぞ。これでは所得の偏在が起きる。
さらに不良債権を国外の金融機関が安く買い取り高く国内の組織に売りつけ利益を得れば
資産が海外に逃げてしまう。
また、年金等を株式に投資して損失を出したり、国内企業の株式を持っている外資に配当や
キャピタルゲインにより利益を取られれば資産の逃避が起きる可能性がある。
そのまま輸出産業が衰退すれば日本は債務国に転落する可能性がある。