07/07/03 16:47:08 5iStE5BE
>>118
ヤクザ映画考証
そういう一部の趣味趣向は今も有るが、当時の大多数ではなかった。
昭和40年代後半と言うと映画そのものとヤクザ映画は衰退期だ。
そんなに好きな人が多かったら、更に作り続けているはず。
そりゃそうだろう、おっしゃるとおりだが、それが当たり前で誰もかれも、ヤクザに
影響されて憧れていたらそれこそ怖いわ。
40年代は衰退期だと指摘しているが、確かに製作数、興行イベント、上映館の問題
などからヤクザものは現象したが、だが実は、根深いコアなファンを生み出す結果と
なったのは事実で、数は少ないが内容の濃い作品がリリースされていた。
その流れが元で、なめんなよ、ツッパリブーム、後にヤンキーブームが起こり、ビーバップハイスクール
など、普通のアイドルが出演するまで、アウトロー系の作品が世間に認知されたのも一例。
で、製作数の問題は、映画会社が独占企業化して「五社協定」なるもの結び、新たなエンターテイメント
を育てさせなかったのも原因のひとつである。新しい才能の芽を摘み、職業監督を増やし、
独自の企業として独立した興行をしなかったのが、要因に挙げられる。
それでも新しいレンタルビデオというものが出現するまで、彼らは、その映画たちを語り継ぎ、
崇拝していたんだと思う、思い出を語るがごとく。
そして、レンタルビデオ、Vシネマの登場で彼らの美意識が具現化され、復活したんだ。
さらに作り続けているはずってのは、当たってるよ。だって作っていたもん。
ただアンダーグランドというか一般世間には目に入らないが、それが好きな人には情報が入っていた。
だって、未だに、いっぱい作られているよ。
世界の映画事情でも、普通じゃないくらい、マフィアもの極道ものがね・・・。