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韓国の「J-POP人気」はここまで来た…！今の若者にとって「政治問題」や「歴史問題」は文化を遮る問題ではない
25年の月日を経てようやく
最近、韓国の街角でJ-POPを耳にすることが珍しくなくなってきている。「Night Dancer」や「可愛くてごめん」「アイドル」など、今ヒットしている曲は、たとえ日本語を全く知らなくてもメロディーを口ずさんで真似できる若者も少なくない。
1998年から日本大衆文化に対する段階的な開放政策を行った韓国だが、こうして日本語で歌われる曲を拒否感なく受け入れられるようになるまでに、実に25年もの年月がかかった。
以前にもJ-POPに興味を示す韓国の若者がいなかったわけではない。
そうではなく、韓国でJ-POPを楽しむ集団の「色」が変り、現在のJ-POPは、かつての「アウトサイダー(はみ出し者)の文化」から「インサイダー(主流派)の文化」へと変貌を遂げているのだ。
1980年代後半から1990年代初めまで、韓国の大衆音楽産業界ではアイドル中心のJ-POPシーンをベンチマーキングした事例が少なくなかった。
例えば、少年隊を韓国風にアレンジした「ソバンチャ(消防車)」や、韓国の少女隊といわれた「セトレ」などが登場して若者に人気を博した。
工藤静香などの清純可憐型の女性シンガーたちも同じ時期、韓国の女性ソロ歌手に少なからずの影響を与えた。
ただ、当時の韓国は日本の大衆文化を正式に開放したり輸入したりしていなかったため、本物のJ-POPをで体感できる機会は一般大衆にはなかなか与えられなかった。
このような状況が長く続いたため、日本文化開放後も、韓国社会におけるJ-POPは、日本文化に特別な関心を持つ特定集団、すなわち「オタク」が楽しむ文化として捉えられてきた。
それは、当時の韓国の若い世代がJ-POPにハマるルートのほとんどが日本アニメの視聴から始まったためだった。
URLﾘﾝｸ(news.yahoo.co.jp)