16/07/04 17:05:35.97 CAP_USER9.net
参院選の自民党候補の遊説で、平沢勝栄衆院議員(左)と並ぶ小池百合子元防衛相
自民党の小池百合子元防衛相(63)は3日、東京都知事選(14日告示、31日投開票)の出馬表明をめぐり、大きな溝が生じている東京都連の幹部に頭を下げた。都内で参院選の街頭演説に参加し、居合わせた幹部に接触。
「非礼を、おわびさせていただいた」と述べた。党に推薦を求める意向は変わりはないが、得られなければ無所属で出馬する。都連側は、増田寛也・元総務相(64)の擁立へ最終調整に入っており、17年ぶりの「保守分裂・都知事選」は避けられない情勢だ。
小池氏は3日、東京都江東区で行われた参院選の自民党公認候補の街頭演説に出席した。もともと都連所属国会議員が集まることになっており、東京10区選出の小池氏の出席も予定通りだ。
ただ、都知事選への出馬表明をめぐり、党との関係が悪化。小池氏と関係者との間には微妙な距離感が漂い、言葉を交わす議員はほとんどいなかった。
演説カーの横で約1時間、ほかの国会議員や都議らとともに、立ったまま候補者の訴えを聞いた。安倍晋三首相や石原伸晃都連会長が訪れた際に、存在を示すことができる最前列に、陣取った。
ただ、首相や石原氏は車を降りると、小池氏の前を素通り。小池氏は会釈したが、会話もあいさつも成立しなかった。
それでも小池氏は、内田茂都連幹事長ら幹部を見つけて、頭を下げ続けた。メディアが見守る中での「公開おわび」。演説後、「この間の非礼について、深くおわび申し上げた。長くは話せなかったが、気持ちは伝えさせていただいた」と述べた。
首相とは「そういう(会話ができる)状況ではなかった」という。
先月29日、奇襲の形で出馬表明に踏み切った小池氏に、都連内の反発は拡大。この日の「公開おわび」は、党サイドに筋を通すためとみられる。すでに推薦要請書を出しているが、推薦が得られなくても、無所属で出馬する。
告示まで約10日と時間は少なく、この日昼には、選挙ポスター用の写真撮影にも臨んだ。
演説後、道行く人から「頑張ってください」と握手を求められた。「街の方から期待がある」と問われると、「街の方からは、ご期待いただいております」と、本音とも皮肉とも取れるコメント。
その後、リオデジャネイロ五輪壮行会にも出席したが、不仲とされる森喜朗元首相と、言葉を交わすことはなかった。
小池氏は5日に石原伸晃氏と会談した上で、最終的な出馬の形を決断する。【中山知子】
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