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暴排条例：社長と幹部組員に初適用 用心棒代支払いで県公安委勧告／富山
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暴力団幹部に用心棒代名目で５００万円を支払ったなどとして、県公安委員会は
９日、県暴力団排除条例に基づき、県内の山口組系幹部組員の６０代の男と、飲
食店経営会社の４０代の社長の男に対し、利益の受け取りや供与をしないよう勧
告した。同条例に基づく勧告は初。県警組織犯罪対策課によると昨年１１月下旬
ごろ、社長は経営する約３０軒のスナックなど飲食店の「用心棒代」として幹部
組員に現金５００万円を渡したという。同課によると社長は約１０年前からこの
幹部組員に対し、同様に金銭を提供しており、渡した金額の総額は数千万円以上
にのぼるという。同条例は昨年８月に施行。暴力団に資金を提供しないことなど
が定められている。勧告に従わなかった場合、氏名などが公表される。