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日産のグローバル販売担当副社長の片桐隆夫を迎え、11月度の日産のグローバル販売実績について、話を聞きました。
Q1. 11月度のグローバル販売実績について、主なポイントを聞かせてください
A1.
11月のグローバル販売台数は40万9千台で、2000年にグローバル販売統計を開始して以来、11月単月として過去最高を記録しました。前年同月比では20%増となり、27ヵ月連続で前年実績を上回ることができました。
また、グローバルのマーケットシェアは対前年比0.9ポイント増の6.5%となり、こちらも11月単月として過去最高となりました。
主要国で見ると、単月の販売ではインドネシア、韓国、ブラジルが過去最高を記録し、11月単月の販売としても、中国、米国、カナダ、欧州全体、欧州内のフランスとロシア、そしてインドが新記録を達成しました。
また、単月シェアでもインドネシア、ブラジル、フランスが過去最高を記録し、11月単月のシェアで、米国、メキシコ、カナダ、欧州全体と、欧州内のイタリア、ロシア、そしてインドが記録を更新しました。
Q2. 11月度の販売が好調だった要因は
A2.
東日本大震災から生産をいち早く回復したことに加え、販売面での回復基調が続いていること、そしてタイ洪水被害の影響も最小限に留めることができたことにより、以前からの販売の勢いを維持できているのが好調の主な要因と考えています。
この背景には最近新規に市場投入した新型車がマーケットに受け入れられたことが挙げられます。
Q3. 主要地域毎の販売傾向を聞かせてください
A3.
<日本>
全体需要は登録車、軽自動車ともに前月に引き続き増加しています。
11月は前年同月のエコカー補助金終了による需要減の反動に加え、各社が震災から復旧し、増産体制に入ったことも相まって、前年同月に対して大幅増となりました。
その中で日産は販売台数2位に返り咲きました。
11月は車両の生産を増やしたことで、販売が増加しました。
例えば、「フーガ」や「ティアナ」、「スカイラインセダン」などの車種はエンジンが作れないなどの理由で年度当初は受注残を抱えていましたが、増産が可能になったことで受注残を解消できたことが販売増につながりました。