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宗主国となんらかの従属関係にある、広義の「従属国(dependent state)」には、以下のものが含まれる。
冊封国・朝貢国(tributary state):交易などを目的として、名目的な従属関係にある
被保護国(protected state)or衛星国(satellite state):独立国だが、条約で定められた範囲で外交などに干渉される
傀儡国(puppet state):名目上独立しているが、宗主国の強い影響下にある
半主権国(semisovereign state)or付庸国(vassal state):宗主国の一部とみなされ、不完全な主権を持つ
植民地(colony):本国に対して従属的地位にある領土
植民地はcolonyの訳語で、ラテン語のcolonia「開拓地」から来ている。
統治の形態には、内政には原則として干渉しない保護領(protectrate)、
現地の政権を通じて支配する間接統治領、本国が外交と防衛を担当する自治植民地、
本国から統治者が派遣される直接統治領がある。
また租借地や租界は、潜在的主権は貸した国にあるが、統治権は借りた国に移り、治外法権の準領土となる。