17/04/27 12:57:37.35 CAP_USER9.net
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、移設阻止を掲げる翁長雄志知事が、いよいよ追い詰められてきた。
辺野古沿岸埋め立て承認を取り消した翁長氏の判断を違法とする、最高裁判決が出たためだ。これに対し、翁長氏が起死回生を図って県民投票に打って出る可能性などが取り沙汰されている。
しかし、自民党沖縄県連からは「来年の知事選まで延命を図りたいだけではないか」(照屋守之会長)と冷ややかな声が出ている。
移設先である辺野古住民の間では、地域振興策などを条件に移設を容認する声が多数だ。住民の1人である名護市の宮城安秀市議は「知事は一度も住民の声を聞きに来たことがない。
『沖縄の民意』というが、辺野古の民意はどうなるのか」と批判する。
翁長氏は、菅義偉官房長官が「わが国は法治国家だ。移設工事を粛々と進める」と述べていることを念頭に、「誰かさんは、しょっちゅう法治国家と言っているが、私は『放置国家』だと思う」とも言い放った。
その批判は、最高裁判決を「放置」する自身にこそ向けられなくてはならない。
最高裁判決を無視してまで、徹底抗戦する翁長氏の狙いは「知事選での再選」と見るのは、自民党沖縄県連会長の照屋守之県議だ。
翁長氏の支持基盤は、移設反対を旗印に、保守、革新を糾合した「オール沖縄」と呼ばれる勢力である。ここで白旗を上げてしまうと「オール沖縄」は瓦解(がかい)してしまう。
翁長氏は今後、求心力の維持を目的に、「県民投票」「国との再度の法廷闘争」「知事権限の活用による工事の妨害」などに打って出る可能性がある。
ただ、照屋氏は「もう知事も、本心では移設を止められるとは思っていないだろう」と話す。
安全保障の混乱を長引かせ、県民を分断し、「法逸脱県」への道をひた走るかのような翁長氏。しかし、その行動原理は反基地のイデオロギー闘争ではなく、したたかな「再選戦略」なのだろう。
URLリンク(www.sankei.com)
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