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エイミー・チュア『最強国の条件』(講談社)を読んだんだが、
「一時代を築いた歴史上すべての”“最強国”は、人種・宗教・文化を問わず、
世界の優れた人材を受け入れ、寛大に遇したが故に最強たりえた。そして寛容
すぎたが故に不寛容が生まれた結果、ほぼ例外なく最強国は衰退し、滅んだのである」
という内容。
なんだか最初に結論ありきの薄っぺらい本だな、と思った。
寛容な国の例として、ペルシア、ローマ、唐、モンゴル、オランダ、イギリス、
アメリカなどが挙げられているが、ではブラジルやアルゼンチンなど、中南米諸国は
どうなのかと。
異民族に寛容でありさえすれば大国になれるというものでもないだろう。