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海老蔵事件 石元太一 微罪逮捕のウラに 大型振り込め詐欺
２年前に西麻布で起きた市川海老蔵暴行事件で名を馳せた暴走族「関東連合」。その元リーダーで、先ごろ、自伝本を出版し、俳優デビューを発表していた石元太一（３０）が８日までに警視庁に逮捕された。
逮捕容疑はマンションの入居契約の名義人が他人だったという詐欺。
だが、「これはあくまで入り口。警視庁が狙う“本丸”は大型振り込め詐欺事件の立件」というのは、警視庁担当記者だ。
どういうことか。実は、警視庁がすでに逮捕した振り込め詐欺グループのメンバーから石元宛てに「きょうは○万円です」といった詐取した金の報告メールが０９年９月から１０年３月にかけて定期的に送られていたことが判明。
被害者は全国で１７４人、被害額は約５８００万円という悪質な事件だ。
「石元は関東連合を引退後から海老蔵事件が起きるまでの数年間、正業がなく、職業不詳でした。にもかかわらず、この間、羽振りがよく、繁華街を飲み歩き、多くの芸能人と交際していた。
その資金はどこから出ていたのか。警視庁は石元が例の詐欺グループのリーダー格とみているのです。
また、微罪ながら、今回逮捕に踏み切ったのは、先日、六本木のクラブで起きた撲殺事件について、関東連合の動き、接点なども含めて事情を聴くためと思われます」（前出の担当記者）