14/06/12 04:46:09.54 WOrTo/ZE
>>704
えっ
どう見ても為されなかった正義やもう失われてしまった人間の尊さについても謳った作品だと思いますけども
単なるノスタルジーだけで読むものだったのこれ
どうしても執事が話を都合良くこねくり回しているような気がして諸々の感情の全部をまるまるうまうまとはとても呑み込めない
ジョークに対する戸惑いと愛想笑いの下りのあの居心地悪さが作中最大の同情ポイントだった
完璧な一対って卿との話か女中頭との話かわからんけど、時計の針がずれるというのは切ないものだとも思うけども
少なくとも女中頭とは事あるごとにずれまくってるのを一生懸命ピタリと合わさっていたのだと思い込んでる感があって無理
少なくとも合わさっていた時があったはずなのだ思い出せないけどみたいなのが強すぎ
…というようなことを思って「日の名残り 信頼できない語り手」で検索したら予想外に面白エグいものが見つかった、ありがとう
次は『小説の技巧』を拾い読みで決まりだ
『パンク侍、斬られて候』再読完了
おっそろしくサクサク進む
前に読んだ時よりも「わ た し で す(AAry」感が段違いに強くなっている…
幕暮孫兵衛を他人事としては笑えない、「流石に気絶はしない」という程度の違いしかなくて全く他人事じゃない
むしろ気絶したい気持ちがちょっとわかるくらいでまずい