17/04/09 07:07:21.14 CAP_USER9.net
豊洲市場（東京都江東区）の移転問題を検証する都議会百条委員会の各会派の代表者が６日、今後の日程を協議し、
浜渦武生（たけお）元副知事の百条委での証言を「偽証」に認定するかを議決する方向で合意した。
偽証が認定される公算が大きいが、浜渦氏は１０日に反論の記者会見を開くとして徹底抗戦の構えだ。
議会内では、核心に迫りきれないままでの幕引きの様相に「安易」との声も上がる。
自民は「慎重に検討」
百条委での議決は委員による多数決となり、実施されれば２３人の委員のうち過半数の１２人を占める公明など５会派の賛成で偽証が認定される見込み。
最大会派の自民は「慎重に検討する必要がある」などと態度を明らかにしておらず、浜渦氏の会見内容なども踏まえて判断するもようだ。
浜渦氏は平成１３年７月６日、東京ガスと移転に関する基本合意を締結後、交渉を知事本局に任せたと証言。
東ガスの土壌汚染対策費を限定的にする内容の同１８日の確認書に関して「知らなかった」などと関与を否定した。
１５年に幹部らが交渉の報告などのため作成したとされる浜渦氏宛ての文書については「覚えはない」と突っぱねた。
こうした主張を真っ向から否定するのは元知事本局長の前川燿男（あきお）練馬区長だ。
自身は担当局間の調整役に過ぎなかったとした上で、浜渦氏が市場行政の事実上の最高決定権者だったと証言。
さらに１７年の交渉の節目に関し「浜渦さんに（報告を）上げないのは大変なこと。担当部課長に確認し、『（浜渦氏に）手紙を出した』と聞いていた」と述べた。
１２年前と同じ
「１２年前と同じ展開だ」。副知事だった１７年に百条委で偽証を認定され、辞職に追い込まれた浜渦氏は、周囲にこのように不満を漏らしたとされる。
当時、百条委設置のきっかけとなったのは、予算特別委員会（予特）で、旧民主党からの質問に対して行った答弁。
都の外郭団体の関連施設運営をめぐり「財産が不法でない形で処理されないといけない」と発言したことに対し、自民などが不法な状況にあるのか調査する必要があるなどとした。
議長だった自民の内田茂都議は、浜渦氏が予特での質問を民主に依頼していたという情報を民主側から聞いたと証言。
この証言などに基づき、百条委は依頼を否定する浜渦氏の説明を偽証と認定、調査報告書で施設運営に問題はなかったと結論づけた。
報告書ではさらに浜渦氏が内田氏らを追い落とすため、施設運営の疑惑を捏造（ねつぞう）しようとした可能性にまで言及した。※続く
配信 2017.4.6 22:48更新
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