12/04/12 21:59:25.02
>>328
あとの5つは物語の必然や手法、演出として怖がる理由だ
⑥質感のリアリティ・多面性のリアリティ
ゴムなら「伸びる、弾性がある、柔らかい」。ガラスなら「割れる、透明、反射する」。
木なら「硬い、ヘシ折れる」。石なら「硬い、砕ける」。紙なら「破れる、燃える、軽い、折りたたむ」。
糸なら「結ぶ、編む、ピンと張る。」。老人なら「しわしわ、白髪、ボケる、脂っこいものが食べられない。」
物質などの多面的な性質を描くことでそれがさもそこにあるように想起させる。
ジョジョでは実際上記のようなモチーフが重要なものとして登場したとき、すべて上の通りやっちゃうだろう。
そうすることで現実の記憶を想起させるなどしてリアリティがもたらされる。
これはジョジョが陰影の濃いリアル路線の絵柄だからなおさら際立つ。
これが幽霊なら透ける、怖い、だな。
⑦舞台装置の必然
上と似てるけど、
「物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない」チェーホフ
幽霊が出たら怖がってあげなくちゃいけない。
⑧コミニュケーションの必然
上と似てるけど、ボケに対して突っ込みを入れようということ。
露伴が蜘蛛を食った時、間田と康一がスルーしたら話のテンポが悪くなるだろう。
目いっぱい怖がったりゲロ吐いたりしなきゃいかん。
同じように、幽霊がいたら怖がってあげなきゃいけない。
⑨スタンドとの差別化
スタンドと似てるからこそ、スタンドとは違うんだよと区別させるために、怖がらせる。
⑩意外性
敵と思ったら被害者だったという意外性。
そしてこれがさらに被害者としての悲惨さを映えさせるだろう。