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「甘利捜査は不起訴ありきだった」告発者が証言
週刊文春:2016.06.08 16:02
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甘利明前経済再生担当相(66)や元秘書たちの現金授受を巡る問題で、東京地検特捜部が不起訴処分を発表してから初めて、告発者の一色武氏が週刊文春の取材に応じた。
一色氏は、「検察には最初から結論ありきのシナリオが出来ていたとしか思えない」とし、捜査の経緯を明かした。
「大臣室での現金授受の場面については、座席の位置から言動まで詳細に質問されました。お金を渡した趣旨については『(口利きの)お礼です』と答えましたが、何故か調書には書かれませんでした」
取調べ中にこんな場面もあった。
「検事さんと雑談中に『私は逮捕されるんですか?』と聞いたことがありました。そのとき検事さんは、『安心してください』と言ったのです。その言葉を聞いてから、私は逮捕されないのかも、と薄々感じていた」
“睡眠障害”で国会を長期間欠席していた甘利氏は、不起訴が決まった後、医師に勧められたとして政治活動を再開した。
ただ、検察の不起訴処分には、市民団体が検察審査会に不服申し立てを行っており、判断が注目される。
このスクープ記事の詳細は、ニコニコチャンネルの
「週刊文春デジタル」で6月9日午前5時より全文公開します。
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