12/05/25 01:38:50.71 lnFr+9pG0
営業の女はパンフレットを出して何やら話しているが、内容はよくわからない。
とにかく話は長かった。一時間くらいかかったかもしれない。その間ずーっとおれは麦茶を女に飲ませすぎた。
ついに時はきた。
おトイレお借りしてもいいんですか?
女がつぶやいた。
いいよー?
おれは女をトイレに案内した。
先に言っておくが、うちのトイレは紙がない。いつもである。そして鍵がない。
おれはそれを思い出した。
ドアを開けて、トイレットパーパーを渡してあげた。
女はトイレの真っ最中であったからか、恥ずかしそうに頬を染めた。
おれは何だかそれが何というか愛おしく感じた。心の底から何かわからないものが込上げているのがわかった。多分みんな経験あると思う。