13/02/01 11:13:23.70
リレーでポイントを稼ぎ順位を伸ばしたい東洋大は、１組目に登場する。
１組目のスタートを任されたのはエース下向（社３・釧路江南）だ。
定評のある素早いダッシュで勢いを見せ、緊張のバトンパスではミスもなく、スムーズな動きで横平（社２・釧路商）へつなぐ。
横平はスピードを保ち、安定したスケーティングで無事に滑り切る。
３番手には主将の村上（社４・佐久長聖）が出場。
今大会で引退となる村上は、これまで以上の力強さで、必死に氷を蹴った。
最後は１年生ながらもアンカーに起用された遠藤がラストスパートをかけて、粘りある滑走でゴールに飛び込む。
４位に入り込みポイントを奪うも、次のチームパシュートで１位を取らなければ２部降格という、窮地に立たされてしまう。
迎えたチームパシュートでは好調なスタートを切り、まとまりある滑りでレースを展開する。
しかし、後半から平出（社３・帝京第三）が失速し始める。
必死に前を滑る二人を追うも、その差は大きく、距離を縮めることができずにフィニッシュとなる。
チームパシュートでポイントを獲得できず、結果は総合８位と最下位という順位に終わる。
来シーズンは２部で戦うこととなった。
今大会では、戦力不足からチーム全員のレベルアップの必要性が見えた。
これを克服することが絶対条件であるとともに、加部監督は「日常生活から改善が必要」と語った。
非常に残念な結果で幕を閉じたが、この悔しさをステップの一つとして、来シーズンのインカレで再び１部の舞台に返り咲く。
■コメント
・加部監督
（大会の結果を受けて）全てにおいて力不足である、そのひとこと。学生だけの責任ではない。
各種目においてエースと言える選手を育てられなかった。もっと私も勉強していかなければならない部分がある。
来年のインカレはもう始まっている。
（チームが成長したことは）去年に比べたらゼロ。ゼロというよりもマイナスだ。（下向選手、黒岩選手について）下向に関しては世界に行ってほしい。
黒岩は「強くなりたい」という気持ちが見えた滑りだった。
（来年に向けて）選手のやる気を起こさせるのが私の仕事。
一からスタートする。これで終わりではなく、これからだと思ってやっていく。
各種目においてスペシャリストを作る。
・村上（社４・佐久長聖）
ラッキーな部分もあったけど、リレーで１点取れて、個人的には得点に絡めたことがうれしい。
大分助けられたところもあるので、仲間に感謝したい。
（リレー４位という結果）４人合計のタイムだと、他のチームには大きな差をつけられてる中で、
ラッキーではあったけど、他のチームを抑えられたことはよかった。
（自分のスケーティングは）脚動かして必死に頑張りました（２部落ちという結果）去年から
ずっと降格最有力候補と他のチームから言われてて、少しでも覆せるように頑張った。
結果的には残念だが、個人個人はみんな頑張ってて、努力が見えていた。
０点の２部落ちでは無くて、15点取ってもう一歩のところでの降格だったので、そこは同じ降格でも大きな差になると思う。（４年間振り返って）結構あっという間だった。
１年生の時に他の同級生が居なくなってしまって、特に今年は主将と主務という大きな役割を一人で任されて大変だった。
でも、みんなに支えられて大きな問題も無くできたので、とりあえず一安心。
（後輩に向けて）総合優勝目指して頑張ってほしい。