自分の彼女が自分以外の人にさえたHな63発目at HNETA
自分の彼女が自分以外の人にさえたHな63発目 - 暇つぶし2ch71:えっちな18禁さん
13/05/08 20:34:33.00 OM64cL3Q0
>>70
タヒね

72:えっちな18禁さん
13/05/08 20:54:47.58 yMLLh1zD0
スレチだけど過疎ってるからいいじゃん
スレチだけど大目に見てって書いてるからいいじゃん

とか言うんですね

73:えっちな18禁さん
13/05/08 21:06:28.32 8aVgiuxl0
まだスレチでもないし、どこらへんで創作認定してんの?

74:えっちな18禁さん
13/05/08 23:59:51.95 ohhKgY6V0
>>74
>>70とか>>73は、スレの雰囲気を悪くして、書き手を追い出すためだけに根拠のない中傷レスを単発IDで繰り返すカスどもだから、まともに取り合うだけムダ。
そもそも、このスレがこんなに過疎ったのはこういう奴らをのさばらせておいたからだ、というのを忘れてはいけない。

75:ヒロシ
13/05/09 00:21:23.62 8261SX500
フォローしてくれなくても、俺は全然大丈夫ですよ。
寝取られ耐性もあるが、煽られ耐性もかなり高いから。

創作かどうかなんて他人が勝手に決めることじゃないし、
その真偽を知っているのは俺だけでいいじゃないか。
どこのスレに書くかどうかなんてのは、論外で、それこそ俺が自分で決めるわw

つーわけで、フォローしてくれている方、支援してくれている方、ありがとです。
ちょっと帰りが遅くなったので、今夜はこのレスのみで失礼をば ノシ

76:えっちな18禁さん
13/05/09 08:30:39.54 aORuQE8q0
人気も人望もない73

77:えっちな18禁さん
13/05/09 17:19:32.21 Apnp69db0
>>76
反応してる時点で耐性高くねーだろw④

78:えっちな18禁さん
13/05/09 21:26:02.63 5RO/VLZr0
俺の不倫相手の女の話。二年前に男友達と飲み過ぎてラブホへ。何もしないからと入ったのに一晩中やられたらしい。チンコは咥えたのか?と聞くと、歯を立てると危ないから舐めたそうだ。そりゃ同意だろう~と突っ込みたいが本人は犯されとおもってる。

79:えっちな18禁さん
13/05/09 22:31:45.81 E/+FE58y0
ピンクシャツ黄色カーディガン白パンツ若作り男

80:ヒロシ
13/05/10 05:31:12.15 DnVdmJkp0
マドカとは、仲が良いときは本当に仲が良かったんだ。
同じ市内に別々にアパートを借りてはいたものの、ウマくいっている時は同棲も同然だった。
ただ、合鍵を渡したり、お互いの部屋に私物や生活用具が置きっ放しになっているような状態にはしてなかった。
親しき仲にも礼儀ありってやつだ。それに車で5分も走れば行き来できる距離だったので特に不自由は感じてなかった。

月に2回くらいは休みを合わせて一緒に過ごす。
その日はその一緒に取った休みってやつで、前日の夜から一緒に過ごし、
特にどこかに出掛ける予定も組んでいなかったので1日中ゴロゴロしてた。
膝枕で耳掃除をしてもらうという、そんな至福の時を過ごしつつマドカに質問をする。

「お客さんに…耳掃除してあげたこと…ある?」
「え? それって、どっちのお客さんって意味?」
マドカは美容師で、今現在も「客商売」なのだ。
そう言われて考えてみれば、美容室や理容室って、店舗によっては耳掃除のサービスを実施してる場合もある。

81:ヒロシ
13/05/10 05:42:59.67 DnVdmJkp0
「デリのほうの…客…」
「うーん…」
彼女はデリ嬢時代のことを思い出すとき、遠い目をする。
俺はその表情がなぜか好きだったし、どんなことを思い出してるんだろうって想像すると、
胸が張り裂けそうなくらいにドキドキするものがあった。
マドカは、時々俺が我慢できなくなって聞いてしまうデリ嬢時代に関する質問に対して、
答えることを嫌がってはいなかった、と思う。むしろ積極的に答えることすらもあった。
そもそもイヤなことはイヤってハッキリ言える性格なので、本当にイヤなら質問は却下されてもおかしくない。

「したことないねぇ」
「あ、そうなんだ」
なんだか少し安心した。
エロサービスは勿論いやだけど、こんな風に恋人っぽく客と過ごしていたとすれば、それはそれで嫌なんだ。

82:ヒロシ
13/05/10 05:43:50.64 DnVdmJkp0
でも知りたくないようなことでも、俺は知っておきたいのだ。
そういう矛盾を、俺は心に抱えていた。あるいは、その矛盾に心を蝕まれつつあったのだろう。
そして、俺がそういう矛盾を心に抱えて色々葛藤していることをマドカはきっと見抜いていた。
だから俺が知りたいことに素直に答えてくれるのは、マドカなりの優しさであり、
ある意味、謝罪だったのかもしれないとも思う。

「時間は限られてるからね。そもそも綿棒とか、なかったし」
「そっかぁ」
「あ、綿棒はあったかも。ラブホの洗面所って、けっこうそういう備品揃ってるよね」
「あーそういえばあるねぇ」
マドカの口から「ラブホ」っていう単語が出てきて、ちょっとだけ胸が苦しくなる。
俺自身はこれまで一度も、マドカとラブホに行ったことがなかったから…。

83:ヒロシ
13/05/10 06:01:20.36 DnVdmJkp0
「一番長いコース頼むお客さんって、どのくらいだったの?」
「時間? んっとね、最高で12時間って人がいたwww」
「は?半日?」
「笑っちゃうよね。え?12時間ですか?本当ですか?って3回くらい聞き直したよw」
「ちょっと、それ料金いくら?」
「えー。あんま覚えてないな。ロングになるほど割引率高かったんだよなぁ確か…」

別に金額なんてどうでもよかった。12時間ものあいだ密室で客と2人きりかよ…って凹んでた。
「18万くらい? 20万までいかなかった気がするw」
金額なんてどうでもよかったはずの俺でもさすがに唖然とした。金って、あるところにはあるんだな…。

84:ヒロシ
13/05/10 06:10:27.94 DnVdmJkp0
「その12時間のうち、プレイ時間って…どのくらいなの…?」
恐ろしく不安な気持ち。でも聞かずにはいられない。すぐに違う言葉で聞き直した。
「つか…何回…イかせてあげ…た…の…?」
さすがにコレは聞いても良い話題なのかどうか、果たして聞くべき事だったのか、質問したあとになって少し後悔した。
語尾は消え入りそうになってたし、ちょっと泣き入ってたかもしれない。
「な・い・しょ・w」
俺の不安な気持ちと、だがしかし、それを上回ってしまう知りたいって気持ちを、
マドカは理解した上であえて茶化してくれたのだと俺は思う。
重苦しい質問に対して、重苦しい答え方になったら、お通夜みたいな2人になってしまう。
マドカが冗談っぽく茶化してくれたおかげで、適度に全身の力が抜けた気がする。

「イジワルすんなーw そんな言い方されたらますます俺が知りたがるってわかってるだろーw」
「うふふwww」
マドカは片方の耳掃除を終えて、今度は反対の耳ね、って感じで俺を誘導しながら微笑んでた。

85:ヒロシ
13/05/10 06:14:13.12 DnVdmJkp0
話している内容はエグいが、ポカポカ陽気の午後で、マッタリとした雰囲気もあった。
俺は体を反対向きに入れ替え、再び膝枕をしてもらう。チンコが勃ってた。
「教えてくれないの?」
「大人しくしてないと、綿棒、奥まで突っ込むぞ」
「怖い…」
俺は図体こそデカいけど、普段の生活においてはマドカに結構イジメられたり、イジられたり。
尻に敷かれてた方が気楽だったし、そのぶん思い切り甘えられるという利点もある。

「そういうのって、本気で知りたいの?それとも単なる興味本位?」
「え、うーんと。正直言うと、本当は知りたくないのかも」
耳掃除をするマドカの手が止まって、俺の話の続きを待っているような感じだった。
「でも知らないままでいるのも辛いんだよ、なんか仕事中もイライラしたり…」
「そっかぁ…ごめんね…」
謝られるのも本当は辛い。そしてマドカのほうが辛いってこともちゃんと理解はしてた。

86:ヒロシ
13/05/10 06:18:56.20 DnVdmJkp0
「でもね、私がヒロシの立場なら、やっぱり根掘り葉掘り聞いちゃうと思うなぁ」
「でしょでしょ?」
「でも、知りたいって思う理由が微妙に違うかも」
「え?どういうこと?」
「私なら、そんな女とこの先もずっと一緒に過ごしていけるのかどうか、その判断材料に使うかなぁ」

マドカのそのセリフは、どこか寂しげで、憂いを帯びていたように思う。
俺は何も言ってあげることが出来なくて、マドカが吹っ切れたように逆に明るい声で話し出す。
「私、聞かれて困るようなことないし、ヒロシが本当に聞きたいならなんでも話すよ?」

世の中には知らない方が幸せ、ってことがたくさんあると思う。
でも、マドカに関して、他の男が知っているのに、俺が知らないことがあるということ。
俺はただそれだけで不幸なんだ。そんなことを一生懸命伝えた気がする。
「わかった。じゃ正直に話すよ。耳掃除終わってからでいいよね」
彼女はそう言うと、再び綿棒を動かし始める。ちょっとイジワルな感じで痛かった(ノД`)

87:ヒロシ
13/05/10 06:37:24.36 DnVdmJkp0
「はーい、おしまーい」そう言ってマドカは、フーって俺の耳元に息を吹きかけた。
俺は時々彼女に子供みたいに扱われることがあって、でもそんな時のマドカはすごく優しい感じがした。
それは包容力っていうやつなのか、そんなところもデリ嬢として人気が出た理由の一つだったのかもしれない。
元々生まれながらに持っていた資質なのか、それとも色々と苦労を背負った結果身に付いたものなのか。
そのどちらなのかはわからなかったけれど、一緒に居るとすごく安らぎを与えてくれたのは間違いない。

飲み物とお菓子なんかを準備して、場合によっては険悪な雰囲気をもたらす
これからの話題に備えた。2人とも努めて明るく振舞っていたような気もする。

「ってゆうか、私のデリ時代の話を聞きたがるときのヒロシって、ちょっと興奮気味だよね?w」
「え?w あ、うんw バレてたかw ごめん…」

88:ヒロシ
13/05/10 06:38:58.38 DnVdmJkp0
「耳掃除してるときも、ちんちん勃ってたでしょw」
「・・・すいませんwww (まだ勃起中です)」
「ま、人それぞれ、色々な性癖があるからねぇ…」

色々な性癖、マドカのその言葉に俺は更にチンポを硬くしてしまった気がした。
確かに彼女は色々な男たちの色々な性癖を目にしてきたに違いない。
勿論、それは目で見る程度、だけのことじゃない。
その手で、その体で、性癖を受け止め、男達の性欲を解消する役割を担ってきたのだ。

勿論俺だって、大学時代を含め、こうやって再会した今でも、マドカをそういう目で見るときがある。
俺はマドカの彼氏だから特別な存在、なんてことはなく、俺もマドカに欲望をぶつけてきた男達の一人なのだ。

89:えっちな18禁さん
13/05/10 07:33:41.56 FH2hs0Hzi
来ないと思ってたらえらい時間にw

90:ヒロシ
13/05/10 10:21:41.81 DnVdmJkp0
「で、どうする?私が勝手に話す?それともヒロシが質問して私が答える?」
飲み物をちょっとだけ口にした彼女が本題に戻す。どうやら話題をうやむやにするつもりはないようだ。
「ちょっと待って。あのさ…本当は話したくないなら、別にいいんだよ言わなくても」
「ペラペラ話すようなことじゃないけど、だいじょうぶだよ」
マドカが無理してないか見極めようと、その本心がどこにあるのかを探ろうと、俺は集中する。
「それに、色々と知ってもらって、その上でヒロシにはもう一度選ぶ権利があると思うし…」

そういうことか。そうだ、彼女は「判断材料」だなんてそんな言葉をさっき口にしてた。
要するに、全部打ち明けた上で受け入れてもらえないようなら、この先はないって思ってる。
彼女がデリ時代の話を隠さずに話してくれるのは、そういうところに本心があるのだ。

「べ、別に俺、色々聞いても、それを判断材料にしようとかそういうつもりはな…」
「わかってる。でも、きっと、この先もずっとずぅううっと気になることだと思うんだよ」
マドカはわかってる。俺なんかよりも、その過去をずっと気にしてる。

91:ヒロシ
13/05/10 10:23:12.81 DnVdmJkp0
「ヒロシはもうギリギリなんだよ。私がデリしてたってことに関して。ギリギリのとこで精神の均衡を保ってる」
彼女は真っ直ぐに俺の目を見つめながら話を続ける。
「見ててわかるもん。ちょっと興奮しちゃうところなんか、もう末期だよねw 末期www」
ちょうどいいタイミングで茶化してくれる。これも彼女なりの気遣いなんだろう。
でもギリギリなのはきっとマドカも一緒だったと思う。

「じゃ、私が話すね。テキトーに。聞きたいことがあればその都度答えるから、質問して」
「う、うん。わかった…」

ああ、ついにこの時が来てしまった。
俺はネットカフェで、デリ嬢としてのマドカを検索して、ある程度把握したつもりではいた。
でも、直接本人の口からそれを語られるのは、重みが違いすぎる。

手のひらが汗で凄いことになってた。それ以上に、パンツの中で我慢汁がひどいことになっていた。

92:ヒロシ
13/05/10 10:24:17.64 DnVdmJkp0
「とは言っても、何から話せばいいんだかw」
困ったように笑う彼女は、とても綺麗な気がした。
大学生だった頃よりも体重はさらに落ち、美容師としての自覚がそうさせたのか、お洒落さんになった気がする。
大学時代はお互いジャージで過ごしてるような感じだったが、今では俺の服装のダサさを指摘してくる程だ。

「まず誤解を解いておこう。ヒロシは自分が風俗使ったことないから、わからないことのほうが多いよね」
それはある。俺は自分が客になったことがないからすべてが想像や妄想で、それがイライラする原因の一つだ。

「例えばさ、3時間コースを選んだお客さんがいるとします」「はい」
「その3時間、ずっとエッチなことをしっぱなしなんだろうって不安に思ってるよね?」「(´;ω;`)ウン」
「ハッキリ言ってそれは誤解なんだぞ?」
彼女は俺をなぐさめるように優しい言い方をしてくれた。
「え? ほんとに? 違うんですか?」

まるで先生と出来の悪い生徒みたいで、これはこれで萌えてきた。

93:ヒロシ
13/05/10 10:26:37.43 DnVdmJkp0
「あくまでも私個人の経験上の話ね。他の女の子はどうなのか知らないし」「うん」
「それにこれは、デリ、の話で、お客さんがお店に通うタイプの店舗型ヘルスだと違うかもしれない」「はぁ」
なんか風俗に詳しい彼女ってのも、趣があって宜しいかと…_| ̄|○

「だいたい2時間以上のコースから、ロングコースって呼んでたんだけど」「うん」
「ロングを頼むお客さんって、お金にも、心にも、余裕があるんだよ」「へー」
「だから、ガツガツしてないの。遊び方がスマートな感じ」「よくわからん」
「簡単に言うと、プレイ以外の時間が長い。喋ったりしてる時間が長いってこと」「むむ」
「場合によっては、カラオケしたり、ルームサービスで食事したり、お酒飲んだり」「そうなんだ」
「旅行に行ってお土産持ってきてくれたり、その旅行の話ばかりで終わったりする人もいた」「なんか安心したw」

デリヘルって、楽しみ方はそれぞれなんだな。店に行くんじゃなくて、ホテルに呼ぶってのは、自由度が高いってことか。

94:ヒロシ
13/05/10 10:28:52.11 DnVdmJkp0
「安心させておいて、突き落とすけど、例外なお客さんも勿論いるからね」「あい…」
「ロング頼めばプレイ時間も長いんだろ、色々エロエロだろ、的なお客さんのことね」「・゜・(ノД`)・゜・」
「さらにどん底に突き落とすけど、短いコースを頼むお客さんほど、エロい」「・・・。」
「短い時間内ギリギリまで粘るというか、最後にシャワー浴び終わったあとでもう1回って言われたり」「・・・。」

「何回でも求めていいの?」
「一応、店のプレイ内容の説明には、時間内発射無制限って書いてるから…」
「多い人で何回くらい?」
「50分コースで5回イった人がいたw」
「うわぁwww」

笑い事じゃないよね…。この時も2人で一緒に笑ったあと、( ゚д゚)ハッ!ってなった。

95:えっちな18禁さん
13/05/10 10:33:05.25 i8hAtpGs0
ヒロシです


ヒロシですヒロシです・・・

96:えっちな18禁さん
13/05/10 10:33:35.90 E9uW/R+60
ヒロ④

97:ヒロシ
13/05/10 10:53:08.16 DnVdmJkp0
「2~3時間のロングコースを頼む客層は、平均1.5回するって感じかな」「うん」
「のんびりしてたら2回するのは時間的に無理です、みたいな」「うんうん」
「でもどうしても2回したい!って場合は、延長してくれたりとか」

「あの…」「ん?」
「さっきから頻繁に出てくる、する、とか、したい、ってのは…その…本番のこと…?」
「ん?まぁいいから今は黙って私の話を聞いてなさい」「は、はい…」

なんだかマドカが饒舌になってきて、俺は借りてきた猫みたいにおとなしくなった。
ちょっぴり悔しい気がしたけど、マドカの話は風俗童貞の俺には新鮮で面白かったかもしれない。

98:ヒロシ
13/05/10 10:53:59.74 DnVdmJkp0
ヒロシです。普通の支援がいいとです。ヒロシです…。ヒロシです…。

99:ヒロシ
13/05/10 10:58:08.38 DnVdmJkp0
「ちなみに延長すると、料金は割高になる。そういう意味でもお金にも心にも余裕があるお客さんってこと」「なるほど」
「一応ここでも言っておくけど、例外もいるからね。都合の良いことばかり話すつもりはないし」「あい…」

「それってつまり、ロングコースでいっぱい発射して帰った客もいるってことね…」
「そう。でも、お客さんは勝手に自動でイったりしないからね?わかる?」「うん…」
「この際だからハッキリ言うけど、それは私が頑張ってイかせたってことだからね?」「・・・。」

都合の良いことばかり話すつもりはないってのは、楽な仕事じゃなかったって事。
勿論、楽なお客さんもいたけど、その逆のお客さんもいたんだよ、ってマドカは何回も強調してた。
彼女がそれを強調するのは、それが俺に一番苦しみを与えるってわかってるからこそ。
そういうことを聞いても、この先一緒にいられるのかどうか、きちんと選びなさいって、そういう意味だったんだろうな。

それと、そういう話で俺が興奮するのを知った上でイジメてた気もする。Sなマドカの遊び心だ。

100:えっちな18禁さん
13/05/10 11:04:44.72 hNr3EROQ0
しぇーん

101:ヒロシ
13/05/10 11:06:00.31 DnVdmJkp0
「それと、発射ゼロで帰っちゃうお客さんも意外に多い」「まじ?」
「酔っ払った勢いで呼んだものの、アルコールのせいでちんちんが勃たないってことがよくある」「へー」
「あとはやっぱり、一緒にいるだけでいいって感じで遊びに来るお客さん」「うんうん」
「前者は一応プレイを頑張るけど、後者はプレイすらしなくて済む」「後者イイねえ、俺にとってもマドカにとっても」
「でも裸にはなるよ。何もしなくていいって言うお客さんでも必ず一緒にお風呂入りたがる」「・・・。」

「俺も今日マドカと一緒にお風呂入りたい><」
なぜか急にそんなことを言いたくなる。
「いっつも一緒に入ってるじゃんかwww」

そう言って彼女は笑ったけど、俺の心は穏やかじゃなかった。
俺は後者( ・∀・) イイネ!なんて言いつつも、酔っ払って勃起しないっていう前者のほうこそ気になる存在だった。
マドカが言ってた「前者は一応プレイを頑張る」ってのは、勃たないチンポを勃たせるために頑張ったってことだ。

102:えっちな18禁さん
13/05/10 11:08:06.56 hNr3EROQ0
4円

103:ヒロシ
13/05/10 11:08:39.38 DnVdmJkp0
射精って、そのほとんどは勃起してから起きる現象なわけで。そして客のほとんどは射精することが目的なわけで。

勃起しなければ、おそらくほぼ、射精もしないのだろう。
マドカが言ってた発射ゼロで帰っちゃうお客さんってのは、そういうお客さんのはず。
これは一見、お金を払ったのにも関わらず射精しないまま帰ってしまった可哀想な客にも思える。

でも俺の立場から言わせてもらえばそれは違う。逆に羨ましくて、憎たらしい客だ。
マドカは、根は真面目だし、責任感も強い。
お金のために割り切って働いてたと言ってはいたが、金に執着するぶん、金を払ってまで自分に
会いに来てくれたお客様を大切にしないわけがなかったと思うんだ。
だから彼女はなんとかして勃起させよう射精させようって、一生懸命プレイしたと思う。

そう考えると、マドカはずっとチンポを素直にしゃぶってたような気がして苦しくてたまんなかった。

興奮したけど。

104:えっちな18禁さん
13/05/10 11:09:06.66 oRb5yQ8Y0
①①①①

105:ヒロシ
13/05/10 11:10:35.17 DnVdmJkp0
「ちなみのちなみに」
俺ではない男のチンポをマドカがフェラしているシーンを妄想してた俺は、現実に引き戻された。
「聞いてる?私の話」
「き、き、聞いてたよ」
マドカのそのクチビルが気になる。普段、何気なくキスしたりしてたそのクチビルが。

「ちなみのちなみにね、プレイしなくていいよーって言ってくれるそういうタイプのお客さんなんだけどさ」
なんだろう、ちょっとマドカが嬉しそうに話してる。
「私の場合、常連さんの中でもそういうお客さんが占める割合がすごく多かったと思うの」「へー」
「べつにヒロシを安心させるために言ってるわけじゃないよ?」「うん」

確かにそうだろうと思う。
都合の良い話ばかりを話すつもりはないって断言したマドカが、俺を安心させようって理由で
「自分は癒し系だったから濃厚なプレイはあまりしませんでした」とか過去を捏造するわけもない。
まして自分自身の保身をはかりたいがためにそんな嘘をつくにしても、もう遅すぎる気もする。

106:えっちな18禁さん
13/05/10 11:16:32.23 hNr3EROQ0
紫煙

107:えっちな18禁さん
13/05/10 11:26:46.29 FH2hs0Hzi
しぇん

108:ヒロシ
13/05/10 11:28:48.87 DnVdmJkp0
それに俺は掲示板で見たんだ。
マドカに対するコメントはそのほとんどが好意的なものか、または、予約が取れねー、という嘆き。
そして、確かに「マドカちゃんに癒されました」的なコメントも多かったけど、
プレイもしっかりしてるという意見が大多数を占めていた。

勿論、本番できたからそれが単純に満足、って意見もあっただろうけど。

ネットカフェでオナニーしたあと、その冷静になった頭で、デリ嬢としてのマドカを考えてみた。
その結果、彼女はお客さんの「心」も「身体」も癒すことができる稀有な存在だったのだと、俺は分析した。
この場合の「身体を癒す」ってのは、当然ながらエロ行為の意味だ。

掲示板を読んでて、俺が最も興奮させられたのは、
最初は「下手」だと低評価されてたマドカのフェラが、時間が経つにつれて
『フェラ絶品』『上のお口のほうが俺は好きだw』などと高評価する書き込みが増えていった点だった…。
『くちまんこさいこー』だなんていう下品な書き込みですら、マドカに対する賛辞の言葉だって
ことが信じられなくて、俺は興奮と悔しさの狭間で悶えた。

109:ヒロシ
13/05/10 11:33:18.49 DnVdmJkp0
マドカと再会後、初めてセックスしたあの時、
「フェラとか上手くなってたらごめんなwww」って彼女は冗談っぽく笑った。
実際上手だったけど、それが本当に意味するところはネットカフェで風俗掲示板を見て初めて知った。

マドカにフェラしてもらった連中が騒いでいて、オマエら一体なんなんだよ、ってとりあえず思った。
俺だけが知っていればいいはずの事実を、そいつら全員が知ってて、しかも直接味わったことがあるんだ。
その時の俺のショックと興奮は、ちょっとなんて書いたらいいのかわからない。
でもチンポはガチガチで、さっき1度オナニーを終えたはずなのに、すぐにガチガチだったし。

マドカはデリ嬢としてお客さんから求められるプレイは平均点以上の出来だったようだ。
いや、掲示板の評価を真に受ければ、かなりの高水準なプレーで客を満足させていたようにも思える。
とにかく、男達の心も癒し、その身体をも悦ばせる行為をきっちりこなしていたのは事実だろう。

それでもプレーしなくていいよっていうお客さんが多かったと、マドカが言うのが不思議だった。

110:ヒロシ
13/05/10 11:36:22.02 DnVdmJkp0
「ま、他の女の子たちがどういうお客さんを抱えてたかは知りようもないんだけど…」「うん」
「でも、私のお客さんは絶対にまともなお客さんが多かった自信がある!」「なんだそれ」

「ってか、他の女の子と顔を合わせる機会とかなかったの?」
「あったよ、女の子の待機所っていうのがあったし」
「そういう場で、あの客はこうだったああだった、とかそんな話にならないの?」
「うーん…他の女の子達はそういう話をしてたんだとは思う」
「マドカは?しなかったの?」
「私…ほとんど予約で埋まってたから、待機所に戻る暇なかった。なんかごめんなさい」
「え?ああ、うん。人気だったんだね…。」
「そうだったのかも…」

デリ嬢だった過去を告白した当初は、自分はあんまり人気なかったよって謙遜してたはず。
でもこの時は、自分が人気デリ嬢だったということをマドカは否定はしなかった。

111:ヒロシ
13/05/10 11:38:56.12 DnVdmJkp0
「癒し系が売りだったてこと?」
ただそれだけじゃなかったってことは確信しつつも、あえて聞いてみた。
「それは絶対に違う、私はそんなんじゃなかった」
いやそこはあまり強く否定しないで…、私はエロが売りでしたって言われてるみたいで俺が悲しい…。

「私に言わせれば、自分で癒し系ですなんて言うデリ嬢は、仕事サボりたいんだってば」「ほぉ」

『一緒にいるだけで癒されるぅ~、だから私のお客様はイかなくていいっていう人が多いんですぅ~』
マドカは自分で想像したムカつくデリ嬢の姿を、身振り手振りを交えて滑稽なモノマネとして披露してみせた。
おそらく同じ店で働いていた女の子にそんな奴がいて、そいつをモデルにアレンジを加えてデフォルメしたと推測。

「私はそんな事をお客さんの前で言ったりしたことは一度もない」「そっか」
「そりゃお客さんの方から、心が癒された、とかそう言ってくれることはあったよ」「うん」
「でもその言葉はさ、裏を返せば、体も満足させてくれって言ってるんだよ」「・・・。」

112:えっちな18禁さん
13/05/10 11:40:30.18 Fog+e5p60
紫煙

113:ヒロシ
13/05/10 12:31:33.69 DnVdmJkp0
「もしくは、プレイもちゃんとこなせれば満点だよ、だから現状、貴女は満点ではないですよってこと」「・・・。」
「ワザワザお金払ってまで呼ぶんだよ?どんなに体裁を整えてもスケベなんだよ」「・・・。」
「癒されるのも大事だろうけど、エッチなこといっぱいしたいに決まってるじゃん?」「・・・。」
「目的は絶対にそこ。ヤりたいに決まってる。男って最終的にはそういう生き物」「なんかごめんなさい」

俺が男を代表して謝っておいたわ。なぜか。なんでだおい。
「だからね、私はデリ始めたばかりの頃…」 「・・・。」
「男ってこういう生き物なんだ、って毎日のように自分に言い聞かせてた」 「…ごめん」
「1分が10分に感じたし、10分が1時間に感じた。辛かった」 「…ごめんなさい」

「ちょとw ヒロシに謝ってもらっても困るw」 「いやなんとなくw」
また謝っておいたわ。なんでだろ。よくわからんけど。

でもお互い緊張感もほぐれてきて、なんか重い話をしている感じはなくなってた。

114:えっちな18禁さん
13/05/10 12:32:32.52 e6L25NrX0
彼女じゃなくて嫁だが、市のヨガ教室に夫婦で参加してた。
マンツーマンで指導を受ける嫁を撮影してたら、男性インストラクターの手が嫁の胸元に。
多分、膨らみには触れてないだろうけど、なんとなく嫌だった。

URLリンク(i.imgur.com)

115:えっちな18禁さん
13/05/10 12:39:34.21 FH2hs0Hzi
紫煙

116:えっちな18禁さん
13/05/10 13:10:45.31 oRb5yQ8Y0
ヒロシ ①①①①

117:えっちな18禁さん
13/05/10 16:19:48.49 830K0rih0
支援

118:えっちな18禁さん
13/05/10 17:33:15.76 Jk0QhDqJ0
>>115
URLリンク(lh5.googleusercontent.com)
URLリンク(lh3.googleusercontent.com)
URLリンク(lh4.googleusercontent.com)
URLリンク(lh6.googleusercontent.com)

119:えっちな18禁さん
13/05/10 20:53:13.24 XT3dejuP0
支援

120:えっちな18禁さん
13/05/10 23:30:18.42 lAe1WoZR0
さえるまであと3年

121:えっちな18禁さん
13/05/11 13:02:25.26 Vf48GGfLi
ヒロシー

122:ヒロシ
13/05/11 14:53:53.95 AR6eP4Ek0
「んっとねぇ、私はね、ヒロシはエライと思うんだよなぁ」 「エロい?」
「どんな耳してんだよ。さっき掃除したばっかりなのに」 「え?なに?」
「え・ら・い! って言ったの!」 「ん?なんで?」
「だって風俗経験ないんでしょう、それだけでも褒める価値はある」 「えへへ」

「まぁそのぶんそこらへんの女の子にちょっかい出してきたんでしょうけどね」 「・・・。」
「そういうヒロシはハッキリ言って、私は嫌い」 「・・・。」

「ちょっと…なんか話が脇道に逸れてきたよ…。戻して戻してw」
まどかは俺をひと睨みしたあと、飲み物を口にして、また元の表情に戻った。

123:ヒロシ
13/05/11 14:55:52.02 AR6eP4Ek0
「でもね、そういう男の人たちがいなかったら、私はお金を稼げなかった」 「ですね」
「たぶん今こうしてココに存在してなかったかもだし、ヒロシとも再会してなかったかも」 「うん」

「あ、そういえば。私大学1年間休学してたんだよ」 「え?辞めたんじゃなかったの?」
「まぁ休学後に辞めちゃったけど」 「そういうことだったのか」
「単位は落としてたから確実に留年はするけど、また大学に戻れるといいなぁって思ってたからさ」

マドカがそんなことをつぶやくと、急に場の雰囲気が暗くなった。
自分の彼女が過去にデリ嬢をやってたって話の方が、よっぽど辛いはずの話なのに。
そう感じたのは俺だけじゃなかったらしく、マドカが強引に話題を元に戻した。

「やめよやめよ、こんな話題。デリの話の方がまだ明るく話せる気がしてきたwww」

124:ヒロシ
13/05/11 14:59:19.09 AR6eP4Ek0
「で、質問はなんだっけ?」 「あ、えーと…」
聞きたいことは多いけど、聞く順番を間違えると大変なことになりそう。
なるべく小さいダメージで済みそうなものから消化していくべきか。
それとも最初にデカいダメージ喰らって、細かいことなど気にならない境地に達するべきか。

それにマドカは、たぶん、俺がここまで質問した内容をちゃんと覚えてる。
その質問に答えるということが俺にダメージを与えることをわかった上で、
もう一度俺に心の準備をさせようと、質問はなんなのか?と忘れたフリして問いかけているような気がした。

「んっとね、12時間コースの人は何回だったのか、って質問と」
「うん」
「その、何回した、とか、したい、とか。その中身が…本番…だったのか…って質問…」

だめだ。俺はどうしても「本番」って言葉を口にするとき動揺が隠せない。
普段使い慣れていない単語ってこともあるけど、その言葉の意味するところが嫌すぎる。

125:ヒロシ
13/05/11 15:00:16.08 AR6eP4Ek0
俺の心の揺らぎをいち早く察知したかのように、マドカが言葉をかぶせてくる。
「あのね、いつでも誰とでも、本番してたわけじゃないからね」「うん…」
「ま、回数の問題じゃなくて、していたという事、それ自体が問題なんだろうけど」「はい」
「それに、本番だけじゃなく、他の行為だってヒロシに聞かせるような話ではないはずだもんね」

マドカは淡々と語る。けっこうドライだ。
俺が本当に聞きたがるならば、それに答える覚悟はすでに出来ている。

「本当に聞きたい?ヒロシ大丈夫?」
「大丈夫じゃない気がするけど、なぜか勃起してる…」
「なんなんだろね、それw」
「わからんw」
「今…エッチしちゃう?」
「え?」

126:ヒロシ
13/05/11 15:01:44.50 AR6eP4Ek0
マドカの方からそんな風に誘ってくるのは、ハッキリ言って珍しかった。
いや、もしかすると初めてだったかもしれない。それなのにこのタイミングでなぜ?

「色々聞いちゃったら、ヒロシはもう私となんかするの嫌になるかも…」

ああ、マドカは俺よりもずっと先のことまで考えているんだな、って思った。
過去のことを寝掘り葉掘り聞いてみたいような聞かないほうがいいような、なんて迷ってる俺。
過去に関してちゃんと答える覚悟があって、問題はそのあとだって見定めているマドカ。
なんだか俺だけ前に進めなくなってしまうような気がして、慌ててマドカを追いかける。

「いや、全部聞く。全部聞いた上でエッチする」

それ聞いてマドカは苦笑いしてたけど、俺は大真面目だった。ようやく覚悟ができた。

127:ヒロシ
13/05/11 15:36:08.61 AR6eP4Ek0
マドカはクローゼットを開けて、奥の方に体を突っ込んでた。
荷物を出したり、出てきた荷物をまた元に戻したり、しばらくそんなことをやってた。
そして、ノートを5,6冊持って戻ってきた。

テーブルの上に重ねられたそれらは、一般的な大学ノートってやつより、一回り小さかった。
B5サイズってやつかもしれない。表紙にタイトルがあるわけでもなく、質素な感じだ。

「なにそれ?」
「はぁ…。 緊張してきた…」
ここまで俺なんかよりもずっと平静を保ってきていたマドカの、大きなため息とその言葉。
「自分で見返すとも思ってなかったし、まさか他人に見せる時が来るとは思いもしなかったなぁ」
「そのノート何?」
「このノートでお客さんの管理をしてた…」

128:ヒロシ
13/05/11 15:37:02.62 AR6eP4Ek0
思わず手を伸ばした俺の手をマドカが払い除け、「キャー」って悲鳴を上げた。
「まだだめ、まだだめ、心の準備が出来てないっ。待って待って」
マドカもそれほど屈強なハートの持ち主ではなかった。だがそれでいい。
本来は見られたくないものであるならば、淡々と見せられるよりも、2人でドキドキを共有したかった。

「ちょっと待ってね」
マドカは大袈裟なくらいに深呼吸を繰り返し、数秒目を閉じて、その目が再び開いた時には凛としてた。

「これね、本当に色々書いてあるの」「うん」
「本当は、パソコンで顧客管理ソフトとか使おうかとも思ってたんだけど」「うん」
「全て終わった時に、思いっきり盛大に燃やしてやろうとか思って手書きにしたw」「うんw」

「じゃ、今日燃やそうか、一緒に」
「え…。う、うん」
マドカが嬉しそうに微笑んで、同意する。
「全部読み尽くしてからね」って付け足したらスゲー嫌そうな顔してたけど。

129:えっちな18禁さん
13/05/11 15:39:04.96 IJaFHqXr0
¥4

130:えっちな18禁さん
13/05/11 15:50:22.71 TqbpIVh60
すんごい④

131:えっちな18禁さん
13/05/11 16:17:25.05 10F/cAzl0


132:ヒロシ
13/05/11 16:50:17.47 AR6eP4Ek0
長丁場で(´・ω・)スマソ 書きたいこと多すぎる

「ちょっと心の準備しながら、もう少し話してもよい?」「うん」
俺はノートの中身が気になって気になって、もう勃起しまくりだったけど、
このノートの存在が明るみになってしまった以上、マドカももう後には退けないだろう。
彼女のデリ嬢時代の全てが白日の下にさらされるのはもう時間の問題。

「さっきのさ、ヒロシの質問に答える形になるけど、12時間で何回?ってやつ」「うん」
「その人はさ、心にもお金にも余裕があるお客さんの典型で」「ほぉ」
「12時間のうち、8時間くらい寝てた。ま、一緒に添い寝って感じだけど」「まじ?」
「残り4時間でしょ?12時間もいればゴハンも食べるじゃん?」「まぁね」
「それでだいたい1時間。んでカラオケ2時間くらい。そしたらもう残り1時間だよね」「だね」
「その1時間は、最初と最後に、お風呂30分ずつ。以上が12時間の中身」「・・・。」
「え?プレイは?」「してない」「発射ゼロ?」「ゼロ…」
「ってゆうか、12時間はさすがにその時だけだったけど、いつでも何もしないんだ、その人」

133:えっちな18禁さん
13/05/11 16:52:02.24 ZEZabsEW0
紫煙

134:ヒロシ
13/05/11 16:53:17.63 AR6eP4Ek0
「しかもさ、お風呂で体洗ってあげるじゃん?」「洗ってあげないといけないのか?」
「ま、一応仕事だし、洗わないままでプレイとか無理だし」「そだね」
「その人さ、普通にお風呂入るみたいに自分で体洗って、自分でシャンプーしてさ、私の仕事がない」

20万近く払って、それだけ? しかもマドカの体に触れもしないらしかった。
常連さんだったらしいが、ある意味本当の変態なのか…。金持ちの考えることはよくわからん。

「嘘っぽいけど、本当の話」
マドカはそう言って、12時間で何回したの?っていう俺の質問に対する答えを結んだ。

「信じられない?嘘ついてると思う?」「うーん…」
「ってことで、このノートが役に立つわけだよ」「あ…」
「探そうと思えば、このノートにその12時間のことが書いてある」「なるほど」

135:えっちな18禁さん
13/05/11 16:54:25.23 ZEZabsEW0
4円

136:ヒロシ
13/05/11 17:12:23.28 AR6eP4Ek0
「それともうひとつの質問のほうだけど、1回するとか2回したいとか、それが本番だったかとか」

やっぱりマドカは俺の質問内容を事細かく覚えてた。
あの時点で、このノートを俺に見せるっていう前提が、すでにマドカの心の中にあったんだとここで気付く。

「私もそれがどういうプレイだったかなんて覚えてるわけないw」「そかw」
「ってことで、それもこのノートに書いてある」「え? 回数とか? 何でイカせたかとか?」
「うん…」「マジかー。なにそれー。すげぇ。うぉおおおお!」

マドカはそこですごく不安そうな表情をしてたけど、俺はなんだか浮かれていた。
彼女がデリヘルをやっていたというショックより、その全てを知ることが出来るという期待が上回った。

「なに嬉しそうにしてるの…」「いや、全然うれしく、なんか、ない」
「あのさ、最初に言っておくけど、すごく生々しいよ?マジで」「生々しいのか…(;゚д゚)ゴクリ…」
「エッチな意味ばかりじゃなくて!金額とか、そういうのもリアルに書いてある!の!」

137:ヒロシ
13/05/11 17:58:51.15 AR6eP4Ek0
マドカが少しだけ、声を荒げた。そして俺も正気に戻る。
マドカの言う金額ってのは、コース料金ではなく、別料金のことだろう。
本番するのに、別料金をもらってたって言ってた。
それはネットの掲示板でも、実際に払った奴らが書いていた。
それがいくらなのかは暗黙の了解なのか誰も言及してなかったけど。

ちょっとだけ反省した、興奮のあまり自分を見失うところだった。
「マドカ、これ見るか見ないかは、やっぱりマドカに任せるよ、俺」
「え、なんで? いや、そういうことなら2人で決めようよ。2人で!」
「俺は見たいw」
「即答かよw」

「でも、俺、思った。そんなにリアルに細かく生々しく書いてあるならば」「うん」
「俺の受けるショックも相当デカいと思う」「・・・。」
「でも、それを見て、見られて、嫌なことや辛いことをマドカも思い出すと思うんだ」「だろうね」

138:ヒロシ
13/05/11 18:00:51.33 AR6eP4Ek0
ってことで、あまりシーンと真剣に見るのはやめて、ワイワイ騒ぐ感じで見ようと、2人で決めた。
(そのノートを触るのはマドカ本人だけ。俺は一切勝手に触らない。ページをめくるのもマドカのみ。)
そんなルールを予め決めて、どっちかが精神的に耐えられなくなったら、もう全部燃やそうとも決めた。

けっこう2人とも、限界ギリギリなとこまで来てたと思う。あらゆる意味で。

マドカが1冊目のノートを手に取る。
よくよく見れば、表紙に『①』ってだけ小さく書いてあった。
マドカが1ページ目を開くと、ドデカい文字で『目標金額○円!』って書いてあった。
ああ、リアルな金額って稼がなければいけない目標金額とか、そういうことかって一瞬思った。

「金額ってこれのこと?」
「あはw 違うけど。ある意味これが一番見られたくなかったかもw ページ開くまで忘れてたw」

139:ヒロシ
13/05/11 18:37:00.22 AR6eP4Ek0
それは思っていたほど大きな金額ではないようにも思えた。
まぁ何のためにお金が必要だったのかとか、それまで聞いたこともなかったし、聞けなかった。

「意外と目標金額が少ない… ちょっと安心した気もする…」
「そう? 世間知らずの大学生だった私には気が遠くなる金額だったけどな」

確かに、社会人となった今と、大学生だった頃では、その金額に対する価値観は変わるかもしれない。

「それにローンを組むって話じゃないし、時間は限られていたからさー」「そっか」
あまり深入りすべきところじゃない。もう終わったことなのだから。今はとりあえず次ページが見たい。

「ぶはっw」まどかがいきなり吹いた。
「これ見て、私いきなり弱音吐いてるんだけど」

140:えっちな18禁さん
13/05/11 18:44:31.04 ZEZabsEW0
4円

141:ヒロシ
13/05/11 18:49:01.27 AR6eP4Ek0
マドカが指差したのは、1ページ目の下の方にあった数行。
ドデカく書かれていた目標金額とは対照的な小さく薄い文字が並んでた。

『面接および初仕事完了…いきなり今日からだなんて思ってなかった…』
『恥ずかしかった…ちょっと続けられそうにない…自信がない…』
『とりあえず優しいお客さんで助かった…』

なんかリアルだった。
マドカが言ってたプレイ内容とかが皆無で、それが逆にリアルすぎた。

「入店初日の私は、こんな感じでしたw」

マドカは笑ってたけど、俺には急にプレッシャーが襲ってきた。

「次、いくよ? だいじょうぶ?」 「うん…」

142:ヒロシ
13/05/11 19:12:25.05 AR6eP4Ek0
最初の方は俺にとっては特に問題はなかったように思う。
もちろんマドカは恥ずかしがってたけど、それがやけに可愛くも思えた。

まだまだ顧客管理ノートと呼べるほどの体を成してはいなくて、書式もバラバラ。
日付、時刻、お客さんの見た目の特徴、選んだコース。
それらに付け足されるように、マドカが一言添える感じだった。

『忙しかった、ゴハン食べる暇がなかった』『ある意味これはダイエット』
『コスプレ無理』『寝そうだった』『何度もシャワー浴びすぎて乾燥肌』

言ってみればそれは、日記みたいなもので、そこにはまだ俺の知りたいマドカの姿は無かった。
そりゃコスプレはその体格じゃ無理だろ、ってちょっと笑い合ったりもしてた。

143:ヒロシ
13/05/11 19:14:35.30 AR6eP4Ek0
日付、時刻、客の特徴、選んだコースだけだった管理項目が、いくつか増えだした。
ホテル名、部屋番号、客の車のナンバー。
「携帯カメラ使ったり、覚えられることは全部覚えて帰ってきてたよ?」
そのへんの情報は店が管理するべきことのような気もしたが、自分で覚えて記録してる
あたりが根が真面目なマドカっぽいなって思った。

そして、少しずつ生々しいコメントが載るようになる。
『アゴが痛い』『手で喜ぶお客さんが意外に多い』
『おっぱいが役に立った』『初めて素股で喜んでもらえた』
『フェラはやっぱり苦手だ』『上に乗る素股、重くないのか不安』
『おっぱいで喜ぶお客さんが増えてきた、微妙』

「喜ぶ、って表現…、もしかしてイかせたってこと?」
「バレたか…(・ω<)テヘペロ  ごめんなさい…」「いや、まぁ、うん」
「おっぱいで喜ぶって…もしかして…」「パイズリ」

144:えっちな18禁さん
13/05/11 19:15:33.20 AR6eP4Ek0
俺パイズリなんかしてもらったことないのに!って言おうと思ったけどやめた。虚しすぎる。

次から次へとページはめくられていく。
「このあたりで体験入店が終わったと思う。たぶん2週間くらいかな、実質の出勤日数は10日くらい?」
マドカがそう言った頃には、ノートは罫線が引かれて、管理項目が出揃った感じだった。
プレイ内容に関しての記述も増えたが、その日稼いだ金額に関して触れていることも多かった。

『いっぱい稼いだ』『今までで一番忙しかったし疲れたけど、お金すごいもらえた』
『明日銀行行こう』『やったー○円貯まったぞー』『残り目標金額○円、気が遠くなる』

1日あたりのお客さんの数がいきなり増えて、マドカが弱音を吐くコメントが目立ち出す。
それが店のホームページに写真が掲載されたことによる効果なのだとすぐに察したけどマドカには言わなかった。
良くも悪くも写真掲載は絶大な影響があったようだ。マドカのコメントが物語る。

『今日は最悪だった、明日も予約でいっぱいだけど、ドタキャンすると決めた』

145:ヒロシ
13/05/11 19:16:22.26 AR6eP4Ek0
俺パイズリなんかしてもらったことないのに!って言おうと思ったけどやめた。虚しすぎる。

次から次へとページはめくられていく。
「このあたりで体験入店が終わったと思う。たぶん2週間くらいかな、実質の出勤日数は10日くらい?」
マドカがそう言った頃には、ノートは罫線が引かれて、管理項目が出揃った感じだった。
プレイ内容に関しての記述も増えたが、その日稼いだ金額に関して触れていることも多かった。

『いっぱい稼いだ』『今までで一番忙しかったし疲れたけど、お金すごいもらえた』
『明日銀行行こう』『やったー○円貯まったぞー』『残り目標金額○円、気が遠くなる』

1日あたりのお客さんの数がいきなり増えて、マドカが弱音を吐くコメントが目立ち出す。
それが店のホームページに写真が掲載されたことによる効果なのだとすぐに察したけどマドカには言わなかった。
良くも悪くも写真掲載は絶大な影響があったようだ。マドカのコメントが物語る。

『今日は最悪だった、明日も予約でいっぱいだけど、ドタキャンすると決めた』

146:えっちな18禁さん
13/05/11 19:17:44.25 LDztgjaq0
シェーン

147:ヒロシ
13/05/11 19:18:37.56 AR6eP4Ek0
このあたりで、ノート1冊分がほとんど終わりに近づいてた。
そして、マドカが書くプレイ内容のメモに、変化が現れ始める。
それまでは自分の言葉で『時間ギリギリ、素股で喜んでもらえてよかった』などと文章で書いていた。
『喜んでもらえた』なんて遠まわしに書いてあったものが、『素股1』とか『フェラ1』なんて書くように。
それはやがて、『ス1』とか『フェ2』だとか『パ1』だなんて、簡略化されるようになった。
未完成の『正』の文字を使って数えていたこともあったが、数日間でまた『フェ2』とかに戻った。

「ス、と、フェ、はわかるけど、パ、って何?」「パイズリ」

俺は1冊目のノートを読み終えて、マドカがそれを閉じた時に言ってやったよ。

「今日パイズリしてください…」「はい…」

ちょっと俺は怒ってて、マドカはちょっと萎縮してた。
これじゃこの先が思いやられる、って感じは2人とも気付いていて、先にマドカが口を開いた。

148:えっちな18禁さん
13/05/11 19:19:32.32 LDztgjaq0
四円

149:えっちな18禁さん
13/05/11 19:37:34.28 ZEZabsEW0
紫煙

150:えっちな18禁さん
13/05/11 22:20:05.90 geGtWt510
④来い!

151:うふ~ん
うふ~ん DELETED
うふ~ん

152:えっちな18禁さん
13/05/11 23:50:58.62 qoq2re+Z0
■□□□□□■■■□□□□□■■■■■□■■□■■□■■■□■
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153:えっちな18禁さん
13/05/12 00:34:03.72 Ms9/CCdT0
安倍首相、プーチン大統領比較
URLリンク(blogimg.goo.ne.jp)

154:ヒロシ
13/05/12 02:13:00.47 Q9KBD7kY0
「怒ってる…よね?」「怒ってない」
「嘘だー」「怒ったってしかたがない。もう終わってしまったことで、過去は変えられない」
マドカがガックリと肩を落とした。女性にしては大きなその体が、本当に小さくなってた。

「1冊目でこうなるなら、2冊目以降はもう見ないほうがいいと思う…」
気まずいなんてもんじゃなかった。
ポカポカ陽気のなかでマッタリとした空気が漂っていたその部屋は、暗雲が立ち込め始めてた。

「なんで?」
「わかってるくせに…」
もちろん判ってた。1冊目のノートにはまだ書かれていないことがある。
マドカがいつからソレを始めるのかは知らないが、俺がソレを目にするのはそう遠くはなさそうだ。
2冊目以降は見ないほうがいい、ってマドカの言葉からもなんとなく察しがつく。

155:ヒロシ
13/05/12 02:14:41.81 Q9KBD7kY0
マドカの様子を伺いつつ、ソレにはまだ、今は触れないでおこうと思う。
もう一つ気になっていたことがあったので、そっちのほうから問い質してみる。

「あのさ、ちょっと気になったんだけど」「はい…」
「1冊目って、体験入店も含めて、たぶん2ヶ月くらいの中身だよね?」「うん…」
俺は最初のページと、最後のページの日付を何気なく目にしてて、それを覚えていたんだ。

「2年くらいデリやってたって最初に聞いたんだけど、単純計算で、ノート12冊ないとおかしくないか?」
マドカはスゲー驚いた顔してて、俺はこれは地雷を踏んでしまったと思った。

その時俺は、マドカが予めノートの中身を見返して自分に都合の悪いものが書いてある
ノートは既に処分した上で、目の前にある数冊を残したのではないかと、そう勘繰った。
でも、もしその予想が的中していたとしたら、マドカから次のような反応は返ってこないはずだった。

156:ヒロシ
13/05/12 02:16:32.74 Q9KBD7kY0
「ヒロシ…頭良いね、鋭いっ!!!」
マドカはビシッと俺を指差して、カッコよくポーズを決めてた。俺はポカーンとしてたけど。
「あ、ごめん。空気読めって感じだよね…」「いや、だいじょぶw」

正直助かった。重苦しかった雰囲気を一瞬だけ能天気になったマドカが打ち払ってくれた。
「どういうこと?説明求む」「わかった」

マドカは1冊目のノートを再びめくり始めて、その手は中盤あたりで止まった。
そこは、罫線が引かれ始め顧客管理ノートとしての体裁を整え始めたあたりのページ。

「こことか」「これとか」「こういうのとか」
マドカはページをめくりながら、『お客様の特徴』って書いてる欄を時々俺に指し示す。

157:ヒロシ
13/05/12 02:18:49.48 Q9KBD7kY0
そこには『話しかけても無言 ×』『クサい…ワキガ? ×』『痛い ×』などと書いてあった。
時にはいきなり『×』のみ書いてあったり、デカい字で『ヘタクソっ!!! ×』とか辛辣だった。

「ヘタクソってw」「笑いごとじゃないよ、それは私が痛かったって意味だぞ」
「あ、ごめん、ごめんな」「うん。それに本当に我慢できないときは、痛いです、ってちゃんと言うし」
やっぱり楽な仕事ではない。俺は理解不足であった自分を戒めた。

「ヒロシはさ、たぶんこういうとこばかり見てたでしょ」
マドカがそう言って指差したところには『フェ1』って記入してあった。
「特に回数とか、そんなとこばっか見ちゃってさ。バーカ」

図星である。
マドカがどうやってイカせたのか、何回イカせたのか、それは何分コースだったのか。
俺はそういうところを主に見ていた。悶々としながら。

158:ヒロシ
13/05/12 02:22:03.06 Q9KBD7kY0
「そのうち『NG』ってのが出てくると思うんだけど」「うん」
マドカが最後の方までページをめくって、ようやくその単語が記入してあるページがあった。

『とにかく無理 NG』

「生理的に受け付けないって意味かなコレ?」「俺に聞かれてもwww」
「あはwww まぁ何かしらの理由で次回からNGに登録してもらってたんだよ」「登録?」
「受付する店の電話番号あるでしょ?まぁほとんど店が携帯で受けるんだけど」「うん」
「一度利用したお客さんの番号は全部登録されるの」「ふーん」
「で、私がNGでお願いしたお客さんは、電話帳の登録名を『○○さん(マドカNG)』にしておく」
「ソイツから電話が来て、またマドカを指名するような場合は予約で一杯ですってなるわけだ」
「そうそう。または、本日急遽お休みです、とか。理由はどうあれ、とにかく私は行かなくて済む」
「お客さんによっては複数の女の子がNGにしてたり、店自体がNGにして、着信拒否したりするわけ」

なるほど理解。

159:ヒロシ
13/05/12 02:23:15.73 Q9KBD7kY0
「ああ、ここにもあるね」
最後のページにもその単語はあった。『ヘタクソ、痛い NG』
痛いっていう文字は、なんだかすごく俺も心が痛かった。
でもそれと同時に、ちょっと別な疑問を俺に投げかけてくる。

「あの…もしかして、ヘタクソじゃないお客さん…ってのもメモってたりする?」
遠まわしな表現をしたつもりだったけど、すぐにピンとくるものがあったらしい。
マドカは俺のほうは一切見ることなく、ノートに目を落としたまま静かにこう言った。

「それは、2冊目のノートを見る覚悟があるなら、そのときにちゃんと正直に教える」

俺達はフリダシに戻ってきた。
もちろん「見る」と答えたし、ノートを全部見ないまま燃やして処分してしまう
などという選択肢は、俺には最初からなかった。

160:ヒロシ
13/05/12 02:24:52.28 Q9KBD7kY0
「じゃ、2人で一緒に見ようね」
別に喧嘩したつもりはなかったけど、マドカのその言葉に、仲直りしたかのような安堵を覚えた。
その安堵は決して長続きしなかったけども。

「ちょっと飲み物持ってくる」
いつの間にか2人ともコップが空っぽになってた。
きっと緊張のために、喉が乾いてしかたなかったのかもしれない。
「1冊目のノートなら、もう俺が勝手に見てもいい?」
冷蔵庫に向かってたマドカが振り返って、一瞬の間を置いてから、「いいよ」と答えた。

パラパラとページをめくりながら特定の項目をチェックする。
すると、60分コースの客と、90分コースの客が、ほぼ1回しかイってない。
120分以上のコースになるとさすがに2回って客がいたけど、それでも平均1.5回にも届いてない気がした。

161:ヒロシ
13/05/12 02:26:27.73 Q9KBD7kY0
マドカが言っていた通り、発射ゼロのお客さんも確かにチラホラいた。
どうやら、まだ1冊目のノートの時点では、掲示板で絶賛されるほどの
高水準な仕事は出来ていなかったらしい。
それは俺をすごーく安心させたけど、マドカのコメントが
『もうちょっと頑張れた気がする』『なんか申し訳なかった』
とか書いてある日もあって、それが俺をムシャクシャさせた。

マドカの話だと、短いコースを選ぶ客の方がエロく、ロングのお客さんは逆に回数が少ない
ようなニュアンスのことを言っていた。俺はこのあたりも2冊目以降は注目しようと虎視眈々だった。

お茶のペットボトルを片手に戻ってきたマドカが「ちんちんは?」って聞いてくる。
「ギンギン」って俺は答えて、マドカが割と真面目な表情で、
「2冊目のノートでちんちん縮んじゃったらどうしよう…そんなのやだなぁ…」って不安そうに笑った。

162:ヒロシ
13/05/12 02:28:35.73 Q9KBD7kY0
「パイズリしてもらうから大丈夫」「ずいぶんそれにこだわるねw」
「あたりめーだよ、オマエなぁ…」「ごめんなさい、ごめんなさい」
マドカが本当に怯えるようにして謝ってたので、俺はグッとこらえた。

「あ、忘れてた。ノートが少ないんじゃないかっていう、その理由」「あ、そうだ」
「でも、薄々気付いてはいるよね?ヒロシ鋭かったし」「いやまったく」
何となく気付き始めてはいたが、マドカの言葉で言ってもらうことに意義がある。

「だからさ、NGのお客さんが増えるわけだよ」「だよね」
「それと、最初の方の私は、出来るだけ早くお金稼いでやめたいって思ってたから」「うん」
「ある意味張り切り過ぎて、働きすぎていたのだ」「どのくらい?」
「生理のとき以外毎日…オープン~ラストみたいな」「まじか…」
「でもそれじゃ、体がもたないし、NGの客を増やしつつ」「うん」
「時間も夕方まで、とか、夕方から、とか、そういう出勤時間にしたら自然とちょうどよい感じになった」

163:ヒロシ
13/05/12 02:32:04.96 Q9KBD7kY0
「そういうわけで、1冊目のペースでノートの冊数が増えたわけではない」「なるほど」

ちょっと意地悪したくなって、俺は1冊目のノートをパラパラめくりながら言った。
「でもそれじゃ、収入が減るんじゃ? まぁ、別な収入が増えるってことだろうけど」
俺のその質問、というよりは自問自答に、マドカの表情がちょっとだけ歪んだ。
さっきまだ触れないでおこうと思った「本番」に関して、俺は我慢できずに言及した。

マドカはコップをお茶で満たしたあとに、「ごめんね」って言った。
俺は罪悪感でいっぱいだった。ワザと意地悪な言い方をしたんだって正直に言って、俺も謝った。

「でもね、本当にこれだけは信じて欲しいんだけど、ソレだけで稼いでたわけじゃないの」
「わかってるよ、マドカの魅力は俺が一番わかってる」「ありがと…」
「ま、デリ嬢としても魅力的だったってのは、俺としては嬉しくないんだけどな」「うん…わかってる」

164:えっちな18禁さん
13/05/12 05:55:26.38 5sZwb6by0
支援

165:えっちな18禁さん
13/05/12 07:03:42.31 OUJH6clS0
4円

166:ヒロシ
13/05/12 07:13:57.90 Q9KBD7kY0
「あのね、私すごく色々なこと覚えて帰ってきてたじゃん?」「うん」

ノートの『お客さんの特徴』って項目には、小さい字ですごく事細かく色々書いてあった。
その日何を話したのかその話題はもちろん、一緒に食べたもの、一緒に見たテレビ、
時には、お客さんの家族構成まで書いてあることも。『奥さんと子供在り』、『バツイチ』とか。

マドカが言うには、稼ぐための一番の近道は、安心安全なお客さんにいかにリピートして
もらうかが勝負だったらしく、前回呼ばれた時にどんな話をしたかを覚えていたりすると、
客はその「自分のことを覚えていてくれた、忘れないでいてくれた」ってところをメチャクチャ喜ぶらしい。

確かにそれって、嬉しいかもしれない。
自分は数多くいるであろう客の男達の中でも、もしかすると印象深い特別な存在だったのかも、
っていう優越感をくすぐられる仕様だ。
まぁ勘違いなわけだが。俺としては勘違いだと断言してやりたいし。

167:えっちな18禁さん
13/05/12 08:22:39.25 5sZwb6by0
支援

168:ヒロシ
13/05/12 09:13:34.41 Q9KBD7kY0
「だから、私はこのノートを使って、どんなお客さんなのかを徹底的に管理したの」「うん」

前もって予約が入った場合は、それがリピーターなら前回いつ呼ばれたのかをスタッフに聞けばわかる。
それがわかれば、ノートと照合して、どんな客だったかがわかる。
もちろん、あまり気乗りのしない客だったら、その時点でNG登録もできただろうし、
「金を稼ぐために我慢だ!」って気合を入れ直すことも出来たと、マドカは言う。
そして、前述した金にも心にも余裕があるっていう客層を優先的にチョイスしていったと。

「これを根気よく繰り返してたら、店にとっても私にとっても「優良客」と呼べる客が残る」「うん」
「私のお客さんは絶対にまともなお客さんが多かった自信があるっていうのはそう言う意味」「なるほど」

「理解してもらえた?」「すげーよくわかった。努力したってことね」
「努力ではないかもしれない。なんか努力って言葉を使っちゃいけないジャンルの気もする」

マドカが必死だったってのは伝わってきてた。

169:ヒロシ
13/05/12 09:14:09.94 Q9KBD7kY0
「でもね、私と店にとって優良客だったとすれば」「うん」
「それはヒロシにとってはイヤな客な場合の方が多いと思う」「だろうなぁ」
「3冊目、4冊目ってなればなるほど、そういうお客さんばかりだよ?リピーターばかりだし」「・・・。」

それには、今言われてみて初めて気付いた。
1冊目のノートなんてまだまだほんの序の口だってことはわかってたつもり。

でも俺を本当に苦しめる敵は、1冊目、2冊目あたりのノートでマドカに
NG登録されずに生き残り、リピーターとして、3冊目~のノートに登場する奴らなのだ。

だがしかしソイツらは、俺の知らないデリ嬢としてのマドカの姿を、
ノートを通す形で俺に赤裸々に語ってくれる貴重な存在でもあるのだ。

なんだか微妙にやっかいな奴ら。心の底から憎たらしくもあり、逆に羨ましくもある。

170:ヒロシ
13/05/12 09:15:19.00 Q9KBD7kY0
「さっきヒロシが言ってた、ヘタクソじゃない、人もいるかもしれない」「うん」
「本番する人もいるかもしれない…」「それは確実にいるってわかってるけど…」

「なんかもう早く楽になりたい、そろそろ見ようか…」「うん…」

マドカが言ってた「楽になる」ってどう言う意味だったのかなって時々思い出す。
俺がマドカと別れるっていう選択肢を選んだのならば、それがある意味、
「マドカを一番楽にしてあげられた」のではないかと、俺はそう思うこともあったりする。

2冊目のノートが開かれた。
その1ページ目には、目標金額の残高などは記入されていなくて、いきなり
顧客管理データがズラズラと並べられていた。

最初の客が、いきなり240分コースで『フェ1』だった。
『歌が上手』『薬指に指輪の跡があった、たぶん既婚者?』『超ハゲ』
2冊目のスタートとしては、なんだかすごく安心した気がする。

171:ヒロシ
13/05/12 09:16:41.26 Q9KBD7kY0
2~3ページ目でまた未完成の「正」の文字で数えてあったりして、
マドカなりにこのノートの書き方、およびその運用方法を探っていた様子が垣間見れた。
2冊目のノートが中盤に差し掛かった頃に、ノートの記入方法は、一応の完成を見た。

プレイ内容は記号化され『フェ↑』 『ス↑』 『パ↑』などと書かれていた。

矢印の数がそのまま回数を表すらしい。
矢印の初登場は、60分で『フェ↑↑↑』という、これまた初登場の3回発射だった。

このページに関してマドカは、自分が3回も頑張ってしまったのがすごく悲しかったし、
なんだか悔しかったし、どうしても『3』っていう数字を書きたくなかったんだと言った。
この客以降のページは、すべて矢印で統一される。

「なんで上向き矢印なの?」「昇天したって意味w」だそうだ。俺はマドカほど笑えなかった。

172:えっちな18禁さん
13/05/12 09:59:37.28 NPnAMv6g0
④④④

173:うふ~ん
うふ~ん DELETED
うふ~ん

174:えっちな18禁さん
13/05/12 21:58:36.57 OUJH6clS0
紫煙

175:ヒロシ
13/05/12 23:47:46.39 Q9KBD7kY0
そして、『手』っていう記入が少なくなり始める。
ノート1冊目に書いてあった『手で喜ぶお客さんが意外に多い』って言葉通り、
1冊目のノートと2冊目のノートの序盤あたりは、『手2』とか『テ1フェ1』
なんて記入が、実はとても多かったんだ。

でもそれは、俺が思うにマドカがフェラやスマタが下手だったからで、
それでも客はなんとかして射精をしようとした結果、不本意ながら手コキでイったというのが真相だろう。

その推論を裏付けるかのように、2冊目終盤になる頃は『テ』はほとんど見かけなくなり、
『フェ』に取って代わられることになるのだ。
これは、下手だったマドカのフェラがやがて絶賛され始めるという、掲示板で俺が見た流れと
残念ながらぴったりとリンクしてしまっていた。

「お客さんにフェラ褒められたりした?」
「最後のほうは上手だって言われてた…、自分でも上手くなってしまったと思う…ごめん」
それは俺にとって辛いことだったけど、マドカの言葉に嘘がないことが唯一の救いだった。

176:ヒロシ
13/05/12 23:53:39.64 Q9KBD7kY0
神経が擦り切れてきているのがわかった。喉も乾く。頭も痛いような気がする。
マドカがチラチラと、何度か俺の顔色を気にする素振りを見せてた。
やがてマドカがある記号を無言で指差した。

         『↓』

っていう下向きの矢印がそこにはあって、違和感たっぷりだった。
マドカが言うには既に何度かその記号は出現していたのだが、俺は気付かずスルーしていたらしい。
どうやら俺はよほど集中力が途切れてしまっていたようだ。

「それは何の記号?」「昇天の反対…」
そう言われてもボンヤリしていて、一体何のことなのかピンと来ない。
マドカの次の言葉を待っていると、「私が…イった…」と彼女は消え入りそうな声で呟いた。

177:えっちな18禁さん
13/05/13 00:14:24.07 9rJ9wJiHO
何か心が痛いな…。しえん

178:えっちな18禁さん
13/05/13 00:18:32.19 c+TFa/B40
唐突に投下キター!支援

179:ヒロシ
13/05/13 00:27:57.73 yggx2KBu0
「初めてそうなったときはショックだっなぁ…」
彼女はいつもそうするように、遠い目をして、そして静かに語った。
「お客さんってお金を払っているせいか、けっこう受身の人が多いのね」「そうなんだ」
「だから私は、私が頑張ってさえいればいいんだって、そう思ってたの」「うん」

なんとなく、俺もそう思ってた。
俺の妄想ではマドカはいつも攻める側で。
客は「俺は客だ!!!」と言わんばかりに大の字に寝てる。
そんな状況で、限られた時間の中、マドカは精一杯の仕事をする。
そして俺は、マドカが何でイカせたのか、何回イカせたのか、とかそんなことばかり気にしてた。

「でも、攻め好きなお客さんってのもいてさぁ…」「…だよね…」
「自分はイかなくてもいいから、マドカちゃんはおとなしく寝ててなんて言われたり」「うん…」

ある意味、発射ゼロで帰っていくというのは、こういう客も含めてのことなのだろう。

180:ヒロシ
13/05/13 00:33:18.93 yggx2KBu0
マドカは、俺が見逃したと思われるページまで戻って、初期の頃の『↓』を見せてくれた。
そこには『試練だ…』ってマドカの苦悩が吐露してあった。

「正直、触られるなら触るほうがマシだし、舐められるなら舐めるほうが気が楽だった」
マドカはそう言ったあと「ヒロシには申し訳ないけど」って付け足した。

俺以外の誰かをフェラしているマドカと、俺以外の誰かにクンニされているマドカを、
俺は頭の中で交互に想像してみる。
どっちも嫌だったけど、今まで散々フェラしてる姿は想像し尽くしてきた。
でもクンニされてる姿を想像するのはそれが初めてで、うまく想像できないぶん、
その未知のダメージが押し寄せてきて俺は打ちのめされた。

「やっぱ、気持ちよくなっちゃうもんなの?」
「うーん…頭では全力で拒否してるんだけどね…」

181:ヒロシ
13/05/13 00:46:04.65 yggx2KBu0
掲示板で情報集めしてる時は、まったく想像してなかった。
マドカの情報を書き込んだりしてる奴らの中に、マドカをイカせた奴が潜んでいるなんて。

掲示板では主に、実際にマドカをまだ呼んだことがない奴らが、マドカがどんな嬢なのか、
果たして本当に掲載された写真通りの嬢なのか、って疑問を書き込んでた。
すでに呼んだことがある奴らは、それぞれ感想を述べて、そのプレイの質の高さを評価してた。
感想はそのほとんどが、受身であり、フェラとパイズリ、が気持ちよかったというのが大半を占めてた。

俺はその書き込みを見て、デリヘルってやつをわかったつもりになっていたけど、甘かった。
デリヘル嬢としてのマドカのことも把握したつもりになっていたけど、全然わかっちゃいなかった。

182:えっちな18禁さん
13/05/13 00:54:40.40 v5y3x35c0
しえん

183:ヒロシ
13/05/13 01:00:35.08 yggx2KBu0
密室で男と女が裸で過ごすのだ。そもそも裸で抱き合うのが当たり前の前提となるのだ。
原則として本番行為は禁止されているのだから、本番はしないと仮定すればどうなる?
俺ならどうするだろう? そう、客の立場になって考えたら、自ずと答えは出た。

誰だって本番ギリギリまでのプロセスを大いに楽しむに違いない。
手コキはもちろん、フェラだってしてもらえる。時間内なら何度でも求めていいって話だ。
おっぱい、特に乳首は念入りに舐めるだろ。そしてマンコだって触るはず。指も挿れたくなるだろう。
そして、いざ本番したくなったってときに、その代用プレイとして素股があるのだ。
それは男と女がいかにもセックスしているような雰囲気を味わうための擬似本番ってやつなのだ。
そして、それらのプレイの全ては、本番がないからこそ、より濃密になってしまうような気がする。

ここまで考えが及んだ時に、目の前にいるマドカのその大きな胸のふくらみが突然気になった。

184:えっちな18禁さん
13/05/13 01:06:04.43 fYoxfV3t0
4円

185:えっちな18禁さん
13/05/13 01:07:23.52 NVdcNH/10
おっぱい!おっぱい!

186:ヒロシ
13/05/13 01:14:24.62 yggx2KBu0
これまで幾度となく『パ1』とか『パ↑↑』なんて記号めいたものを目にしてきた。
マドカは『おっぱいが役に立った』などと自虐的と思えるコメントを残していたし、
その本人の口からも「パイズリ」という単語を耳にした。
俺は、今日パイズリしてくれと半ば強引にお願いし、マドカがそれを了承する形で、
燃え上がった嫉妬の炎を消し止めることができたように錯覚してた。

でも、その嫉妬って、そもそも何だったのか?
マドカを指名して呼ぶような奴らは、マドカのおっぱい目当てだったに決まっているのだ。
そしてパイズリでイカせてもらったような連中が、その前後にマドカのおっぱいを触らなかったはずがないじゃないか…。

目の前にいるマドカを見知らぬ男が後ろから抱きかかえ、その胸を自由に揉んでいるのが簡単に想像できた。
それはエスカレートして妄想となり、やがて複数の男たちがマドカの胸に群がるようにして乳首を舐め始める。
その男たちの一人がこちらを振り向き、その顔が自分とソックリであるような気がして俺の思考は停止した。

187:ヒロシ
13/05/13 01:31:43.15 yggx2KBu0
支援ありです~  また明日 ノシ

188:えっちな18禁さん
13/05/13 06:22:39.91 c+TFa/B40
投下㌧!

189:えっちな18禁さん
13/05/13 08:48:50.04 4N63GWlTi
早くー

190:えっちな18禁さん
13/05/13 19:18:47.89 RZ/8sEv80
支援

191:ヒロシ
13/05/13 22:10:59.77 GbPb5OrQ0
ノノノ

192:ヒロシ
13/05/13 22:31:24.62 GbPb5OrQ0
なんでこの土壇場になるまで、気付かなかったんだろう。
俺はマドカのおっぱいが大好きだということに。
そしてマドカを指名した奴らもきっと大好きだったんだろうということに。

集中力が途切れ始めていた俺に力が漲る。
そのエネルギーが嫉妬と寝取られM属性という、相反する感情が昇華されたパワーであることはもはや疑いようもない。
俺は、マドカが他の男におっぱい揉まれてる姿が見てみたい、とすらちょっと思った。
でも、それは現実的に不可能だし、だからこそノートから読み取ろうと、集中力を研ぎ澄ました。

俺の想像が及ばないところは、マドカの言葉が補う。
「わかってるとは思うけど、私を指名するのはいわゆるおっぱい星人なわけ」「はい」
「やっぱここまで大きいのは珍しいらしく、みんなビックリしてた」「だろうね」
「で、私もお金を稼ぐためにはこのおっぱいが武器になる、とは思ったのよ」「武器…」
「だからパイズリとか、お客さんに教えてもらいながら、頑張ってたの」

193:えっちな18禁さん
13/05/13 22:37:44.44 kTIyBlBc0
キタ!

194:ヒロシ
13/05/13 22:47:04.87 GbPb5OrQ0
「あ、ちょっとちょっとマドカ」「ん?」

パイズリの話はどうでもよくなってきたので制止する。
マドカがそのおっぱいでどんな風に客を気持ちよくさせたのかではなく、
マドカのそのおっぱいが客からどんな感じで色々されちゃったのかを知りたいのだ。
今の俺の興味は、そこに尽きる。

「お客さんって、やっぱりおっぱい触りたがった?」「なんかヒロシ、顔つきエロくなったし…」
「ちょ、何言ってんの… す、すいません…w」「ま、いいけどw」

マドカには、「自分は聞かれたことには正直に答えるしかない」から、
「ヒロシが凹まない程度にちゃんと自分でブレーキかけてね」って念を押された。

が、しかし。たとえ俺がフルブレーキで止まろうとしても、その全てが書いてある
顧客管理ノートが目の前にある限り、俺はもう立ち止まれない。
玉砕あるのみ。マドカの制止を振り切り、逆にアクセルを踏み込んでいく。

195:ヒロシ
13/05/13 22:51:59.11 GbPb5OrQ0
「おっぱいかぁ…」
そう言いながらマドカが、その日何度目かの「遠い目」をする。
セリフを伴っているぶん、マドカが今確実に、客の男たちのことを
思い出しているってのが、俺にもリアルに伝わってくる。

「んでんで?」
マドカの「遠い目」が「白い目」となって俺に向けられる。
どうやら俺のワクワク感を出し過ぎな感じが気に食わないらしい。
それでも、マドカは話を続けてくれた。

「最初はやっぱみんな私のおっぱい見てウワーってなって驚く」「うん」
「頬っぺたくっつけて、胸に顔を埋めるって言うのかな、そういうのって?」「うんうん」
「落ち着くー!とかそんなことを言いながら」「わかるw わかりすぎて逆に辛いわw」

196:えっちな18禁さん
13/05/13 22:52:41.71 rFwpISFi0
>>195
羨ましすぎるな、その宝のノート群・・・

支援

197:えっちな18禁さん
13/05/13 22:54:56.20 5cfqLRIp0
池袋レーベルに遊びに行った。
あそこはマジ可愛い人が揃ってた。
久しぶりに間違いなしの店だ。

198:ヒロシ
13/05/13 23:08:13.27 GbPb5OrQ0
「男の人ってさ、けっこう当たり前にマザコンなとこあるじゃん?」「うん、まぁ」
「それからほとんどの人は決まって赤ちゃんみたいになるんだ」「んむ」

「赤ちゃんだから、当然、乳首に吸い付くわな?」「え?う、うん」
「でも当然、ホントは赤ちゃんじゃないから、舐め始めるわな?」「は、はい…」
マドカはちょっとぶっきらぼうな言い方を選択して、そうやって俺をイジメる。
客とのプレイを詳細に語るということに、照れという感情もあったのかもしれない。
それと同時に、意味ありげな視線を俺に向けて、大丈夫か?って気遣ってもくれる。

大丈夫だから続けたまへ的な視線を俺も返して、マドカは話を再開する。
「私も勝手にビクンッとかなっちゃうんだ」「うん…」
「アンッとか声も出ちゃうときもある、残念ながら」「出ちゃうのか…」
「さっきも言ったけど、頭では拒絶してるんだよ、それはわかってね?」「も、もちろん」

199:ヒロシ
13/05/13 23:11:37.42 GbPb5OrQ0
それはわかってはいるが、ビクンってなったり喘ぎ声を出したりするマドカ、
そしてマドカをそうさせているのが、自分以外の他の誰かであることに興奮を隠せない。

「お客さんはもう完全に赤ちゃんじゃなくなってくるじゃん?」「うん」
「言ってる意味わかる?」「わ、わかってるよ」
マドカは時々こうやって俺に覚悟を促してくる。その度に俺は気を引き締め直した。

「いっぱい触られたし、後ろから鷲掴みにするお客さんが多かった気がする」
マドカのその言葉を聞いて、俺はすごく納得させられるものがあった。

おっぱいって、その感触を十分に楽しむには、寝てる状態よりも起きてる状態のほうがいい。
寝てるとどうしても左右にこぼれ落ちちゃうし、後ろから両の手のひらで包み込むのが、
マドカのおっぱいのボリュームを味わうベストなやり方なのだ。
それに背後から見下ろすおっぱいの谷間がこれまた絶景なんだ。

何言ってんだ俺は。

200:ヒロシ
13/05/13 23:14:53.66 GbPb5OrQ0
「鷲掴みとか、けっこう乱暴な感じの触り方をされると、私はムカついた」「俺もムカつく」
「だよね? んじゃ、もうこの話は終わりだ」「え?終わっちゃうの?」
「だってヒロシ、なんか楽しそうなんだもん。私はそんなに楽しくないし」

マドカはそう言い残してまた飲み物を取りに行く。
俺のお茶はまだ残っていたけど、マドカのコップは空っぽだった。
俺よりもマドカのほうがプレッシャー感じてるんだって思った。

飲み物を持って戻ってきたマドカが、また俺のチンポの状態を確認する。
「ちんちんは?」「ギンギン」「あとでちゃんと勃つの?」「大丈夫」
さっきも同じやりとりがあったような気がするが、また繰り返してた。
「つか、マドカが勃たせてくれよ、パイズリ期待してるwww」「わかったw 頑張るwww」

その日のマドカは、なんだかやけに俺のチンポを気にしてた。その理由は夕方頃になって判明する。

201:えっちな18禁さん
13/05/13 23:17:57.15 JA+a/vr6O
俺はデリ嬢の乳首にチンコ押し付けるのが大好き。
先走り汁が糸を引いたりすると最高に興奮する。
で、オプションでブッカケができればパイ射。
発射した後もチンコの先で精子を乳首にこすりつける。

将来そのデリ嬢が仕事を辞めて誰かと結婚して子供ができたてき
俺のチンコで精子を塗りたくってヌルヌルになった乳首を
赤ちゃんに吸わせて母乳をあげるのかと思うと
興奮も格別になる

202:ヒロシ
13/05/13 23:18:40.22 GbPb5OrQ0
水分補給したマドカが、何事もなかったかのように話を続ける。
「でさ、お客さんがアレコレ始めると、私は心を閉ざすの」「うん」
「体は勝手に反応しちゃうから、心は『無』で体は『素の私』って感じ」「はい」
「でも、濡れたりしないわけ。ハッキリ言って苦痛だし」「そうか」
「いや、わからん。もしかすると濡れてることもあったかもしれない…」「大丈夫、わかってる」

いわゆる自己防衛反応だ。いや防衛「本能」というべきか。
それは単なる潤滑油であり、気持ちが伴っていなくても、発生するメカニズム。
女性の体は、自分の痛みを和らげる意味でも、愛液を分泌するのだ。

「口では嫌がっててもアソコは濡れるじゃねぇかよ」などというアホな考えを持つ男は、
無知で身勝手で傲慢であり、そんな男どもは死刑でもおかしくないレベルの人間なのだ。

それをマドカに説明すると、彼女は当然身を以て体験しているので、すぐに理解した。

203:えっちな18禁さん
13/05/13 23:20:04.63 Ier2GvV70


204:ヒロシ
13/05/13 23:30:20.08 GbPb5OrQ0
「当然、痛いの。ノートにヘタクソとか愚痴っちゃうくらいにw」「うんw」
「おっぱいはまだ我慢できるんだけど、アソコは無理」「うん…」

あー、とうとうマンコかよー、って俺は思った。欝勃起レベル80まで到達。

「でもローションとかいう便利なものを持参していくわけじゃん?」「ほぉ」
「わかる?ローション?ヌルヌルのやつ」「俺だってローションくらいわかるわwww」

「誰と使ったの?」      ( ̄- ̄) シーン…

時々こういう話題がないと、場が持たない。
マドカが茶化すタイミングは絶妙で、そういうトークが上手いのもデリ嬢として必要な要素なのかも。
それに、今は美容師としても成功を収めているわけで、「客と話す」というスキルは高いのかもしれない。
よくよく思い返せば、掲示板には『癒される』の他に『一緒にいて楽しい』って書き込みもあった気がする。

205:ヒロシ
13/05/13 23:32:29.42 GbPb5OrQ0
「そしてそのローションってやつが、ある意味、非常にやっかいなの」「へー」
「どんなにヘタクソなお客さんでも、2割増くらいにレベルアップしちゃう」「テク?」
「テクってwww まぁ痛くはなくなる程度にね。根本的にダメなものはダメ」「あいw」

「んで、相手によっては、本当にイカされてしまったこともある、ただそれだけの話」
マドカは『↓』の記号に関しての説明をちょっと強引に終わらせるように話を結んだ。

それでも俺は質問を続ける。
「そ、それは、気持ちよかったのでしょうか…?」
マドカはすごーくエロい顔つきで、
「気持ちよかったよって、ヒロシを興奮させたほうがいい?」
「それとも気持ちよくなかったよ、って安心させて欲しい?」
「ねぇ…どっちなの?」って俺を挑発するように言った。

寝取られM属性をマドカに完全に見抜かれたうえで、手玉に取られている俺がいた。メチャ興奮した。

206:えっちな18禁さん
13/05/13 23:40:43.93 Ier2GvV70


207:えっちな18禁さん
13/05/13 23:49:30.92 kTIyBlBc0
④④④④!

208:ヒロシ
13/05/14 00:04:45.27 6ZXL4NQ60
「え? えっ!? 俺はえっと、その…」
パニクって挙動不審になってしまった俺をマドカがからかうように笑ってた。
「正直に話すって言ったでしょw 99%苦痛だったってば」「あ、うん…え、残り1%は…」

「あとさ、計算高い女だって思われるかもしれないけどー」
マドカは俺の質問を遮るかのように話を続けようとした。
あとで聞けばいいかぁ、いや、きっとタイミングを見てマドカのほうから話すつもりなんだろう。

「感じてるフリ、イったフリ、ってのは当たり前のようにしてた。要するに演技」「へー」
「男の人みたいに単純じゃないじゃん?見た目で判断できないというか」「うん、そだね」

男はいたってシンプル。ドピュって白いものが放出すれば、それがイった証拠とみなされる。

209:うふ~ん
うふ~ん DELETED
うふ~ん

210:ヒロシ
13/05/14 00:35:42.85 6ZXL4NQ60
「イったって思わせないと、いつまでも終わらないんだよ、苦痛の時間が」「なるほど」
「それにさ、下手に声が出るのを我慢したり、堪えたりするとするじゃん?」「うん」
「女が必死に耐えてる姿に男の人って興奮しちゃうもんなの?」「なんとなくわかるような気もする…」
「で、男の人ってなんとかして喘ぎ声出せようって思うのか、ますます頑張り始めるんだよね」「うん…」
「そうなると強引で乱暴っていうか、逆に女は、特に私の場合は、嫌がるってのがわかってない」「そっか…」

やっぱり楽な仕事ではない。
ただでさえ嫌なことをされるのに、それがさも嫌じゃないことであるかのように演じ、
あたかもそうされることで気持ちよくなったとその相手に思わせなくてはいけないなんて。

そう思いながらも、俺は客の視点で、その一連のマドカの行為を思い浮かべてみる。
本人は自分の身を守るためにしていることでも、客目線で見れば、目の前でマドカが喘いでいるのだ。
小刻みに体を震わせ、声にならない声を上げ、最終的に絶頂に達するのだ。

たとえ演技だとしても、結果的にお客さんを悦ばせてた気がして、欝だわw

211:えっちな18禁さん
13/05/14 00:40:24.54 StQhoiesO
ぶっちゃけ、お金のために風俗やるんだから上手く稼ぎたいよね?
風俗で効率よく稼ぐには、 やっぱり本指名の数が重要になる。
つまり自分の固定客をできるだけたくさん作ること。
固定客をたくさん作るには客に気に入って貰わないといけない。
でまあ、トークの能力とかももちろん重要なんだけど
風俗に来る客はお話したくて高い金払ってるわけじゃなく
エッチなサービスで気持ちよくなりたいわけ。
嬢のほうも、どうせやることやるんだから
しっかり客にサービスして気に入って貰ったほうが稼ぎがよくなるわけで
上手く稼いでる嬢はやっぱりサービスがいい。
1発抜いて終わりじゃなくて、時間いっぱいまで裸で抱き合いながら
雑談する合間にディープキスしたりチンチン握ってたりする。

212:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 00:47:08.93 6ZXL4NQ60
マドカは、そんな自分のことを計算高いとか腹黒いだとか、あるいは悪賢いだなんて言ってた。
俺は決してそうではないと思った。
心の内はどうあれ、少なくとも表面上はお客さんを不快にさせる要素は見当たらない。
デリ嬢の中には、「地雷」などと呼ばれる女の子もいて、体すら触らせなかったりする場合もあると聞く。
そんなもんと比べたら、マドカの圧勝に違いないし、客だってマドカを支持するだろう。

ま、俺が言うまでもなく、大絶賛で支持を受けていましたが…。

そんな、客達のことなのだが。
マドカが言うには、客は大きく分けると、2種類いて。
プライベートで女性と接する機会がほとんどなく、お金を払ってでもエロいことがしたいと、
鼻息を荒くしてやってくるタイプの客。お世辞にも女性にモテるタイプとは言い難い方々。
プレイは粗雑、AV見すぎ、自分勝手、清潔感もない、社交性もない、NGになることが多い。
指定するコースは50分~60分と短く、とにかくエロ一直線で、何回でもイキたがる。

213:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 00:49:47.34 6ZXL4NQ60
ただマドカとしては、仕事だと割り切って考えた場合、こういう客は単純で扱いやすいのだそうだ。
事務的に淡々と仕事をこなしてさえいれば、時間はあっという間に過ぎてゆき、短く感じると。

「私が思うに、条件さえ揃えば、男も女もイク。そんなの結果でしかないし、気持ちなんか関係ない」

マドカは冷めた表情でそう言い放った。ちょっと言葉には怒気も込められていたようにも思う。
その怒りは、そういう客に向けられているものではなく、おそらくマドカ自身に対する己への怒り。
それは、そんな客たちからも不本意ながらイカされてしまった、という過去を物語ってた気がした。

気持ちなんか関係ないのは、俺にもよくわかってた。
好きでも何でもない女を抱いてきたし、時には射精だけが目的の虚しいフェラも味わったこともある。
なんでコイツとヤってしまったのだろうとか、今考えると、相手の女の子に大変失礼なことを思ったこともあった。

214:えっちな18禁さん
13/05/14 00:55:18.30 k86fO0jS0
しえん

215:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 01:00:07.26 6ZXL4NQ60
でも俺は「イク瞬間」だけは快感があったし、マドカに「その瞬間」はなかったのかなって、疑問に思った。
それを聞こうか聞くまいか迷っていると、それを察したのか、それとも最初から正直に話す予定でいたのか、
そのどちらなのかはわからないけれど、マドカがちょっと言い難そうに言葉を発するのだった。

「でもね…」

その『でもね』って言葉を聞いたときに、背すじがゾクゾクした。
その逆接の接続詞は、おそらくさっき俺が言いかけた「残り1%」に関することだと瞬時に理解した。
嫌な予感と、ドキドキ感が、俺の心の中は複雑に絡み合って混在してた。

「上手いヒトってやっぱりいるんだよね。なんか理屈抜きで」「・・・。」
「さっきヒロシが言ってた、テクニックとかそういうことじゃないの」「ん?」
「もちろんそれも含めてだけど、女の扱い方全般が上手いっていう感じ?」「へ、へぇ…」

216:えっちな18禁さん
13/05/14 01:12:53.47 Zpsch0p30
4円

217:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 01:18:08.13 6ZXL4NQ60
客を大きく分けると、2種類いて。
今から特徴を挙げるコイツらは、さっきのアイツらとは対極に位置する客たち。

プライベートでもそこそこ女にモテるタイプで、鼻息を荒くするようなことはない。
わざわざデリなど頼むのは、風俗はお金を払って楽しむモノと割り切っているので、遊びに来る感じ。
清潔感も社交性もあり、おそらくはNG登録されていることなどない、根本的に前者とは違う人種。
AVは男視点の作り物だときっちり理解してるので、AV男優の真似事など決してしない。
自分勝手なところもなく、逆に嬢を気遣うことができる、分別のある大人の男性たち。
平均年齢もある程度高く、そのため女性経験や風俗経験も豊富なのか、プレイにおいてはとにかく優しく扱ってくれるらしい。
そしてロングコースを選ぶ確率が高く、お釣りは要らないから的なチップをくれる場合も非常に多い。

簡単に言えば、心にも金にも余裕があるって、マドカがそう例えた客層のことだ。
最初は何のことかわからなかった「遊び方がスマート」ってマドカの表現が、俺にも分かりかけてた。

218:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 01:50:53.76 6ZXL4NQ60
あくまでも、極端に大きく2つに分けた場合、と強調しておきます。
前者にも後者にも、もちろん例外がいるし、他にも細かく分けられるはずだし。
このスレを見ている方々にも風俗利用者はたくさんいるだろうし、気を悪くしないでね。

「そういうお客さんって、そもそもの絶対数が少ないから、呼ばれたらラッキーって感じ」「うん」
「私だけに言えることじゃなくて、デリ嬢にとっては歓迎すべきお客さんって意味ね」「はい」
「安心安全な相手っていうか、それでも警戒心を解くことはなかったけど」「うむ」
「でもやっぱり、私はただでさえ不安な毎日過ごしてたから」「だろうね」
「呼ばれても嫌じゃないっていうか、ちょっとホッとしちゃう相手もいたんだよね」「・・・。」

そういう客はたいていの場合、既婚者で、年齢も一回りくらいは上だったそうだ。
人生の酸いも甘いも噛み分けてきたところが、マドカにとっては魅力的に思えたのかもしれない。

219:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 01:52:51.49 6ZXL4NQ60
若くても30代半ば。70代後半~80代前半っていう猛者もいたそうだ。
「私おじいちゃんのお客さん大好きで、介護みたいで楽しかったwww」「介護ってwww」
「でもすごくスケベなんだよw」「え?チンポ勃つの?」
「勃つ勃つw 孫みてぇだ~とか言いつつ、孫相手にハッスルしてたw」「俺もそうありたいわw」

なんかマドカは本当に楽しそうに話してて、俺は相手がおじいちゃんなら不思議と許せた。
スケベだったとは言われても、きっとマドカを可愛がってくれたんじゃないかなって、そう思えた。

「ヒロシ、それでね…」
一時の和やかな雰囲気も、マドカのその一言で急に緊張が張り詰める。
「そういう雰囲気を持ったお客さんの中に、ごく稀に、その…上手な…人がいると…」
「おじいちゃん連中の中にか?www」 
ここは俺が茶化してあげるべきところだなって思って、あえて冗談を言ったよ。喉がカラカラだった。

220:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 01:57:22.41 6ZXL4NQ60
トリプつけたのはあまり気にしないで。
見分け易いように、NG登録し易いように。
そして、未完成で書き逃げしたりしないように、自分に重圧を与えました。

支援サンクスです。今夜はこのへんで。

221:えっちな18禁さん
13/05/14 02:49:43.33 dKWQxmln0
4円

222:えっちな18禁さん
13/05/14 06:48:09.08 xam+CCqm0
④④④④

223:えっちな18禁さん
13/05/14 08:04:48.40 bMwg+RnKi
まだメインキャラとされてるおっさんは登場すらしてないのな
どんだけ長いんだ的紫煙

224:えっちな18禁さん
13/05/14 19:52:57.66 dKWQxmln0
紫煙

225:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 22:48:17.62 9Kkdt6aC0
「違うよwww おじいちゃんは違うwww」「いや匠の技なのかとwww」
「おじいちゃん無理させたら死んじゃうwww」「ちょwww」

爆笑したあとに、ちょっとだけ間を置いて、俺はこう聞いた。
「で、マドカを気持ちよくイカせちゃうのは、30代~40代くらいの人だったのか?」
今更だけど、マドカにそう言わせるのは酷なような気がして、俺のほうから言ってみた。
「え…。うん…まぁそのくらいの人たちだったかなぁ…」
マドカは一瞬だけ固まったけど、すぐにそう答えた。心なしか安堵の表情が見て取れた。

マドカを気遣ったつもりで、強気に「気持ちよくイカせちゃう」なんて表現を
使った俺だったけど、マドカはそれを否定せずにあっさり認めてしまった…。

「マドカ…、バカ正直に答えすぎ… (´;ω;`)」
「あわわ、ご、ごめん。嘘つくよりは正直なほうがいいのかと思って…ごめん」

226:えっちな18禁さん
13/05/14 22:52:04.72 jenvQucB0
まってた

227:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 22:58:59.58 9Kkdt6aC0
おまたせしましたw 最近帰りが遅いです。

228:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 23:04:02.84 9Kkdt6aC0
まぁいい。わかってはいたことだから。
それにマドカが仮に「イったけど全然気持ちよくなかった」って言ってくれたとしても、、
おそらく俺はこの先もずっと「本当は気持ちよかった瞬間があったんだろう?」って思い続ける。
マドカに対してそんな疑念を抱きつつこの先も一緒に過ごすくらいなら、いっそのことこの場で
洗いざらい白状してもらったほうがいいし、まさに今がそういう場として設けられた機会なのだ。

それでもショックは隠しきれず、ちょっとヤケクソ気味で聞いてみる。
「イクぅぅぅ、とか言ったりしたの?」「言うわけ無いでしょ、勘違いしないで」
マドカは不機嫌そうに俺を睨んだあと、落ち着かない様子でソワソワしてた。

「イったフリでも、本当にイったとしても、それをワザワザお客さんに伝えたりしないよ」「うん」
「そりゃまぁ、相手からイった?って聞かれたときはさ」「「うん、聞かれたときは?」
「待ってました!とばかりに、ハイって答えてたよ」「そうなんだ…」

なんだよそれ、どんだけ従順な女を演じてたんだよ、って思ってしまった俺はやはり鈍感だった。

229:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/14 23:15:13.92 9Kkdt6aC0
「だってそうでしょう、ヒロシはまだわかってないな」「え?」
「イったってことにしとけば、たいていの場合そこで終わりになるんだってば」「そうだった…」
「でも本当にイったときは、あとでそれを思い出すと自分を許せなくなるんだ」「うん…」

マドカが残していた『試練だ…』ってコメントが脳裏をよぎる。
俺はこれ以上は可哀想な気がしてきて、違う話題に進もうかとも思ったけど、
その違う話題ってのは、今度は俺が可哀想になっちゃう話なので、迷いが生じる。
しかし、俺の迷いをよそに、マドカはまだ言い足りないことがあるのか、話を続けた。

「誰が相手でも、苦痛は苦痛なんだってば!!フリでも、本当だとしても!」「うん…」
「私さっきも心を閉ざしてたって言ったでしょう!!!」「う、うん。言ってた…ね…」
思いのほかヒートアップしてきたマドカを落ち着かせる意味も兼ねて、俺はもう一度勝負にでる。

230:えっちな18禁さん
13/05/14 23:20:41.87 2mSQb9K20


231:えっちな18禁さん
13/05/14 23:24:38.58 bFHQeGqO0
①①①①

232:えっちな18禁さん
13/05/14 23:37:41.41 sT50oZe30
こいつまだやってたの?
付き合ってやるなんてみんな優しいな

233:えっちな18禁さん
13/05/14 23:39:52.42 Mx4zg91p0
脳裏をよぎるって何だよ・・・
普通そんな表現使わないだろ
他にもいちいち表現がおかしいものばっかりだぞ
小説家でも目指してるんですかね

234:えっちな18禁さん
13/05/14 23:47:39.08 wsHrrlTF0
>>234 ID:Mx4zg91p0
> 脳裏をよぎるって何だよ・・・
> 普通そんな表現使わないだろ
> 他にもいちいち表現がおかしいものばっかりだぞ
> 小説家でも目指してるんですかね

■復活板■妻・彼女を他の男に抱かせて PART 44
スレリンク(hneta板:659番)

>>659 名前:えっちな18禁さん[sage] 投稿日:2013/05/14(火) 23:34:28.10 ID:Mx4zg91p0
>文章の作りがさぁー、完全にワナビだよね?
>ラノベ作家志望の挫折組とかなんだろうけど
>エロゲ展開に妄想を足して書くのはやめてくれ
>最近、こういうの大杉

死ね、カス。

235:えっちな18禁さん
13/05/15 00:01:12.69 aTIKKyGZ0
なるほど
>>235みたいな暇な奴が相手してやってるんだな

236:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:02:23.36 5jnMM0EY0
「マドカ落ち着いて。今は苦痛だったとか、心を閉ざしたって話じゃないよね?」
「え?なんの話ししてたんだっけ?」「気持ちよくイカせられた話」
「あ、そか。そうだった。そういう話をしてたんだったね。取り乱しました…」
俺は勝負に負けた。またマドカは気持ちよくイカせられちゃったことに関して否定しなかった…。

打ちのめされつつも、ノってきた。

「大丈夫か?」「私は大丈夫、ヒロシは?」
「マドカがまだ話せるなら、俺は聞きたいけど」「だいじょうぶ。いいよ、質問は?」

俺はちょっと目先を変えて、プレイ以外のことに焦点を当てた。
本当に知りたい話を聞く前に、どうしても知っておきたいことがある。

237:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:06:24.30 9Kkdt6aC0
「『お気に』って言葉あるじゃん、俺も少しだけ風俗の掲示板とか見てみたんだけど」
「あーそういう言葉あるねぇ。お気に入りのデリ嬢って意味でしょう?ん?掲示板って?」

俺はマドカがデリ嬢だった頃の情報をアレコレ調べてしまったということは伏せていたので、
この時点ではそれはテキトーに誤魔化した。ちょっとドギマギした。
後日、きちんと話したら、マドカも自分のスレッドを閲覧したことがあったらしいけど。

「女の子に対して使われる言葉だったみたいだったけど」「うん」
「俺が聞きたいのは、マドカがNG登録をしないままに」「うんうん」
「リピートされてもいいかなって思った客たちは、マドカにとって」「あー」
「お気に入りのお客さんたちだったってことなの?」「それは違うかな」

238:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:19:54.94 5jnMM0EY0
要するに、これは嫉妬丸出しの質問だった。
俺は、心にも金にも余裕があるっていう客たちに、心から嫉妬してた。
客としてではなく、人間としても、羨望の眼差しで見てしまっていたのかもしれないのだ。

とにかくなんか気に食わんなかった。

マドカは、何回も求めてくる客の方が仕事と割り切れば扱いやすいって言ってた。
それなのに、NGにしちゃう場合も多かったと俺に教えている。
その一方で、ロングコースの客からは、何回もリピートされたりして、
仲良くイイ関係を築いていたかのような、そんな印象を俺に与えていたんだ。

239:えっちな18禁さん
13/05/15 00:20:47.04 kJQH2Pu10
見てるよ、支援

240:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:21:29.69 5jnMM0EY0
なんか俺のIDがコロコロ変わるのはどうしてだろう

241:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:23:49.90 5jnMM0EY0
「ソイツらってさ、自分でマドカを選んできてるように見えて」「うん」
「実は、マドカにも選ばれてるよね?」「え?それどういう意味?」
「だってNGにされないで、生き残るわけでしょ?」「そうか」
「ノートで管理してた中で、マドカがこの人はOKって選別したわけじゃん」「まぁね」

俺の嫉妬を察したであろうマドカは、また先生みたいな感じになって優しい口調になる。
「あのね、遊び方がスマートってのは、決して褒め言葉ではないんだぞ?」「え?そうなの?」

遊び方がスマートじゃないほうの客、つまりは短時間コースで何回でも
イキたがるような客は、忙しいし、疲れるし、もちろん仕事の量は多くなる。
でも、それでも、マドカにとっては精神的にそれほどキツくはなくなっていくらしい。

それは、事務的に淡々とプレイをこなすほうが、心を閉ざすには都合が良いという意味。
そして、気持ちよかった、っていうただその1点のみでリピートされるのであれば、
次回も同じことを繰り返せばいいだけなので、そう言う意味でも扱いやすいと。

242:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:27:50.46 5jnMM0EY0
それに対して、心と金に余裕がある客の場合はロングの割に仕事の量は少なくて済む。
呼ばれて安心安全ってのは、疲れないからラク、休憩時間が長いからラク、という意味合いが強かったらしい。

ただし、精神的にはどうかというと。
頼んだコースが長いのに、プレイ時間が短い客が相手だと、それはそれで緊張感を伴うらしく、
何もしないでただ話している時間が精神的に疲労する時間でもあったという。
それは、デリ嬢としてのマドカではなく、マドカをひとりの人間として評価されたり、
試されているように思える時間で、とても怖かったと彼女は真剣に言っていた。

「どっちもどっちだよね。お金を稼ぐため、私にはどっちも必要だったし」「そっかぁ」

でも最終的に、金払いが良い客の方が生き残るのは間違いない。
でもそれは、マドカが選んだ、というよりも、自然淘汰に近い形だったのだろう。

243:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:29:52.19 5jnMM0EY0
「というわけで、心にもお金にも余裕があるお客さんが」「うん」
「私のお気に入りだったなんて、そんなことはないわけです」「はい」
「ヒロシが嫉妬しちゃうような観点で選んでいたわけではありませーん」

そういう言葉を待っていた。
マドカは俺の嫉妬を見抜いた上で、俺を一番納得安心させる言葉を使ってくれた。

金にも心にも余裕があるっていうソイツらに、俺は嫉妬とともに劣等感を抱いていたのかもしれない。
人生でもウマいこと成功しているかのような、そういう勝手な想像で、ワザワザ敵を大きくしてしまってた。。
ソイツらにマドカの心も体も奪われてしまったって、ガキみたいに拗ねてる俺がいたんだ。

つまり、「女の扱いが上手い」とマドカに言わしめたソイツらに、口説き落とされるような形で
マドカは体を許してしまったんじゃないかって、俺はそういう観点で心配してた。

でもどうやらそれは違ってた。これでようやく本当に知りたいことに踏み込める。

244:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 00:45:22.72 5jnMM0EY0
「でも、痛くしたり乱暴にしたりしない人たちっていう意味では」「うん」
「余裕を持って遊びに来てくれるお客さんが好きでした」「そうか」
「好きっていう言葉を使うとおかしいけど」「うんまぁね」

おかしいと思うならそんな表現使わないでよ、って悲しくなる。
と、同時に、もうひとつ気になった表現があったことを思い出す。

「ちょっとホッとしちゃう相手(>>219)って?どっちのお客さん?」
「それはおじいちゃんでしょwww」「おじいちゃんだったのかよwww」
もう出番はないと思ってたおじいちゃんの思わぬ再登場で、またちょっとだけ和んだ。

悩みの種が解決した俺は、いよいよノリにノってきた。寝取られM属性の本領発揮である。

245:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 01:08:48.23 5jnMM0EY0
「俺なりに整理したい」「うん」
「思い出すのが辛いようなことをもう1度確認するけど大丈夫か?」
って聞いたら、マドカは黙って頷いた。そのあとに俺の手を握った。
「ヒロシがイヤじゃないなら、私もイヤじゃないから」
そう言って彼女は俺の手を口元に持っていって、親指の根元あたりに噛み付いた。

数秒間、そんなワケのわからない行動をしたあと、マドカはハッて我に返ってた。
俺にもよくわからなかったけど、それが愛情表現であることは伝わってきた。

俺は心を鬼にし、再びマドカの過去へと、思いを巡らせるのだった。

246:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 01:14:27.47 5jnMM0EY0
「誰が相手でも苦痛は苦痛だった?」「うん」
「ハッキリとはわからないけど、濡れたかも?」「かも…」
「頭では拒絶してるのに、相手によっては、本当にイクこともあったと?」「はい」
「イクーなんて言ったりしたことは?」「そんなこと言うもんか」
「じゃ、どんな感じでイったの?」「コッソリとイきました…静かに…」

顔を赤らめてそう言ったマドカは、メチャクチャ可愛くて今すぐにでも抱きしめたかった。

でも、今はマドカ本人のその口から、マドカの言葉で、その時何があったのかを語らせたかった。
さっきまでヒートアップしてたマドカもだいぶ落ち着いてきたので、そうしても大丈夫そうだなって思った。
それに俺が質問を続けると尋問みたいな雰囲気になって嫌だったので、トークの主導権をマドカに譲った。

247:えっちな18禁さん
13/05/15 01:33:34.85 DwWFDS7U0
支援

248:うふ~ん
うふ~ん DELETED
うふ~ん

249:えっちな18禁さん
13/05/15 16:07:26.32 VxaOkLBp0
これはオモロイ
初4円

250:えっちな18禁さん
13/05/15 16:10:53.32 AR9FAUaM0
          /⌒ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     彡∧ミ ( ^ω^) <  るるるるるるる
    /‘  ミ と   ヽ  \_______
   (_,,人  「 ー(⌒ ,,)⌒ヽ
       ゝ  L__し_| ,,ノミミッ   パッカパッカ
       / ,ー―ー 、\  ''ミミ
    , へ/ /       \ \_ へ

251:えっちな18禁さん
13/05/15 16:12:17.39 AR9FAUaM0
おまいら落馬
               
       ,ハiヽミ               ∧,,∧
       /"・,, ミミ             (^ω^;)っ_/)   ≡ =
      (。/ )   ミi┬―┬‐'⌒ヾミミミミ彡と,,__,,つ
        ノ    |_|_____.| "    )               ≡ = = -
       ,( 、  ,,)_.||_彡(  ,,ノ   = ―
         //( ノ."    ,ノ.ノ, (      ≡ ==
      //   \Yフ  , '/  い        三 ≡ = ―
      くノ     "  くノ    //"三

252:えっちな18禁さん
13/05/15 20:19:22.78 DwWFDS7U0
4円

253:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 21:07:58.45 5jnMM0EY0
「お客さんにアレコレされてる時は、本当に心は閉ざしてて」「うん」
「それでも心のどこかで、この人ヤバいなぁって思う時があって」「ヤバいってのは?」
「まぁ、上手いってことだよね、結局は」「それも含めて女の扱い方が全般的に、だろ?」
俺はとても冷静だった。
「うん。とても手馴れてる感じ。それはそれでイヤだった」「うん」
そしてマドカもとても冷静だった気がする。

「そういう時ってさ…」「あ、ちょっと待ったマドカ…」
客に「アレコレ」されてる時っていう表現が俺はなんだか気に食わなくて。
知りたいようで知りたくないような事、ってのはまさにその「アレコレ」の部分。
マドカがそういう部分を隠さずにハッキリ言えば、俺は凹んでしまう。
だけど、うやむやにオブラートに包んだ表現をされると、俺はムカつくのだ。

254:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 21:09:26.75 5jnMM0EY0
これから先は、マドカにとっては、一番知られたくない内容が含まれてくるはず。
でもそれは同時に、さっさと話し終えてしまったほうが楽になれるのかもしれないとも思う。

じゃ俺は?俺にとってはどうだ?さっさと聞き終えてしまったほうが楽なのか?
いやそれは違う。
聞く前、聞いてる途中、聞き終えたあと、となるにつれて俺のテンションはガタ落ちになっていくはず。

だけど、サラッと駆け足でテンポよくマドカが話し終えてしまうのでは、納得がいかないのだ。

マドカは自分に都合の良いことばかりを言うつもりはない、と最初に宣言してくれてたけど、
プレイ内容に関しては時々ボンヤリとした表現で誤魔化そうとしてた。
それが俺に対する気遣いだとわかってはいたのだが、俺はついつい踏み込んでしまう。

なかなかさじ加減が難しい問題だった。

255:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 21:10:45.61 5jnMM0EY0
だがしかし。
ボンヤリとした表現をハッキリとした表現で言い直されると、その度に俺は興奮してた。
ある意味それはちょっとしたプレイのようで、俺にとってもマドカにとっても、
言葉責めのような状態になるときもあった。

「アレコレって?ハッキリ言ってよ」「え、それは…」
もちろんマドカは俺が質問したことには、きっちり答える覚悟はあるんだ。
「おっぱい触られたり、舐められたり…」「それだけなわけないよね?」
マドカは俺の視線をちょっと気にしながら、今度は俺を追い込む側に回る。
「アソコもいじられたよ。舐められる時もあったし」「ガ━(;゚Д゚)━ン!!」

俺は少しだけ大袈裟に驚いてみせたり、あるいは本当に凹んだり。
まどかはそんな俺を適度に気遣いながらも、ちょっとだけ焦らしたり弄んだり。

あんまりシーンとするのは嫌だったから、お互いに明るく振舞うようにはしてたんだと思う。

256:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 21:13:18.87 5jnMM0EY0
「でも舐める人は少ない。ってかほとんどいない」「そうなのか」
「私はお金払ってもらう側だし、仕事だし?」「うん」
「当然のようにフェラでちんちん舐めないといけないけど」「はい…」
「金を払う側であるお客さんには、選択権があるからねぇ」「たしかに」
「ワザワザお金払ってまで舐めるようなとこでもない気もするんだけど?」「「うーん…」
「まぁずっと舐めてる人もいたけどね」「うわぁぁん」

俺の想像では、いつも攻める側で、エッチなことをしてあげる側だったマドカ。
大の字でただ寝ているだけの客。その客に覆い被さるようにしてマドカが仕事をするんだ。

でもそれは、デリ嬢としてのマドカ、の半分しか捉えていなかった。
俺はマドカの「生の声」を聞きながら、掲示板で得た情報を元に構築していた
「想像上のマドカ嬢」の姿に修正を加えていく。

257:えっちな18禁さん
13/05/15 21:44:12.30 elwQkchV0


258:えっちな18禁さん
13/05/15 21:44:22.21 dxJZODIUO
んなもん、風俗行って触らないわけないだろ
しかも指名されてなんぼの風俗嬢なんだから
客が遠慮して触らなかったら
「私も気持ちよくしてー」
とか言って触らせるのが仕事

259:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 22:20:16.53 5jnMM0EY0
「私、舐められるの結構好きだったかも…」「え…」
「手で強引に痛くされるよりはマシだったって意味でねw」「…いじわるすんなよw」
「それにさ、舐められる=クサくない、って事かなって」「うん」
「そんな風に解釈してるとこもあってさ」「そんなこと気にしてたんだ」
「女の子ならみんな誰でも気にしてることですぅー。べーだ」
マドカはちょっと舌を出してアッカンベーみたいな仕草で俺に悪態をつく。

「好きでもなんでもない客相手でも、そんなこと気になるもんなの?」
「相手が好きな人なら尚更気にするけど、一応、客商売ですから?」
「俺としては臭いマンコ舐めさせてやれって感じだわw」「わははw って、え?」
マドカはそこでフッと気付いたように、不安な目で俺を見つめる。

260:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 22:23:06.24 5jnMM0EY0
「あれ?あ、あの、私ってクサくな…いよ…ね?え?クサい?」「教えない」
「そっちこそいじわるしないでよぉー」「今日いっぱい嗅ぐ」
「ちょw なにそれw いやだw まじでw」 「ってゆうかさ、マドカの体、俺今日ゴシゴシ洗いたい」

静寂が訪れた。俺が放った一言は結構重かった。(いやクサイって意味じゃないからね

「ごめんなさい」「いや、今更洗うのも手遅れなんだけどもwww」
「いや、そんなことないゴシゴシしてください・゜・(ノД`)・゜・」
「洗いっこしよ、洗いっこ。2人で。一緒にお風呂入って、ね?」「うん><」

笑ってばかりではなかった。時々こうして虚しい怒りと悲しみにも襲われたよ。
でも、言いたいことは言いたかったし、終わったこと過去のことだって割り切れない部分もあった。
これが本来の正しい姿であるような気もしたし、こうあるべきだとも思った。

261:えっちな18禁さん
13/05/15 22:24:21.48 rN69PIgJ0
しえん

262:えっちな18禁さん
13/05/15 22:27:47.06 kJQH2Pu10


263:ヒロシ ◆AiN4bQQxT3wW
13/05/15 22:49:04.66 5jnMM0EY0
今考えると、体洗わせろって、結構ヒドいこと言っちゃったかなとも思う。
でも「エッチなことをしてきたマドカ」への耐性はあったんだけど、
「エッチなことをされてきたマドカ」に対する耐性は俺にはまだ備わってなくてさ…。

それでも必死に頭の中で、デリ嬢マドカ、を再構築してた。
マドカも全裸で大の字に寝せられてて、客がジロジロその姿を見てる。
大の字だったマドカが、くの字になって、後ろから客が体を重ねて、
おっぱい揉まれたり、首筋に舌を這わせられ、ビクンってなったり。
やがてマドカは両脚を広いて、その付け根に客が顔を埋め、貪るように舐めてる。
その男がゆっくりと振り返ると、その顔は、今度こそ本当に俺じゃなかった…。

掲示板には載ってなかったデリ嬢としてのマドカのもう半分の姿を想像しながら、俺は悶々としてた。


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