2012年こそ車を捨てます。その20at CAR
2012年こそ車を捨てます。その20 - 暇つぶし2ch148:大気汚染による死亡者数は交通事故の3倍
12/06/23 21:44:19.25 9UYNZq1v0
粒子状物質のうち粒径10ミクロン(μm) 以下の浮遊粒子状物質は、肺胞に沈着する。そのため呼吸器系の疾病で入院する人が増加し、呼吸器疾患や心循環器疾患の死亡率が上昇する。浮遊粒子状物質の大気中濃度が高いほど死亡率も上がる。

都市部の通常濃度で粒子状物質やオゾンを吸い込むと動脈が収縮して血流が低下し、心臓への酸素供給が妨げられる。結果として大気汚染は心臓病やぜんそくを悪化させる。
汚染物質のなかには基準値未満の濃度なら健康に影響を与えないものもあるが、オゾンや粒子状物質はきわめて低い濃度でも健康被害をもたらすので、実質的な「安全レベル」は存在しない。
2001年にサイエンス誌が発表した研究報告書は、現在の濃度でオゾンや粒子状物質に暴露した場合、先進国でも発展途上国でも「死亡率、入院、通院、ぜんそくと気管支炎の合併症、欠勤、健康被害による行動制限、さまざまな肺障害が増加する」としている。

このような事態は健康管理システムに影響を及ぼすと同時に経済的損失にもつながる。大気汚染による疾病で治療費、労働者の欠勤にかかるコスト、育児関連の支出が増大するのだ。
人口1190万人【※参照】のカナダ・オンタリオ州では、大気汚染に伴う通院、緊急救命室への患者の搬入、労働者の欠勤について少なくとも年間10億ドル(約1200億円)のコストがかかっている。
世界銀行によるとジャカルタ、バンコク、マニラでは大気中の鉛と粉じんへの暴露がもたらす社会的コストが1990年代のはじめに平均所得の1割に達した。
中国は都市部の大気汚染が世界でもっとも深刻な国のひとつで、大気汚染を原因とする都市生活者の疾病・死亡関連コストは国内総生産の5%と推定される。

消費者がクルマを買う時に注目するのは価格、付加価値、安全性、次いで燃費というのがふつうだが、大気汚染による死亡者数が世界各地で交通事故死を大きく上回っているいま、安全性の問題を大気汚染防止という視点でとらえ直す必要がある。
交通事故を起こすのは一部の人だが、大気汚染に加担するのはクルマに乗るすべての人なのだから。

URLリンク(www.worldwatch-japan.org)


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