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12月米自動車販売は前年比8.7％増、ホンダ約19％減
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［デトロイト ４日 ロイター］ 主要自動車メーカーが発表した１２月の米国内自動車販売台数（乗用車と小型トラック）は、前年同月比８．７％増加した。
年率換算の販売台数は１３５６万台（米商務省が提供した季節調整係数を用いて算出）で、ほぼ予想通りの結果だった。
２０１１年通年でみると、業界全体での米国内自動車販売台数は１２８０万台に達し、前年の１１６０万台から約１０％増加した。
自動車セクターは米経済で比較的堅調に推移している分野で、１０年以上使用していたユーザーによる買い替え需要が全体の販売台数を押し上げた。
アナリストは、低金利や販売車種の多様化が１２月の自動車販売にとって追い風になったとみている。
一方、２０１２年については、雇用低迷や景気不透明感から、伸び率が２０１１年の半分程度に鈍化する可能性がある、と予想されている。
１２月単月では、米クライスラーと独フォルクスワーゲン（ＶＷ）＜VOWG_p.DE＞がそれぞれ３７％、３６％の高い伸びを示した。米フォード・モーター＜F.N＞は１０％増、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）＜GM.N＞も５％近く増加した。
現代自動車＜005380.KS＞の販売台数が１３％増加した一方、トヨタ自動車＜7203.T＞は減少が見込まれていたにもかかわらず、おおむね横ばいの水準を維持した。ホンダ＜7267.T＞は１９％近く減少した。
トヨタは、１２月の米市場シェアは約１４．４％で、東日本大震災前の水準に戻った、としている。
また、２０１２年については、業界全体の販売台数は約６％増、自社の販売台数は１５％増との予想を示した。
２０１１年通年でみると、販売台数の伸びが最も大きかったのはクライスラー、韓国の現代・起亜自動車＜000270.KS＞でぞれぞれ２６％増。
半面、販売台数が最も大きく減少したのは、トヨタとホンダで、ぞれぞれ約７％減少した。日本の大震災やタイの洪水が影響したもようだ。