16/06/06 17:57:20.55 CAP_USER9.net
参院選での野党勝利を目指す複数の市民団体が6月5日、「6・5全国総がかり大行動」と題した集会を各地で展開した。
東京・永田町の国会正門前には民進、共産、社民の野党各党の幹部らも駆けつけ、参院選の改選1人区での候補者一本化などの成果をアピールしながら支持を訴えた。詳報は以下の通り。
■民進党・枝野幸男幹事長
「昨年の安全保障法制をめぐる戦いから1年余り。皆さんの力で、全ての1人区で安倍(晋三首相の)政治と一騎打ちで戦う構造を作ることができました。
しかし、一騎打ちの構造を作るのが目的ではありません。われわれが問われているのは、安倍政治を止められるのかどうか。結果をもたらさなければいけません。
『頑張ったけれども、正しいことをやったけれども、勝てなかった』では、次世代に責任が持てない。結果を出さなければいけないと思っています」
「だから、あえて申し上げます。勝つために何をしなければいけないのか。ここに集まっていただいている皆さん。あるいは、ここに集まろうと思っていただいた、たくさんの皆さん。
残念ながら、そうではない人たちもたくさんいます。相手は、利害関係や人間関係や情で票を集めます。そして、憲法改悪という争点隠しに走っています。
だから、安保法制や憲法以外のテーマで投票先を決める人たちもたくさんいます。この人たちを動かさなければ結果をもたらすことはできません」
「だから、あえて言います。人間関係や情で声をかけてください。理屈だけで勝てるなら、とっくに勝っているんです。
いかに安倍政権がおかしいかと言う前に、あなたとあなたの友達の人間関係で票を集める、それをやらなければ、自民党には勝てません」
「もう一つ。安倍政治を支えている人たちは、安倍自民党が『保守』だと勘違いしている。ここを引きはがさなければ勝てない。われわれこそが保守なんだと言わないと勝てません。
日本の長年に渡って作られてきた支え合いと助け合いの社会を壊し、美しい農村風景を壊し、平和主義を壊し…。日本の平和主義というのは、戦後70年の歴史なんかじゃありません。
聖徳太子の「(十七条の)憲法」になんて書いてあったか。『和をもって貴(とうと)しとなす』。
日本の歴史に残っている最も古い政治指針は『話し合いで円満に物事を治めましょう』。この指針のもとで日本は1500年の歴史を歩いてきたんです」
「数の力で押し切ったり、他の国と武力を使って物事を解決しようだなんていう、安倍自民党は保守でも何でもないんです!
残念ながら、まだ、『自民党が保守だ』という刷り込みによって、こんなに日本の歴史と伝統をぶっ壊している安倍自民党に投票してしまう人がたくさんいます。この人たちをはがせるかどうかが、この選挙の勝負なんです。
『私たちこそ保守だ!』『安倍は保守ではない!』。私はこのことを、きょうから投票日まで訴え続けます」
「皆さんも、安倍自民党が保守だと勘違いしている人たちに『日本の昔からの地域社会を、昔からの美しい国土を、そして、私たちの平和を愛する日本というものを守るために、安倍を倒すんだ』(と訴えてほしい)。これがこれから必要な訴えなんです」
「多くの皆さんの力で、頑張れば勝てるかもしれないところまできていると思っています。でも、勝てるかどうかはここからの、ここからの勝負です。
『次の参院選で頑張ろう』とか、『次の衆院選で頑張ろう』とか…。残念ながらここで安倍さんを勝たせてしまったら、そういう揺り戻しをできないような社会になってしまうかもしれない」
「私たちも、その強い危機感をもって全力を挙げて戦います。ぜひ、多くの市民の皆さんの連帯の力で、安倍自民党を退陣に追い込みましょう!」
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