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外務次官に杉山氏 初の私大出身者起用へ
東京新聞:2016年6月2日 夕刊
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
政府は外務省の斎木昭隆次官(63)を退任させ、後任に、元アジア大洋州局長の杉山晋輔外務審議官(63)を昇格させる人事を固めた。
後任の外務審議官には秋葉剛男総合外交政策局長(57)が昇格する方向だ。
近く発令する。
政府関係者が二日、明らかにした。
杉山氏は早稲田大中退。
戦後の外務省の歴代次官は東京大など国立大出身者が占めており、私大からは初めて。
主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や、広島での先進七カ国(G7)外相会合の政治・外交分野の事務責任者として各国との調整を担った。
国際法に精通しているほか、高い交渉能力が評価された。
四月のG7広島外相会合では、ケリー米国務長官による初の原爆慰霊碑献花を実現。
オバマ米大統領の歴史的な被爆地訪問につなげた。
昨年七月の「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録を巡っては、歴史認識問題を理由に登録阻止を図った韓国との交渉に当たり、登録決定にこぎ着けた。
こうした実績から安倍晋三首相や岸田文雄外相の信頼が厚いとされる。
条約課長、地球規模課題審議官、アジア大洋州局長を歴任。
国際法の専門家としても知られる。
<杉山 晋輔氏(すぎやま・しんすけ)> 早大中退。77年外務省。アジア大洋州局長を経て13年6月から政務担当の外務審議官。63歳。愛知県出身。