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インタビュー鈴木宗男氏に聞く 北方領土問題で首相は「大きな判断をする」
THE PAGE:2016.10.24 16:41
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(依頼542・一部抜粋、全文は掲載元でどうぞ)
(前文略)
また1956年の日ソ共同宣言は「平和条約締結の後には、歯舞群島と色丹島は日本に、善意で引き渡す、というのが正確な表現」。
「4島一括返還、という表現はソ連時代の話。共産主義ソ連は、領土問題はなしというから、当時の日本政府の方針は4島一括返還」、
「ソ連崩壊、自由と民主のロシアになってから、日本政府は4島一括という旗は降ろして、4島の帰属の問題を解決して平和条約。
帰属が確認されれば、島の返還時期は差があってもいいと、方針転換した」と、両国間交渉の変遷を説明しました。
(中略)
■経済協力にプーチン大統領は関心
両国間で取りざたされている経済支援については、
「プーチン大統領は、大きな評価」とし、シベリア鉄道の北海道までの延伸や、エネルギーブリッジ構想などに対し、
「早速、日本の一部には、大丈夫かとか、信用できないのではないか、とさまざまな声がある」、
「ソ連共産主義ならば、嫌悪を持つが、世界の大国としてロシアは信頼に足る国だ」と否定的な意見があることを批判。
「ロシアが求めているのは、日本の持っている世界一の応用技術。その代わり、世界一のエネルギー資源大国であるロシアは日本に対して、協力する。
互いがウインウインになる条件を備えているし、日ロ関係がよくなることが、世界の安定にも資する、と思っている」と、日ロによる経済関係強化の利点を強調しました。
■米国には日本の立場をしっかり説明 日ロ関係が良好ならば中国・韓国静か
さらに、日ロ平和条約締結が実現した場合の日米関係について
「外交の新しい歴史を紐解く際、必ずアメリカが口をはさんでくる。これが大きな問題だった」、
「安倍首相は毅然と、日本は北方領土問題がある。平和条約が結ばれていない。日本の立ち位置、日本の判断でやらせていただく、と申し上げている」、
「アメリカもその点は理解。日本の立場や考えをしっかりと説明をしておくことも大事」と述べました。
また、対中国、対韓国への影響は「日ロ関係がよいときは、中国も韓国も静か」、
「中国も韓国も、ロシアのエネルギー資源ウエイトが高くなってくる。
ウラジオストクからのパイプラインのエネルギー資源が供給されるかどうかは、中国・韓国にとっても、死活問題につながる。
極東アジアにおける重要性も、日ロ関係の安定の上で、守られてくるのでないか」と東アジア地域情勢安定に動く見通しを示しました。
■北方領土でロシア化進む 早く解決しないと日本の出る幕はない
最近の北方領土の様子については
「島のロシア化が進んでいる。モスクワから予算が来て、住民の生活環境が、著しく改善されている」、
「この流れが5年10年続いたら、日本は出る幕ない」と述べ、現地に住むロシア住民も「択捉の住民感情は厳しい」と指摘。
「早く、北方領土問題解決し、日本の技術を島で生かす」、
「元島民が自由に行けるような環境」、
「日本人が、島に出て行って仕事をする。日本の技術を生かす。そういった枠組みを作ることが、必要」と訴えました。
そして、両首脳会談では
「大きな枠組みを決める。いわゆる技術的なことは、外務省の専門家に任せればいい。安倍首相は、プーチン大統領の同意を取り付ける。あとは技術的なことは専門家に任せる」、
「いつ領土確定、国境線画定、国家主権の確定は、トップリーダーの判断。強い2人のリーダーの時こそ、のどに刺さったとげのような状況である北方領土問題を、是非とも解決してもらいたい」と期待を寄せました。
※インタビューの全文は【連載】インタビュー鈴木宗男氏に聞く(全文1、2、3完)に掲載
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