13/05/26 22:38:12.24 DQquTCuU0
エスプリの効いたギャグは確かに面白い。
逆に言えば、知識と語彙の豊富さゆえのライターの自己顕示が目立つ。
キャラクターの掛け合いの中で、そういうものが不自然に挿入されるため、テンポが阻害され、スキップしたくなるほどにくどい。
シリアス部分でも同様で、言葉選びにセンスは見えるが会話自体がだらだらと長く、鋭さが無いため、緊迫感に欠け、終盤はクソ中二病ゲー並に陳腐なものに。
1部の天音ルートで感じた凄まじい筆致と、2部のカプリスで作った壮大な足場を考えれば、
あまりに尻すぼみな、この着地点はいかがなものか。
名作とは言えません。