13/05/18 06:48:20.78 uXy/2ltg0
「あのさ、マドカ」「…はい」
マドカは涙と鼻水でクシャクシャになってた。
「元デリ嬢ってことに関して、ずいぶん負い目を感じてるようだけど」「うん」
「そんなこと言ったら、その他大勢の元デリ嬢に対して失礼だ」「・・・。」
「と、俺は思う。そういう仕事をしていた、または今もしている女性への偏見だし?」「・・・。」
「マドカ自身もそういう偏見を持って彼女たちを見ていることになる」「・・・。」
「そして自分自身をも縛ってるよね、たぶん。いや、間違いなく」「うん…」
何言ってるのか自分でもよくわかんなかったけど、デリ嬢にも、元デリ嬢って肩書きにも
俺は偏見など持っていなかったし、体張って生きていく強さみたいなものを感じてた。
「自分とその家族の為にやれる事を無我夢中でやった(>>33)」って真剣に語ったマドカが
俺はとてもカッコイイと思ってたし、そういうとこに惹かれたことも伝えた。