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DeNA中畑清監督（58）に忠誠を誓うコーチ陣が重大決意を固めたことが29日、
判明した。巨人・原辰徳監督（53）の1億円スキャンダルで中畑監督が
「原監督に元暴力団員を紹介した」と週刊文春が報じたことで球界に大きな
波紋が広がる中、4人のコーチが「仮に監督が辞めることになれば我々も
ユニホームを脱ぐ」と「血判状」を思わせる強い意思表示をしたのだ。
中畑DeNA"総辞職"となれば、ペナントどころではなくなってしまう。
1億円スキャンダル騒動の思わぬ飛び火で揺れるDeNAで、コーチ陣から
衝撃の言葉が飛び出した。中畑監督と共に「駒大三羽ガラス」と呼ばれ、
巨人でも苦楽を共にした二宮至外野守備走塁コーチ（58）が本紙にこう
断言したのだ。
「今回の件はチームを引き締めるいい機会になった。去年から横浜にいた
コーチはともかく今年、中畑監督に呼ばれたコーチたちは監督と運命を
共にする。その意思を再確認した」
中畑監督の就任後、チームに加わった一軍首脳陣は、二宮コーチに
高木豊ヘッドコーチ（53）、石嶺和彦打撃コーチ（51）、友利結投手コーチ
（44）の4人。いずれも中畑内閣の根幹をなす重要ポストのコーチで、
DeNAを最前線で引っ張る閣僚たちだ。二宮コーチのコメントにあるように、
この4人全員が中畑監督に指導者人生を預けた形だ。
DeNA側は「球団としては全く問題ない。巻き込まないでください」（池田社長）、
「向こう（巨人）に謝ってもらいたいよ」（高田GM）と、とばっちりを強調。
早期幕引きに必死だが、「中畑監督は意図しなかったとはいえ、結果的に
1億円恐喝に"加担"した」とネット上に書き込むファンもおり、今後事態が
思わぬ方向に進む可能性も。