16/11/13 16:08:22.25 CAP_USER9.net
安倍晋三はなぜ平気で嘘をつけるのか。安倍政権に巣食う諸悪の根源を暴く。「政治家の条件とは」「言葉の信頼性とは」
・適菜収(作家。哲学者)
BEST TIMES:2016/11/12(土) 8:00配信
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
(依頼734・全文は掲載元でどうぞ)
なぜ国民はここまで嘘ばかりをつかれて平気でいられるのか?
安倍晋三は「TPPは断固反対!」と言っていた。
2012年衆院選の自民党マニフェスト、そして選挙ポスターにもそう書かれていた。
なのに安倍晋三は「TPP断固反対と言ったことは、1回も、ただの1回も言ったことはございませんから。」と平気で嘘をつく。
また、2016年10月17日には安倍は「我が党においては(1955年の)結党以来、強行採決しようと考えたことはない」と国会答弁。
その舌の根も乾かぬうちに、11月4日に衆院TPP特別委員会でTPP承認案がまさに「強行採決」された。
2015年7月16日に安全保障関連法が「違憲」と言われつつも強行採決されたのは記憶に新しい。
なのに、安倍晋三という男は「嘘を平気でつく」ことができる。
それは一体なぜなのか?
そしてここまで国民が愚弄されているにも関わらず、安倍政権の支持率が依然として高いのはなぜなのか?
作家・哲学者の適菜収氏がこの2つの謎を解き明かした書『安倍でもわかる政治思想入門』を発売する。
「政治家の条件とは」「言葉のもつ信頼性とは」
この大事な問いを意識することなく政治家になってしまい、政治家を続ける安倍晋三の正体を暴いた書だ。
その前に、「そもそも政治家の条件とは」何かを適菜収氏に語ってもらった。
政治とはなにか?
それは国を治めるということです。
権力を動かすということです。
権力の動かし方を間違えると、大変なことになります。
戦争になったり、国が貧乏になったり、社会が混乱する。
だから政治家の責任は重大です。
私は必ずしも政治家に歴史や経済、文化に関わる高度な知識が必要だと
は思いません。
政治家には判断能力があればいい。
判断の基盤となるのは、常識です。それと人間を知ることです。
とくに議会主義を採用しているわが国においては、フェアな議論を行うことができる人間が求められます。
もっと言えば、普通の人間であればいい。
きちんと挨拶ができる、人の話をきちんと聞く、お行儀よく食事をする。
それと、小中学校の社会科の授業で習う程度の知識があれば十分です。
でも、この程度のハードルさえクリアできない人たちがいる。
(中略)
二〇一〇年八月一九日、総理大臣の菅直人は
「昨日事前に予習しましたら(防衛)大臣は自衛官ではないんだそうですね」
「改めて法律を調べてみたら(総理大臣は)自衛隊に対する最高の指揮監督権を有すると規定されている」と発言。
文民統制も自分が自衛隊の指揮権を持っていることも知らずに総理大臣をやっていたわけです。
アメリカやロシアの大統領が、自分が軍隊のトップであることを知らなかったら、世界は一瞬でひっくり返る。
(中略)
ドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(一八四四~一九〇〇年)は言います。
「ただ私は個人を強力な拡大鏡として利用するだけだ。危機状況というものは広く行きわたっていてもこっそりしのび歩くのでなかなかつかまらない。ところが個人という拡大鏡を使うとこれがよく見えて来るのである」(『この人を見よ』)
(以下省略)
適菜 収(てきな・おさむ)
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。
ニーチェの代表作『アンチ・クリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』(講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『日本を救うC層の研究』(講談社)など著書多数。
最新刊『安倍でもわかる政治思想入門』(KKベストセラーズ)が11月16日に発売決定。