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中国新車販売の伸び急減 １３年ぶり低水準
2012年1月13日
【北京＝共同】中国自動車工業協会は１２日、２０１１年の新車販売台数が前年比２・５％増の１８５０万５１００台だったと発表、伸び率は１０年の３２％増から大きく鈍化し、１３年ぶりの低水準に陥った。
ただ、販売台数は３年連続で世界一の座を維持し、一国の年間販売台数としての史上最多を記録した。
同協会の師建華事務局次長は記者会見で「販売台数が大規模になり、高成長を保つのは難しくなった」と述べ、中国の自動車市場が低成長時代に入ったことを認めた。
１２年の販売台数は８％増加し、２０００万台に達すると予測した。
伸びの急激な鈍化は、金融危機後の景気対策で打ち出した小型車対象の減税策打ち切りや、インフレ阻止のための金融引き締め策で企業による商用車購入が減ったため。
１１年は生産台数も０・８％増の１８４１万８９００台と前年並みだった。
競争力の弱い中国メーカーは、乗用車販売で２・６％減と前年割れ。
海外メーカー間の競争も激化し、日産自動車が２１・９％増、ドイツのフォルクスワーゲン（ＶＷ）が１７・２％増と快進撃を続ける一方、ホンダは東日本大震災の影響を引きずって４・５％減となり、明暗を分けた。
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