【ちはやふる】綿谷新は千速振るかっこいい4at CCHARA
【ちはやふる】綿谷新は千速振るかっこいい4 - 暇つぶし2ch96:名無しかわいいよ名無し
12/04/20 17:37:33.69 DPAkcKQx0
>>50
俺はこう読み取ったんだが
妄想するとすっげー切ないんですけどコレ……

一一:わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人にはつげよ 蜑(あま)のつり船 参議篁(さんぎたかむら)男性
主題:自分を乗せた流刑の船が出港してしまったことを、伝える手段の無い(伝える事すら罪の)家族に伝えて欲しい様子
※遣唐副使に任ぜられたものの、遣唐大使との諍いで乗船しなかったため、篁は違勅の咎で流罪となった

語釈:
わたの原=大海原のこと。八十島=「八十」は大小数多くの島のことで、流刑地の「隠岐の国」の島々。
かけて=「かけ(く)」は時間的、空間的に隔たったものに拠り所を求め、志して目指すの意。転じて、未練を振り払って進む哀切と決意の暗喩。
また、 八十島かけて、と連ね書きにすることで、実際の航海を詠んでいる意もあり、遠地に想いを馳せている描写でもある。
人には=「人」は詞(ことば)書きにある「京(みやこ)なる人」で、父母や妻子を指す。
せめて京なるあの人(または人達)だけには、という強い想いが「は」に掛かっている。
つげよ=「つげ」はつぐの命令形だが、「よ」によって懇願の意に変わっている。
蜑のつり船=蜑(あま)は海人(あま)で漁夫のこと。漁夫の釣り船のことで、道中見かけた他人の代表。

解釈:
再び会うこと叶い難い遠地に流され、虚しく船出した事柄だけを「わたの原 八十島かけて」と、
感傷的な言葉を一切交えずに歌い上げているところに、大きな孤独感、拭えぬ哀切感を、鉄の心で律していることを読み取る。
また、蜑のつり船とは、他人ではあるものの、今同じ時、同じ場所、一時の縁を交わした唯一の誰かであり、
本人ではなくその人物に訴えていることで、生別流離のやるせなさ、無情の感を読み取る。


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