冒険物語at CHARANETA2
冒険物語 - 暇つぶし2ch882:うら若き剣匠 ◆0GO8LufZI2
12/05/03 22:20:18.38 0
ふむ、ターフエッジまで、後1つの休憩所だ。
新規のお客はいるかな?
ボンボンだったら、かなりヤバイからな・・・・>貴婦人の標的かも

剣匠「ゼッペル、確認が済んだら、少し手合わせお願いできるかな?」
ゼッペル「手合わせ!?俺なんかじゃ、大した経験にならないと思うが?」

剣匠「ああ、いやいや、あの貴婦人との手合わせだ」

ゼッペル「な、なんだって!?」
剣匠「いや、それがな・・・・・あっちの方なんだが、
仕込み刀を持って、素振りの練習をしているんだ。
あからさまに誘いだ。
軽くでいい、お願いできないか?」

ゼッペル「・・・・わかった。頼んでみる。但し、俺がマジで殺されそうになったら、助けてくれよな」
剣匠「はは、そこまではやらないと思うが、事が起きそうになったら、仲裁するさ」

ゼッペル「じゃ、ちょっと行ってくるぜ。他の乗客の様子と、この周辺のチェック、
よろしく頼むぜ」
剣匠「了解」

さてと、乗客は・・・・

883:名無しになりきれ
12/05/04 00:19:47.20 O
跡付けで理由出すならちゃんと戦闘時に心理描写しなよ
俺の脳内ではそうだから!って言っても
描写無しの文面ではただのイカレた人だよ
残虐攻撃する理由もおかしいね
楽だからってオイ、どこの猟奇殺人鬼だよ
そんな奴が誰かを守るとか言って誰が信じるんよ--;


884:名無しになりきれ
12/05/04 14:31:53.91 0
よく分からんが、叩きたいだけならそう言えよ。
わざわざ構うな。

885:名無しになりきれ
12/05/05 03:02:55.88 0
俺のスレで俺の役に立たない奴は消えろ。
俺マンセー以外ははっきり言って要らないから。

886:うら若き剣匠 ◆0GO8LufZI2
12/05/05 18:51:26.14 0
―居なかった。馬車の中には。

丁度、外で休憩をとっている。
遠巻きに、貴婦人の姿を観ながら・・・・。

「やあ、こりゃまたびっくりな女性だな」
「貴族の女性が、剣を振るなんて、初めてみましたわ」
「なかなかやれると見たが・・・・なあ、警護さんよぉ、
あんたはどう観るね?」

剣匠「そうだな・・・・私達2人の警護人には、
ちと足りぬくらいか」

嘘をついた。
ハッキリ言って、まだまだである。
いい上段だが、その他は凡庸としたものだ。

但し、それは剣士としての観点。
太ももにあるダガーや、胸元にあるであろう、針に関しては、
全くの未知数だ。

ゼッペル「おーい、ご婦人。俺と一手交えてもらえないかー?」
貴婦人「あら・・・・もちろんよろしいですわ、警護人さん」
結構自信ありげだが・・・・。

887:うら若き剣匠 ◆0GO8LufZI2
12/05/06 20:59:58.17 0
ゼッペルはロングソードを中段に、ラウンドシールドを斜め上にした、
独特の構えを取る。

貴婦人は刀を傘に収め、下段に構えた。
先ほどの素振りとは全く違う、何を狙っているかが、判りかねる、
不気味な構えである。

ゼッペルが仕掛けた!
「ハァア!」
ラウンドシールドを前に、ロングソードを上段に構えつつ、
貴婦人に向けて突進した!
守りつつ相手を押し下げる、攻防、如何様にも変化の効く動き!

貴婦人は、いきなり傘を広げ、なんと、太ももにあるダガーを、
傘の裏から2本投げた!

「!?」
虚を突かれたゼッペルだが、ラウンドシールドをなぎ払うようにして、
1本のダガーを弾き、もう一本のダガーが、肩を掠るが、
そのまま無視して、袈裟斬りを仕掛ける!

貴婦人は、傘を僅かに上げ、袈裟斬りを弾く・・・・・
いや、そのまま傘をたたみつつ、喉元を狙った突きを繰り出した!

ゼッペルはシールドでダガーをたたき落としたため、中段を守るすべがない!
が、突進を止めつつ、貴婦人の傘を上からたたき落とすべく、
袈裟斬りを敢行する!

両者が交錯するかと思われたその一瞬!
貴婦人は太い針を手に持ち、ゼッペルの喉元の手前で、ピタリと止めた。
「ふふ、チェックメイトですわ」

「な・・・・」
言葉を失うゼッペル。

なんと、奇を突いた攻めとはいえ、ゼッペルから一本取るとは。
お互い、全力を出したが故に、辿り着いた結末!
2度は通用せぬかもしれないが、貴婦人の作戦は成功した。
まるで暗殺者のような・・・・・。

888:名無しになりきれ
12/05/07 20:13:10.89 0
888

889:名無しになりきれ
12/05/11 10:26:09.44 0
なんか書き込めよお前ら・・・どうせ荒らしも見てんだろここ

890:うら若き剣匠 ◆0GO8LufZI2
12/05/13 18:33:46.91 0
さて、この休憩所の次はターフエッジか。

ゼッペル「・・・・・」
剣匠「・・・何を落ち込んでいる。アレは超一流のキツツキ。
貴殿の予想通りの相手だった。
ただ、気配を悟らせないあの傘の使い方・・・・あれは厄介だ。
まあ、1度観てしまえば、通用はしまい」

ゼッペル「・・・・いや、そうじゃないんだ」
剣匠「?」

ゼッペル「自分の技量を見直す、よい機会になった。
また、一から出直そうと思う。だから・・・・」
剣匠「だから?」
ゼッペル「お前の師範。紹介してくれないか。
今まで、自分より劣る相手とばかり戦っていたから、
少々鼻が高くなっていた。
師事するなら、より強い方がいいから。
たのむ」

剣匠「・・・・・・多分、無理だろう。
師範は、自分で弟子探しをして、気に入った者しか師事させぬからな」

ゼッペル「最初は何でもいい。巻き割りだろうがトイレの掃除だろうが構わない。
会わせてくれるだけでいい。だから、頼む」
剣匠「・・・・もしかしたら、ただの殺人鬼になるかもしれんぞ。
丁度、賊を相手にした私のように―」

ゼッペル「・・・・この通りだ、頼む・・・・!」
剣匠「いや、だからだな、もう少し考える時間をとったほうが・・・・

「かまわないじゃないの?ここでその男性が降りるというなら、
わたくしが、警護の助けをさせていただきますわ」

!?
なんと、先ほどの貴婦人?が、警護の代役を名乗り出た。

貴婦人?「強くなりたいのなら、少しでも早く、貴方の師範?どのに、
会うに越した事はないのですから」

貴婦人?「それに剣士殿、貴方は、私にあの針を使わせた。
普通ならダガーをまともに食らうはずなのに。
貴方には、才能があると思いますわ」


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