17/04/13 18:03:23.62 CAP_USER9.net
URLリンク(www.buzznews.jp)
4月12日の衆議院厚生労働委員会で、与党側が介護保険法改正案を強引に採決、これに民進党側が激しく反発している件で、その「真相」に注目が集まっているようです(画像は衆議院より)。
これについては厚生労働委員会で介護保険法改正案とは無関係の森友学園問題を民進党議員が取り上げたことが原因だったと報じられており、民進党のWebサイトでも山井和則国会対策委員長の発言としてこう説明されています。
山井「柚木議員が冒頭少しだけ森友問題について質問した。これに関して、(自民党の)田村筆頭理事が激怒して、10時半の段階で与党の理事が委員会をストップさせて緊急理事会となり、なんと森友問題を質問したから今日強行採決をしますということを提案した」
山井「森友強行採決なんてありえない。与党の側から円滑かつ十分な審議をぶち壊そうとするのであれば、残念ながらほかの委員会にも当然影響が及んでくると考える。そういう横暴なことをするのであれば、当然厚生労働委員長の責任問題になる」
この件は民進党が質疑において森友学園問題を取り上げたことに与党が怒ったのが理由、と認識されていますが、自民党議員から「報道が正確ではない」との指摘が出ています。厚生労働委員でもある長尾敬自民党衆院議員が4月12日の夜、Facebook上でこう語っているのです。
「民進党が改正案と関係のない森友学園問題を質疑については取り上げない代わりに、総理質疑と質疑時間を全て野党とする事を約束したのに、森友学園問題を質疑で取り上げ、委員長から”質疑は議題の範囲内で”と注意を振り切り約10分間続けたため、与党は反発して、、、」
長尾議員の説明によれば、質疑が打ち切られた直接的な理由は「民進党側が約束を破ったから」ということになるため、まるで森友学園問題に触れて欲しくないが為に採決に踏み切ったという理解とはニュアンスが異なることになってしまいます。
また上述の山井国対委員長の発言によれば、きっかけとなった柚木議員は「冒頭少しだけ」森友学園問題の質疑を行ったということでしたが、柚木議員は厚生労働委員会の委員長から再三、「質疑は議題の範囲内でお願いします」と指摘されていたにも関わらず森友学園問題について安倍首相の答弁を求めていました(関連記事参照)。更にヤジに対して「質問権の侵害をされるんですか?」とまで述べ不快感を露わにしていましたが、長尾議員の指摘が事実であれば山井国対委員長の説明のみならず、柚木議員の発言も改めて評価する必要が出て来る可能性もありそうです。
民進党の与党批判が妥当なのかそれとも与党の強行採決は理に適っていたのか、まだ収まりそうにありません。