【日露外交】北方領土問題、安倍政権が奮起しても成果は「このあたり」が限界 だから1月解散はあり得ない!? [10/17]at SEIJINEWSPLUS
【日露外交】北方領土問題、安倍政権が奮起しても成果は「このあたり」が限界 だから1月解散はあり得ない!? [10/17] - 暇つぶし2ch1:紅あずま ★@\(^o^)/
16/10/17 21:06:35.24 CAP_USER9.net
・高橋洋一(経済学者、嘉悦大学教授)
週刊現代:2016年10月17日
URLリンク(gendai.ismedia.jp)
(依頼480・一部抜粋、全文は掲載元でどうぞ)
(前文略)
筆者が、1月冒頭解散があまり見込みがないと思うのは、その前提である北方領土の日ロ首脳会談の成果について、あまりに楽観的すぎるからだ。
(中略)
思えば、その当時が日本としても最大のチャンスだった。
GDPは世界二位でアメリカを急追しており、日本の国力は絶頂期であった。
さらに、中国の台頭もまだ起こっていないので、北方領土交渉に日本が注力できる態勢が整っていた。
また、当時のロシアはソ連崩壊直後で市場経済が混乱していたため、日本側は日本の経済力を生かせるチャンスだった。
しかし、日本はこの機運をうまくいかせなかった。
ロシアの識者の間では、日本は90年代にロシアが苦しんでいたときに何もしてくれなかったという不満が多いという。
その中でも絶好機を逃したのが、1992年にロシアから提示された北方領土に関する「秘密提案」だ。
その提案に対しては、北海道新聞などで関係者の話が掲載されている。
■泡と消えた「秘密提案」の中身
この秘密提案は存在しないことになっているが、実際に行われたのは周知の事実だ。
日本側の関係者であった東郷和彦・元外務省欧亜局長によれば、以下のとおりだ。
1992年3月、東京で行われた日露外相会談において、当時のコズイレス・露外相が渡辺美智雄外相に対して、「平和条約締結以前に歯舞群島、色丹島を日本に引き渡す」という内容の秘密提案(コズイレフ提案)を行った。
この提案はエリツィン氏の了解は得ていなかったが、もし日本側が乗ってくれば正式提案するという含みがあった。
提案は渡辺美智雄外相とコズイレス外相の会談の席上、口頭で行われた。
ロシア側は
①歯舞、色丹を引き渡す手続きについて協議する、
②歯舞、色丹を引き渡す、
③歯舞、色丹問題の解決にならう形で国後、択捉両島の扱いを協議する、
④合意に達すれば平和条約を締結するというものだった。
これは、歯舞、色丹の返還を先に進めるという点で、1956年の「日ソ共同宣言」とは違った内容だ。
さらに協議の行方によっては国後、択捉の返還の可能性も残したので、間違いなくこれまでのロシア提案では最大限譲歩のものだ。
(中略)
その後、ロシアは経済回復に伴い強気に転じた。
ほぼ10年後の2001年のイルクーツク会談で、今度は日本側がプーチン政権に対し、1992年のロシア側の秘密提案とほぼ同じ提案を行ったが、プーチン政権に完全に無視された。
その後、現在に至るまで、プーチン氏は、1956年の「日ソ共同宣言」を踏襲するとして、歯舞、色丹はいざしらず、まだ一度も国後、択捉の帰属協議に応じると言ったことはない。
これが、これまでの北方領土の交渉事実である。
■現状を簡単にいえば、以下の通りだ。
(1)日本は、4島一括返還が先で、その後平和条約を締結する。
(2)ロシアは、平和条約締結を先行させて、その後二島返還で決着させる。
そこで、これまでの経緯から推察できることは、次の会談で北方四島について日ソ間で合意ができたとしても、
①4島一括返還は絶対にあり得ない
②現実は2島返還+α
③αはゼロまたは限りなくゼロに近い
という交渉結果である。
いくらロシアへ経済支援するとしても、あくまでロシアを交渉テーブルに引き出すための撒き餌でしかない。
経済協力するしないと、領土問題はリンクしているはずがない。
実際、今より経済苦境にあった25年前ですら、ロシアは大幅譲歩はしていない。
ポイントは③のαがゼロなのか、ゼロに近いがゼロでないのかである。
プーチン氏のこれまでの言動ではαはゼロであるが、安倍首相はαはゼロに近いが、なんとかαゼロではなくしたい、と考えている。
(以下省略)

高橋 洋一
1955年、東京生まれ。80年、大蔵省(現財務省)入省、理財局資金企画室長、内閣参事官など歴任。
小泉内閣、安倍内閣では「改革の司令塔」として活躍。
07年には財務省が隠す「埋蔵金」を公表、08年に山本七平賞受賞。
政策シンクタンク「政策工房」会長、嘉悦大学教授。
 


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