09/07/29 23:26:08
最低賃金上げ、35県見送り 雇用確保を優先
中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会は28日、2009年度の最低賃金の改定額の
目安を決めた。35県を現状維持とし引き上げを見送り、最低賃金額が生活保護支給額を下回る12都道府県
に限って引き上げを打ち出した。その結果、引き上げ額は全国平均で7~9円と昨年度実績(16円)を下回る。
景気後退で産業界の負担に配慮し、賃上げより雇用確保を優先する姿勢を示した。
最低賃金は企業が従業員に払う義務のある最低限の賃金で、都道府県ごとに決まっている。現在の全国
平均は時給703円。今回の目安を反映すると、09年度には最低賃金額は710~712円となる見通しだ。現状
維持とした地域でも各県の判断で引き上げられる可能性はある。 (11:23)
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