09/10/12 00:16:12 9njV2yz70
隣り合う和室に自分と妹で一人ずつ寝ていた。
間にある障子は常に開いていたので、一緒の部屋と呼んでいいかは分からない。
寝ていると、妹の方からごそごそという音と、荒い息使いを押し殺すような吐息が聞こえてきた。
自分は障子を衝立にするような位置に床を敷いていて、
その障子越しにこっそり見ていたから、覗いたと言えばそうなのかもしれない。
妹はうつ伏せで、夏掛け布団一枚だったので、灯りの小さい部屋でも
体の動く様がよく見て取れ、その時覚えてしまった艶めかしい印象はいまだに強く残っている。