12/05/13 18:33:46.91 0
さて、この休憩所の次はターフエッジか。
ゼッペル「・・・・・」
剣匠「・・・何を落ち込んでいる。アレは超一流のキツツキ。
貴殿の予想通りの相手だった。
ただ、気配を悟らせないあの傘の使い方・・・・あれは厄介だ。
まあ、1度観てしまえば、通用はしまい」
ゼッペル「・・・・いや、そうじゃないんだ」
剣匠「?」
ゼッペル「自分の技量を見直す、よい機会になった。
また、一から出直そうと思う。だから・・・・」
剣匠「だから?」
ゼッペル「お前の師範。紹介してくれないか。
今まで、自分より劣る相手とばかり戦っていたから、
少々鼻が高くなっていた。
師事するなら、より強い方がいいから。
たのむ」
剣匠「・・・・・・多分、無理だろう。
師範は、自分で弟子探しをして、気に入った者しか師事させぬからな」
ゼッペル「最初は何でもいい。巻き割りだろうがトイレの掃除だろうが構わない。
会わせてくれるだけでいい。だから、頼む」
剣匠「・・・・もしかしたら、ただの殺人鬼になるかもしれんぞ。
丁度、賊を相手にした私のように―」
ゼッペル「・・・・この通りだ、頼む・・・・!」
剣匠「いや、だからだな、もう少し考える時間をとったほうが・・・・
「かまわないじゃないの?ここでその男性が降りるというなら、
わたくしが、警護の助けをさせていただきますわ」
!?
なんと、先ほどの貴婦人?が、警護の代役を名乗り出た。
貴婦人?「強くなりたいのなら、少しでも早く、貴方の師範?どのに、
会うに越した事はないのですから」
貴婦人?「それに剣士殿、貴方は、私にあの針を使わせた。
普通ならダガーをまともに食らうはずなのに。
貴方には、才能があると思いますわ」