11/07/08 18:13:20.71 bkY3zQof0
>>63 何を今更w
石川さんは、いかに言論の自由が大切だからと言っても
極端なポルノ作品を活字にする様な自由は一応譲ってもいい自由で
真に守らねばならぬ自由と区別すべきと言ったでしょ。
それに対し一部のグループは、言論の自由に二つある訳がない、
絶対の自由を守るべきと主張した。これは私なかもなかなか迷うところでして、
全ての言論が自由だという原則論を貫いた方がやっぱりいいのかナと言う気もする。
ペンクラブであれを主張した人たちの正義面が信用致しかねるとしても、
論語に言う「人ヲモッテ言ヲ廃セズ」でね。
しかし石川さんは、戦争中に発売禁止を食らったりして、言論弾圧を身を持って体験しているから、
あまりにひどいポルノなどとうてい世論の賛同を得られない、ああいうものを嫌悪する強い市民感情がある、
それを背景にしてまずエロを弾圧し、世論の賛成を得た上で、われわれのどうしても守らなきゃならん
言論の自由にまで権力が弾圧の手を伸ばして来る恐れがある、
それなら一方はむしろ進んで譲っていいんじゃないかと、いわゆる言論の自由を守る現実論を唱えたんですね。
これも傾聴すべき一つの意見だと思いますよ。
ところが安手の正義感に燃え立っていると、藉す耳持たなくなってしまう。
ペンクラブの会長がそう言うことを言うのは許せないと皆でいきり立った。
現実論よりも原則論が何時までも勇ましく立派そうに聞こえますね。
だけど、ペンクラブの理事会を毎度傍聴している新聞社の文化部記者連中は、
あの人たちポルノを書いて生活しているもんだから、自分らの生活を守る為に、
石川さんを攻撃しただけだろうと笑ってたそうです。
そんなこんなで、石川さんもほとほと厭になって、ペンクラブを脱会してしまいましたが
私が今一つ分からないのは、ポルノまで、完全な言論表現の自由を要求する人々が概ね左がかりだと言うことです。
共産圏の国々ではポルノ出版の自由なんて認めてくれないでしょ。
第一ね、何もかもアケスケのあけっぴろげにしてしまって書く方も読む方も、
本当に楽しく倖せであろうか。そう言う問題もある。
ポルノ自由化不賛成と言う事じゃなくて別の話ですがね。