08/11/22 11:41:13 mHWU6aL2
落札率96%とかというのは、業者の入札額が役所の予算額に対して96%の金額だったということですよね。新聞などでも某物件は99%だったのはおかしいとか、いかにもお役人が予算をリークしているようなイメージを与えています。
でも、そもそも予算というのはどのようにして出来ているのでしょうか、例えば建物一つ作るにしたって、建築のプロでもないお役人が適切な予算設定ができますか?。よしんば建築についてはプロ並みの見積り能力があるお役人が居たとしても、正確に見積もるには建物の設計そのものから始めないと出来ませんよね。道路工事の場合は?、下水道工事は?、ゴミ焼却炉は?、その他諸々について、田舎の自治体にそれほど専門家は揃ってはいないでしょう。また居たとしてもじっくり設計して見積りしている暇もないだろうし。
想像ですが、お役人としては具体的な予算を決めるにあたっては、工事を依頼しようとする専門業者何社かに内容を提示して、概略の設計と見積もりをさせ、それを提出させているのだと思います。そしてその内容とか金額を比べたり、過去の同じような事例を参考にしたりしながら予算を決めているのではないでしょうか。
だから業者にすれば予算ベースは自分達が提供して判っているのだから、後はお役人がどの程度上乗せあるいはカットしているかが判れば入札額をどのくらいにすれば良いか見当がつけられるわけです。このお役人はいつも上の方に丸めて予算を決めているとか下で丸めるとか、そういった情報が取れれば96%の落札率も十分あり得ることかと思います。
また、見積もり依頼を受けた業者同志が談合などしていれば、それこそ99%もあるかもしれません。