【殺人】東京バットマンズの正体★16【襲撃】at 4649
【殺人】東京バットマンズの正体★16【襲撃】 - 暇つぶし2ch701:名無番長
12/12/19 16:36:01.69 0
やっと見つけた。タイトルは「真っ直ぐな殺人犯」だったか。
この世代が怪しいね。上(M立)にプレッシャーかけられて殺しまくってた世代みたいだし。

【集え】宮前卍永福【杉並の語り屋】
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32 : 名無番長 : 2008/08/03(日) 22:50:55 0
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[短編小説ごっこ]
vol.2「真っ直ぐな殺人犯」
 M田とK野とS藤は、夏が終わりを告げる頃、秋の夜風と共に消えた。
 忘れもしない九月の夜。仲間の一人が半殺しにされた。それも喉、急所、背中、足をメッタ刺しに。
 暴走族に対する知識の無さや、先輩達への甘えが、そんな結果を招いたのだろう。
彼等は怯えていた。相手の勢い、先輩からのヤキ、全てに対し怯えていた。
 結果が出せない彼等に与えられた、数え切れないヤキ、罵倒。そして自分達の看板の重みが、いつの日か彼等を変えた。
 変わり果てた姿と瞳。それは正に特攻隊の様だった。「俺の仲間をあんな目に遭わせやがって」「俺達は死んでも負けねぇ」彼等のそんな心の葛藤がありありと目に浮かぶ。
少数精鋭の度重なる襲撃、OBはOBを叩くという圧力作戦。たった七人で五〇人に挑む彼等の心境とは、どんなものなのだろう。
 彼等の勢いは抗争のペースを完全に自分達のものに変えた。途中一人が入院し、二人の者が恐喝と窃盗で逮捕され四人になっても、その勢いは止む事を知らなかった。
止まぬ彼等の勢いは、まるで六月の雨の様だった。
 相手宅へのカチ込み。まずは龍神曾を刺し、続いて殺人曾を攫い、少しずつやる気と答えを見せ始めた。
 全てを賭け、負ける喧嘩に挑む彼等の姿に、誰もが感動を覚えた。
 そして一〇月一三日。彼等は菊乱曾を殺した。
 敵の背中を貫いた一本の包丁は、彼等の魂だった。
 仲間をやられた悔しさ、傷つけられたプライド。世間はやり過ぎだと騒ぐけれども、数知れぬ屈辱を受けた彼等に、やり過ぎという言葉などない。
 翌日の新聞で相手の死亡を確認してから、彼等はきっと眠れぬ夜が続いた事だろう。
そんな彼等を支えたのは、敵を取ったという満足感だけだった。仲間の為に人を殺す。そんな不器用な人間がいるのだろうか。
しかし、晴れた青空は続かない。


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