【TRPG】ブラック魔法少女3at CHARANETA2【TRPG】ブラック魔法少女3 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト1:名無しになりきれ 12/12/25 00:50:30.82 0 前スレ http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1340694923/ 雑談所 http://yy44.kakiko.com/test/read.cgi?bbs=figtree&key=1338378651 Wiki http://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/248.html 2:佐々木 真言 ◇EDGE/yVqm. 12/12/25 00:53:06.21 0 魔装状態のまま店内に入った佐々木。 それには理由がある。魔法少女である事を示す事と、敵対するかもしれない者の中に無防備で立てる程剛気な性格はしていない、という二つだ。 息を吸い、吐き出すことで己の中にリズムを作り、心のなかに落ち着きを作り出す。 瞳には強い輝きを宿さず、かと言って暗さもなく。掌握された安定状態で、佐々木はキッtンへと歩いて行く。 この姿を他の客が見なかったことは間違いなく幸運だったにほかならない。日常の中にどう見ても辻斬りの少女が紛れ込んでいるようにしか見えなかったのだから。 魔力を隠蔽するのは最早癖で、暗殺者のように足音すら立てずにキッチンへと歩き、こっそりと中を覗きこむ。 (――悪魔と、魔法少女が……、5人? 他に――あそこに居るのは、悪魔。 魔力を感じる人がもう一人、か。……人外魔境、なの、かな。 魔法少女五人と、魔女一人、そして悪魔。 間違いようもなく、一人で挑むには不利にも程がある戦力が目の前にはあった。 幸いなことに個々の魔力はそれほど多くは無いが、徒党を組み、協力的な悪魔の存在が有る事は脅威だ。 基本的に佐々木の戦闘スタイルは、不意打ち闇討ちを主体とした暗殺が主なのである。 乱戦や正面からの戦いも苦手なわけではないが、魔法少女という常識が通じない相手を敵とした時点で有利の状況を作ってから狩り続けていた。 この状況は間違いなく、不利。そして、佐々木が魔法少女を倒すと決めるのには、ルールが存在している。 そのルールを未だ5人の魔法少女達は満たしていない為、佐々木は剣を抜くことはあっても、殺害に進む予定は無い。 佐々木は隠密に長ける。 自己を他者から隔離させるように、念動力の力場を膜の様に全身に纏っているからだ。 外部に力を殆ど解き放たず、殻の中で魔力を行使する佐々木は、古武術の体捌きによるものも相まってかなり薄い気配を持つものだ。 佐々木は部屋の中での会話に耳を傾け、脳内で彼らの性質をプロファイリングしていく。 >「今のチミ等は”まだまだ”自分の持つ魔法ってのを開花しきれてないのさ。だからアタシの手で、見違えるほどに花開かせてやるよ――!」 (――、修行か。そして、新米にお守りに悪魔が一人。 ……ッ、気づかれてる……か。あの、女の人も) 状況から、彼らは何らかの目的のため強くなりたがっている事は分かった。 少なくともエルダー級に対抗できるほどの戦闘力を身につけようとしていることも。 そして、先のエルダー級の魔法少女を思う。 世界征服。その壮大な目的と、それを達成せんとする強い意志とそれに見合う実力を持った魔法少女だった。 世界平和のために世界を征服する。それを間違っていると佐々木は一刀両断に断じる事は出来ない。 己の夢である、この世からあらゆる悪を抹消する事だって、ある意味では悪人を皆殺して作る世界平和だ。 だからこそ、あの相手の有り方が間違っていると言う事は出来ない。 だが、それでも腰の巾着に収められた魔法核が、あの魔法少女の恐ろしさを教えてくれている。 一瞬で相手を肉塊に変えるあの戦闘力よりも、あのゆらぎ一つ見えない深い瞳が一番の恐ろしさの確証を与えている。 同時に、あの相手を自分一人で倒せると思える程幸福な精神構造を佐々木はしていない。 >【屋守】『どうもそいつが持ってるみたいだぜ。縁籐きずなの魔法核』 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch