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オランダのパラドックス、豊かな国で極右政党優勢の理由
[フォーレンダム(オランダ) 3日 ロイター] - オランダのフォーレンダムは、
こぎれいで豊かな港町だ。犯罪や失業もほとんどなく、とうてい対立の温床には見えない。
だが3月15日の同国総選挙では、3分の1の有権者が、反移民を掲げる極右政党「自由党」
のヘルト・ウィルダース党首を支持するとみられている。
ウィルダース党首の高い人気は、西側の民主主義諸国が抱える現状に挑み、欧州連合(EU)を揺るがす
「パラドックス」を浮き彫りにしている。経済が順調にもかかわらず、有権者は主流派に背を向け、
反主流派的なポピュリズムに賛同しているのだ。
この傾向が特に顕著なのがオランダだ。オランダ経済は今年、ユーロ圏で最も好調になる見込みで、
幸福度や物質的な満足を示すグローバル指標によれば、オランダ国民は常に最上位近くにランクされている。
オランダにおける反主流派感情は、「何よりもまず文化やアイデンティティに由来するもので、
経済とはあまり関係がない」。そう語るのは、アムステルダム大学の政治学者としてEUにおける
極右政党の台頭を研究するサラ・デランゲ氏だ。
こうした感情は、EU離脱を決めた英国民投票や、ドナルド・トランプ氏が勝利した米大統領選に
見られた人々の不満と呼応するものだ。
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