12/01/23 17:40:13.31 dQH02SCd0
<欧州>
全体需要を心配する声もありますし、実際に色々な影響も出ておりますが、欧州全体で見ると、まだ微増という状況です。
国別ではイタリア、スペイン、ポルトガルといった南欧の国の販売が減速しています。
一方、ドイツの販売は堅調で、イギリスもそれほど悪くない状況となっています。
加えて、ロシアが非常に好調であり、欧州全体としては前年より若干増えているという状況です。
その中で日産は引き続き、勢いを維持しています。イギリス、フランス、イタリアで販売記録を更新するとともに、アジアブランドとしてもNo.1を記録しました。
また、イギリス、スペイン、フランス、イタリア、ロシア等では競合相手のトヨタに勝つことができました。
「キャシュカイ」は好調な販売を牽引している車種として根強い人気があり、依然受注残を抱えている状態で、販売台数としても対前年で8%増の伸びを記録しています。
これに加えて、「ジューク」が対前年比で37%増となっています。こうしたモデルが全体を牽引している状況です。
Q4. 現在の経済環境は2011年度の残り4ヵ月の販売にどのような影響を与えると予想していますか
A4.
全体需要に関しては経済不安が高まっている南欧を中心に不安材料があることは確かです。
ただ、欧州については受注残を常に持っており、そのレベルは減っていません。
従いまして、予断を許さない状況ではありますが、グローバルな販売はトータルで見て堅調を維持していくと考えています。
また、中国に関してもセグメントによっては地方都市を中心にエントリーカーや商用車の需要が減少しているので、予断を許さない状況です。
しかし、日産の販売は依然好調で、市場全体も乗用車の需要が簡単に減ることは考えていません。
中国の今後の需要動向については、楽観視はしておらず、注意深く見ていく必要があると考えています。
日本に関しては、政府のエコカー補助金の復活が閣議決定されたことは、当社にとって当然プラスに働くと考えています。
全体としては不透明な要素がまだいくつかありますが、一方で好調なファクターもありますので、注意深く見守りながらも、この勢いを落とさないようにしたいと思っています。
URLリンク(www.nissan-global.com)