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紀元前6世紀から紀元後4世紀頃まで、ヌビアにはメロエ王国が栄えた。
ローマやエチオピアのアクスム王国の侵攻などで衰退・滅亡したあと、
ノバティア(ヌバ)、マクリア(マクラ)、アロディア(アルワ)というヌビア人の王国が成立した。
彼らは6世紀頃、エジプト経由でキリスト教(コプト教)を受容している。
7世紀にイスラム勢力がエジプトを征服すると、一挙にナイルを遡ってヌビアにも侵攻したが、
最終的に和平が結ばれ、6世紀にも渡り平和な交易活動が行われた。
13世紀からはマムルーク朝の攻撃を受け始め、ヌビア諸国は徐々に衰退とイスラム化が進み、
15世紀頃には南方から来たナイル・サハラ語族のフンジ人に滅ぼされた。
フンジ王国はムスリムで、19世紀まで分裂しつつ存続したが、1821年エジプトのムハンマド・アリに滅ぼされた。