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【産経抄】なぜ自民党総裁任期延長論に異を唱えながら共産党の長期体制は黙認するのか?
産経新聞:2016.8.6 13:00更新
URLリンク(www.sankei.com)
次を狙う人たちは、内心穏やかではいられないようだ。
自民党の二階俊博幹事長が、安倍晋三首相の自民党総裁任期延長論に言及したことに、党内から反発や警戒の声が上がっている。
いわく「やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」「随分気の早い話ではないか」。
▼自民党の党則は、総裁任期を連続2期6年までと定めている。
安倍首相本人は「延長については全く考えていない」と述べたが、過去には衆参同日選で圧勝した中曽根康弘首相の任期を1年延長した例がある。
国政選挙で4連勝という安倍首相の実績を、自民党議員自身がどう考えるかの問題だろう。
▼当事者らが気にするのは分かるが、報道機関も早速反応した。
5日の新聞各紙をみると、毎日新聞と共同通信が世論調査で総裁任期延長の是非を問うていた。
現在、与党第一党である自民党の総裁はふつう首相を意味するとはいえ、一政党内のルールの是非まで世論に求めるのはちょっと安易か。
▼仮に総裁任期が連続3期までに変更されても、総裁選で他候補が勝てば総裁は交代する。
3期9年務める首相が現れたとしても、国際社会では珍しくない。
ドイツのメルケル首相はすでに在任10年を数え、ロシアのプーチン大統領は延べ12年以上もその地位にある。
▼いや、世界に目を向けるまでもない。
共産党の志位和夫委員長は平成12年11月の就任以来、16年近く長期政権を維持している。
その間、複数候補が名乗りを上げての「委員長選」が行われたことはない。
上意下達は徹底しており、多選禁止を求める意見や独裁への懸念は党内から漏れてこない。
▼共産党主導の野党共闘をたたえる新聞やテレビは、こんな政党のあり方をどう思うかも世論に尋ねてはいかがか。