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2016.12.21 11:30
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北海道大学名誉教授の木村汎氏
≪G7の「結束」を乱した日本≫
安倍晋三首相の対露交渉に賭ける情熱は、半端ではない。ロシアのプーチン大統領との間で16回もの首脳会談を行った。2014年以来、先進7カ国(G7)は、ロシアに制裁を科している。
北方四島を軍事占拠されている日本は、最も厳しい制裁をロシアに加えるべき筋合いだろう。ところが日本は、事実上“制裁破り”さえしている。
G7による制裁は、ロシア高官たちの海外資産を凍結するばかりか、彼らのG7諸国への渡航を禁じている筈(はず)だ。
にもかかわらず、ロシア安全保障会議書記、上下両院議長、第1副首相、「ロスネフチ」社長らが大手を振って来日、時には首相に面会さえしている。
G7諸国の首脳たちはロシア訪問を手控えている。ところが、安倍首相は、ソチ五輪開会式やウラジオストクでの東方経済フォーラムへ気軽に足を運ぶ。
このような態度を見兼ねて、オバマ米大統領は首相にプーチン大統領を日本へ招くことだけは慎むようにとの苦言を呈した。
やむなく首相が思いついたのは、米国の大統領選が終了し、任期満了前のオバマ氏が「レームダック化」した今年12月に、ロシア大統領を招待するというスケジュールだった。
このような苦肉の策の結果、ロシア大統領のG7メンバー国への訪問が実現した。しかもそれはG7議長国の重責をになうはずの日本だった。
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