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蓮舫氏「二重国籍疑惑」が示す民進党の問題点
「学習しない政党」に待ち受ける暗い未来
・安積明子(ジャーナリスト)
東洋経済:2016年09月08日
URLリンク(toyokeizai.net)
(依頼170)
9月15日の民進党代表選に出馬している蓮舫民進党代表代行の"二重国籍疑惑"が問題になっている。
この疑惑は、取り扱い次第では民進党が崩壊しかねない重大な問題をはらんでいる。
蓮舫氏は1967年11月28日、台湾(中華民国)の貿易商である謝哲信氏(中華民国籍)と日本人の斉藤桂子氏の間に東京で誕生した。
当時は日本も台湾も国籍法で父系優先主義を採用していたため、日本国籍を持たずに台湾籍となっていた。
蓮舫氏が日本国籍を取得したのは、日本が女子差別撤廃条約を批准したことで国籍法を改正した1985年のことだ。
「ウソを重ねている蓮舫氏に代表の資格はない」
今回の疑惑報道の発端となったのは、徳島文理大学教授で評論家の八幡和郎氏が「言論プラットフォーム・アゴラ」に掲載した記事だ。
八幡氏は同サイトに8月11日にアップした「台湾から帰化した蓮舫が首相になれる条件」に始まり、「蓮舫さんは台湾籍の離脱証明を出すことが急務では?」(9月7日)まで17本にわたって関連記事を書いている。
さらに夕刊フジでも「将来の宰相として適格か、民進党は身体検査すべきではないか」と問題提起した。
民進党は公式にはこれに対して具体的な行動を起こしていない。
だが民進党内では蓮舫氏の"二重国籍疑惑"について問題視する声も少なくない。
産経新聞は9月7日、同じく民進党代表選に出馬している玉木雄一郎国対副委員長の選対幹部が述べたという「ウソを重ねている蓮舫氏に代表の資格はない」との発言を掲載した。
この発言は民進党内で物議を呼び、いちおう「犯人探し」も行われたようだが、発言者が誰かはまだ判明していない。
ただはっきりしているのは、党内には「蓮舫代表」への危機感もあるということだ。
ある民進党の関係者は匿名を条件に、「このまま(何の説明もなく)蓮舫氏が代表に選任されたら、民進党は終わりだ」と、筆者に語っている。
しかしながら、今はもう「説明すれば水に流される問題」ではなくなっているかもしれない。
過去の言動をみると蓮舫氏はまさしくウソを重ねてきたといえるのだ。
産経新聞による9月2日のインタビューでは、台湾籍の有無を問われ、蓮舫氏は「質問の意味がわからない」とシラを切った。
夕刊フジが蓮舫氏の事務所に提出した質問状に対する回答も、内容は同じだったという。
この時点で「帰化」についてウソを語ってしまった。
蓮舫氏は9月2日の産経新聞によるインタビューにおいて「帰化じゃなくて国籍取得です」と回答して「帰化」を否定してみせた。
しかし、初出馬した2004年の参院選での選挙公報には「1985年?台湾籍から帰化」と明記。
虚偽記載となれば、経歴詐称問題にも発展しかねない重大問題だ。
「とても残念なことだと思う。政治家というのは正直さを徹底して貫かないと、意図しないウソが発生してしまうことがある。そういう意味で蓮舫氏は、準備が足りなかったのではないか。同じ女性議員として切ない思いだ」
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安積 明子 :Akiko Azumi ジャーナリスト 兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。平成6年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、執筆活動開始。「歴史は夜つくられる 「佳境亭」女将が初めて語った赤坂「料亭政治」の光と影」(週刊新潮)、「竹島動画バトル、再生回数で日本が圧倒」(夕刊フジ)などを執筆している。