13/01/06 18:54:17.31 dBRE9vQy0
小学校入るか入らないかくらいのガキの頃、寝てたら突然耳が痛くて目を覚ました。
耳の奥がキンキンするような痛みが走り、泣いて騒ぐ俺。驚いて駆けつける両親。
耳からボタボタと血が流れ出て、さらにショックで泣き喚く俺。驚いて俺の耳を調べる両親。
俺の耳を調べた両親が「ムカデだ!」と声を発する。
訳が分からなかったが、言葉の意味を理解すると、ショックが痛みを上回り涙も止まる俺。
それから「とるぞ」「耳の中に…」「病院へ!」などと大慌てする両親の声を聞きながら、
「もしかしてこのままムカデに頭の中を食い荒らされて、僕は死ぬのかな」などと考えていた。
一貫して耳の奥はキンキンした痛みが続いていたが、痛みで逆にムカデの存在は感じず、
ただ「死ぬかもしれない」という漠たる不安で、意識はモヤがかかったようになり、まさしく茫然自失だった。
その間に俺は両親に病院まで連れて行かれていたようで、そのまま処置を受けた。
結局、俺の耳に侵入したのは、体調1・2cm程度の小さなムカデだった。耳の方も中耳が少し傷つけられた程度だったらしい。
それから2・3日は痛みが残ったが、その後はなんの後遺症もなく元気に回復した。
耳にムカデで、妙なシンパシーを感じたので、とりあえず体験をまとめてみた。