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アベノミクス是か非か、憲法も争点…参院選公示
読売新聞:2016年06月22日 13時25分
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第24回参院選は22日公示され、7月10日の投開票に向け、18日間の選挙戦が始まった。
2014年12月に発足した第3次安倍内閣では初の本格的な国政選挙で、安倍首相の経済政策「アベノミクス」の是非が最大の争点となる。
消費税率10%への引き上げ延期を巡り、財政再建への道筋も問われる。
首相は増税延期に関し、国民に信を問う考えを表明、与党による改選定数(121)の過半数(61)を勝敗ラインとした。
与党が、憲法改正に前向きな野党や無所属議員らと、国会発議に必要な3分の2(162)を確保できるかどうかも焦点となる。
19日に施行された改正公職選挙法により、選挙権年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられて初めての国政選で、新たに18、19歳の約240万人が有権者に加わる。
選挙期間が通例の17日間とすれば公示日は23日だったが、政府は沖縄の「慰霊の日」と重なるのを避けるため、1日前倒しした。
今回の改選数は、参院定数の半分に当たる選挙区選73、比例選48の計121。
午後1時20分現在、選挙区選に222人、比例選に164人の計386人が届け出た。
前回2013年参院選の立候補者数は計433人(選挙区選271人、比例選162人)だった。届け出は午後5時で締め切られる。
各党の党首は22日午前、街頭で第一声を行った。
安倍首相(自民党総裁)は、4月の地震で大きな被害を受けた熊本市、民進党の岡田代表は、全国に32ある改選定数1の「1人区」のうち、山梨選挙区の中心都市・甲府市を選んだ。
公明、共産両党は首都圏で支持を訴えた。
首相は、「この選挙戦で問われているのは、(現在の)経済政策を力強く前に進めるのか、低迷した時代に逆戻りするかだ」と述べてアベノミクスの継続を訴えた。
岡田氏はアベノミクスについて「限界にぶち当たっており、大きな問題が生じている。新しい経済政策を展開しなければいけない」として、政策転換の必要性を訴えた。
公明党の山口代表はさいたま市内で「経済が成長し、その成果を分配する好ましい環境を作り出す」と強調した。
共産党の志位委員長は、都内で「アベノミクスの失敗がはっきりした。戦後最悪の消費不況に陥っている」と指摘した。
今回の参院選から、「1票の格差」を是正する改正公職選挙法に伴い、「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区で選挙区定数を計4減、宮城、新潟、長野の選挙区定数を各2減する一方で、北海道、東京、愛知、兵庫、福岡を各2増し、全体で「10増10減」とした。