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新潮高山正之恥ずかしい間違い
日本経済新聞 1989(平成元)年07月06日夕刊
【ワシントン五日=滝記者】米原子力規制委員会は五日、米国内で運転中の
「マーク1型」原子炉について格納容器に圧力緩和用の緊急通気弁を取り付け
ることを承認した。炉心溶融などの重大事故で容器内の圧力が高まった場合、
放射性ガスを外に出すための装置。「マーク1型」は米ゼネラル・エレクトリ
ック社製の沸騰水型原子炉で、日本にも同型の炉がある。同委員会によると対
象となる原子炉は米国に二十四基ある。一律に設置を定めるのではなく個々の
原発の事情を考慮して電力会社が設置するかどうか判断する。設置が認められ
た弁は事故により大量のガスが炉内で発生し圧力容器を破壊する恐れが出てき
た場合、ガスを外に逃し容器を守るのが目的。
ガスを出せば環境汚染は免れないが、容器が壊れてチェルノブイリ原発のよ
うな惨事を起こすよりはよいとの判断から設置する。「マーク1型」は比較的
初期の沸騰水型原子炉で日本国内にも十基あるため米国の決定により日本の規
制当局も何らかの判断を迫られそうだ。
内田秀雄原子力安全委員会委員長の話
炉心溶融など重大事故に対する一つの対策として格納容器に圧力通気弁を付け
る方法は一九七九年の米スリーマイル島での事故以来、日本でも検討している。
しかし事故が起こる確率から考えた必要性と、まちがって弁を開いてしまう危
険性などをよく比較検討する必要がある。対策には他の方法も考えられており、
立地条件や管理体制からみて、日本の同型の原子炉ですぐに米国と同じ対策を
講じる必要はないと思う。
高山は朝日が報じた弁は最初ついてなかったってのは誤報で最初からついていた
と言っている。