10/10/16 14:49:37 0
アメリカが舞台の映画で「このアイルランド野郎」と、ステレオタイプ的な蔑視セリフを
時々見かけるけど。あれって意味は何なんスか?
カソリックはいろんな国があるので宗教的な理由では無い気がする。
ざっと検索したところ、白人同士同じブルーカラーの移民の中で一番最下層のアイリッシュ
に向けて吐くセリフ。が一番な理由かな(でも有色人種よりは上)?
名前以外に、ヒゲ面とか、見た目で区別できたのでしょうか?
言い換えれば、われわれが、チョン、チャンコロとかいう次元みたいなもんでしょか?
厨であんましほめられた質問とは言えないけど、簡潔にお答え頂けたらありがたいです。
171:世界@名無史さん
10/10/16 15:13:10 0
>>164つうか明代で初めて「大航海」という概念ができたのだから
当たり前じゃねえかよ・・お前らの好きな白人様が「大航海」を
するのはその100年後だぞ。支那周辺の荒れた海は巨大な筏のような
船の形が最も安定してよく、インド洋から向こう側は古代エジプトに
起源を求められる竜骨のある船が適している。おそらく明人はこれに
乗り換えて東アフリカ沿岸まで行ったのだろう。
172:世界@名無史さん
10/10/16 15:22:12 0
>>170
カトリックな上に貧乏人という意味があるんでないかい?
ちなみに同じような立場にイタリア移民がいる。
アメリカで一番上はプロテスタントでイングランド系の白人(WASP)。
その下が傭兵として送り出されたドイツ人。
その下にカトリック。
その下にユダヤ人。
ずーっと立場が落ちてネイティブの混血(白人が父親)。
その下にアジア人。
さらに下に奴隷の黒人。
これがアメリカのヒエラルキ。
173:世界@名無史さん
10/10/16 16:00:20 0
>>164
スペインのコンキスタドールがインカにいけたのはエルニーニョのおかげ。
鄭和が大陸に着いてもインカに行けるとは限らないね。
>>170
ジャガイモ飢饉で逃げてきた人達だからね。
現代のヒスパニックに近いイメージ。
映画タイタニックの男のほうって確かアイリッシュだよね
174:世界@名無史さん
10/10/16 16:05:12 0
>>170
これは文化人類学でもしばしば取り上げられる「逆転現象」であろう
本来なら白人の本流はアイルランド人なのである
これは古代ギリシャ人が蛮族に追われて長い間にやっと辿り着いた土地がアイルランドなのだが、
アメリカ大陸に渡った傍流の「白人モドキ」が地位を築いてしまうと、本流のほうが逆差別されてしまう
日本でいえば半島出身の天皇をみてもわかるように、日本の正統は朝鮮人なのだが、
蛮族の倭猿どもによって在日様が悪口いわれるようなものであろう
175:世界@名無史さん
10/10/16 16:20:59 0
>>174
半島の話はもういいから。
君が彼らを嫌いなのはよく解ったから。
大陸の人も熱湯も大人しくしててくれ。
あと、アイリッシュはケルトじゃなかった?
176:世界@名無史さん
10/10/16 16:27:21 0
今の合衆国ではかつてのアイルランド移民は社会の上層に行ってるよね。
177:世界@名無史さん
10/10/16 16:34:16 0
かつて日テレが毎年、年末に大型時代劇を放送していた良い時代があった…
本当にいい時代だったよね。
92年「年末時代劇スペシャル」→93年「タウンダウンの野球拳」
一気にクオリティーの高い時代劇から、くだらないバラエティーに路線変更
になったからな。
ものすごいギャップだな。
92年から93年にかけて何があったのか?
178:世界@名無史さん
10/10/16 16:34:54 0
それときっとアイル人は白人同士ならわかる特徴があるんだよ。
179:世界@名無史さん
10/10/16 16:39:04 0
大型時代劇は面白なかったわ。
今の年末お笑いもおもろないけど。
180:世界@名無史さん
10/10/16 17:09:52 0
現代のUSAでは、市警や消防士なんかにアイリッシュが多いらしいよ
181:世界@名無史さん
10/10/16 17:11:53 0
アイルランド人のステレオタイプというと背が低い、髪が赤い、カトリック、苗字にM(a)cとかOとか
Fitsとかの「~の息子」がよくつく、英語に独特の訛りがある、などかな。
ただ身体的特徴は古くから混血が進んだのであてにならない。
カトリックという所で男女関係や飲酒や金銭、社交関係全般について当然プロテスタントとの
違いが付随していたが、徐々に地位を向上させ、アイルランド系のケネディが大統領に就任した。
アイルランドの独立には、オールド・イングリッシュという土着化したアングロサクソンも貢献している。
スコットランド人は言語や文化はアイルランドと同系だが、独自のプロテスタント化の結果
18世紀以後は教育や金融などイングランドにとって欠かせない地位を占めるに至った。
182:世界@名無史さん
10/10/16 17:40:59 0
アイルランド・・・警官・・・マクラーレン?
183:世界@名無史さん
10/10/16 18:41:18 0
アイルランド人よりアイルランド系アメリカ人の方が多いと聞いたが如何に
184:世界@名無史さん
10/10/16 18:45:28 0
>>176
上層部に行ってる人もいるし、そうでない底辺の人もいる
185:世界@名無史さん
10/10/16 18:45:29 0
「アイルランド系」の定義によるんじゃね。
高祖父母のうち一人がアイルランド移民です、
みたいなのを入れればそりゃ多いわ。
186:世界@名無史さん
10/10/16 19:05:53 0
アメリカのアイルランド系は約3000万人。アイルランド本国の人口450万人より圧倒的に多いんだが、
このように外国に移民した子孫の人口が、本国の人口の何倍もあるような例は他にもあるの?
187:世界@名無史さん
10/10/16 19:07:12 0
>174
>古代ギリシャ人が蛮族に追われて長い間にやっと辿り着いた土地がアイルランドなのだが
それは電波だろう。土着の族長たちの先祖捏造伝説
188:世界@名無史さん
10/10/16 19:13:24 0
>>186たとえばバスク人がそうかな。ちょっと怪しい数字だが、
フランスとスペインが合計約270万人、
中南米など海外居住バスク人が約1500万人だそうな。
189:世界@名無史さん
10/10/16 19:17:50 0
>>186
つユダヤ人
190:世界@名無史さん
10/10/16 19:21:51 Q
そういえば、アイルランドって位置的に西欧に属するのになんで貧しい国っていうイメージしかないんですか?
国として歴史の表舞台に出てきたことがあまりないですよね…
191:世界@名無史さん
10/10/16 19:22:22 0
>>181
スコットランド人はアイルランド人のことをどう思ってるんでしょうか?
逆にアイルランド人はスコットランド人のことをどう思っているのでしょうか?
スコットランド人はブリテンのアイルランド支配に乗っかってきた「ブリテン人」という認識なんでしょうか?
192:世界@名無史さん
10/10/16 19:27:13 0
>>190
クロムウェルに焼け野原にされたからじゃないの?
193:世界@名無史さん
10/10/16 19:33:02 0
>>191
スコット人ってもともとアイルランド系ケルトよ。
ピクト人(スコットランド本来のケルト系)の王家と縁戚になってアルバ王家やら
なんやらで今のスコットランドに至るなわけよ。
ケルト系の親戚くらいに思ってんじゃないの?
なんやらあたりはナイジェル・トランターの本読んでね。
194:世界@名無史さん
10/10/16 19:36:48 0
日本でたとえると本州、九州は支那の端っこを支配する
海賊に征服され、しかもその後支那の王朝から代々王をもらって
連合、その列島は「フッケン・カントン民族」が住む土地「フッケンの国」などと
他の国に呼ばれ、そいつらが四国や北海道などを征服。正式な国名は「連合王国」となる。
そして四国の貧乏人で被征服民族である坂本竜馬がアメリカ大陸に住み着いて・・
こんな感じか。
195:世界@名無史さん
10/10/16 19:36:48 0
>>188
国持ってない少数民族に本国もクソもないだろ。
196:エビちゃん親衛隊
10/10/16 19:39:09 0
>>190
西欧が大航海時代に突入し、表舞台に立った17世紀に
アイルランドはイギリスに侵略・征服された。
位置的には西欧に属するが元々辺境地であり、出遅れてそのまま征服されて、
独立したのが20世紀だったから仕方ない。今は欧州の優等生。
197:世界@名無史さん
10/10/16 19:40:20 0
>>195
レイシスト乙
198:世界@名無史さん
10/10/16 19:46:27 0
>>191
アイルランド北部の英領地区、アルスター人の多くはスコットランドから逆流入した
移民の子孫。宗教も違うしあとは・・・わかるな?
でもサッカーの試合では仲よくケルティックスを応援するそうな。
どちらのゲール語も気息奄々。それぞれ独特の英語方言を話す。
199:世界@名無史さん
10/10/16 19:57:05 Q
>>194
英-アイルランド関係は日韓関係に近いと思う、なんとなく。
でも、アメリカでアイルランド系差別があまり感じられないのは黒人差別があまりに酷くて打ち消されてるのもあるかもね
200:世界@名無史さん
10/10/16 20:18:43 0
ワーグナーの曲を聞くと、いつもナチスの党大会を連想してしまう。
とくにニュールンベルクのマイスタージンガーとか。
201:世界@名無史さん
10/10/16 20:44:11 0
>>199
近いのも道理、計画的にそうした。
お雇い外国人の一人が助言で「貴国の朝鮮統治は大英の愛蘭統治を参考にされるとよい」
と助言したのだ。
202:世界@名無史さん
10/10/16 20:44:21 0
>>200
ワーグナー家やカロヤンとナチスとの関係はアンタッチャブルよ。
脳内でなんとかスルーしなさいよ。
関係は有名だけどあんまりみんなそのこと触れないでしょ?
203:世界@名無史さん
10/10/16 20:54:09 0
英王室のある王子は自分たちはドイツ人なので、ナチスドイツに味方して英軍と
戦ってた(本当の話w)
204:世界@名無史さん
10/10/16 20:57:43 0
最近、アッシリア人がまだ民族として存続してる事を知って驚いた。
205:世界@名無史さん
10/10/16 21:05:58 0
>>200 何歳でおますか?
206:世界@名無史さん
10/10/16 21:14:44 0
そういや「シカゴタイプライター」ことトンプソンサブマシンガンの最初の大規模注文はIRAだったね。
ここにもアメリカとのつながりが
207:世界@名無史さん
10/10/16 21:26:54 0
んで、アイルランド人がやたらとアメリカに多いのはイギリスの圧政とジャガイモ飢饉のせい?
208:世界@名無史さん
10/10/16 21:43:36 0
だろうね。
戦間期にイタリア移民の冤罪事件があったが、きっとアイリッシュにも濡れ衣着せられたのがいただろう
209:世界@名無史さん
10/10/16 21:50:59 0
というより、アングロサクソン以外で濡れ衣着せられた事のない移民っているのかね?
ドイツ系ぐらいか?
210:世界@名無史さん
10/10/16 23:23:13 0
考古学協会、英研究所への蔵書寄贈取り消し
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
どうなってんの?
でも海外に移すのはまづいだろ
予算がない?
日本のGDPは イギリスの2倍なんだけどなあ
211:世界@名無史さん
10/10/16 23:53:55 0
>>208
圧政っちゅうか、そもそもアイルランドは土地が痩せているところ。
一時ジャガイモのおかげで人口が増えたが、干魃があれば増えた人口を処理できなくなるような国土。
あまった人口は、移民するか餓死するかしかどうにもならない土地柄だもんね。
212:世界@名無史さん
10/10/16 23:55:57 0
>>198
なるほど、ありがとうございます。
日本が台湾支配する際に琉球人使ったみたいなものですね(無理に日本の例にこじつけましたが)。
西洋史は詳しくないので参考になりました。
213:世界@名無史さん
10/10/17 00:34:35 0
>>210
今でもろくに使われてないのになんで拙いの?
これを機会にようやく目録作りも始まるようだし、海外に拠点も出来てけっこうじゃないか。
国内に所蔵が確認されないもの(学術的価値が高いかどうかはかなり怪しいが)から順番に
pdf形式での公開を推進するとか追加条件でも付けることができればさらにいいけど。
214:世界@名無史さん
10/10/17 00:37:27 0
>>169
メンジースのおっさんは専門家でもなんでもない。ただの好事家だ。
漢文も現代中国語も読めない。井沢元彦以下だよ。
215:世界@名無史さん
10/10/17 00:47:30 0
>>214
本じたいは面白そう(笑)
URLリンク(www.theosophy-nw.org)
216:世界@名無史さん
10/10/17 00:53:30 0
>>202
カロヤンは頭が寂しい人の友達
カラヤンがナチス党員のなんちゃって貴族
217:世界@名無史さん
10/10/17 01:52:38 0
>>203
それについて、出展の提示を求めます。
218:世界@名無史さん
10/10/17 02:41:43 0
>>207
ジャガイモ飢饉のせい。
>>206
つか、ケネディ家とか裏でIRAをずっと支援してるよ。駐アイルランド大使
だったJFKの妹が、外交の職務上知った英政府の機密をIRAに流したり
してる。とんでもねぇよ。
アメリカのアイルランド系の支援でIRAが生き延びてるわけよ。
219:世界@名無史さん
10/10/17 02:59:53 Q
IRAって少し昔はロンドンで爆弾テロやったりしてたよね、今は停戦合意のおかげで沈静化してるけど。
今やロンドンで爆弾テロといえば、イスラム系だけど、彼らに対してどう思ってるんだろ?
アイリッシュでもイスラムだけは敵視してるのかな?カトリックの国だし
220:世界@名無史さん
10/10/17 03:48:27 0
>>212
その例はいまいち。日本の例にしたいのなら、強いて言うなら日本が福建省を占領して
統治するのに台湾人を使うようなもの。
大戦中にアモイを占領した時とかやっているだろうと推測する。
なお、満洲国には台湾人が相当協力したと聞く。
221:世界@名無史さん
10/10/17 03:53:46 0
>>154
YouTubeに将進酒を読んでいるやつが上がっていたが、広東語には聞こえんかった。
閩南語とか客家語に近いかなとは思ったが、自分は広東語と違って後二者は話せないので的外れかもしれん。
222:世界@名無史さん
10/10/17 04:28:48 0
>>221
ま、それはあんたが広東語を知っているからだろ。
中国人も「南方のどっか」としか思わないかもね。
223:世界@名無史さん
10/10/17 04:59:12 0
>>164
マルコポーロが帰国した際には、本国モンゴルからイルカーン国に輿入れするお姫様の随行員の船に
便乗してインド周りでイランら辺に到達している。
それもイスラム教徒の船のイスラム教徒の航海術に頼ったわけだが。
224:世界@名無史さん
10/10/17 05:18:02 0
>>181
スコットランド人は、スコットランドの住民だけれど、ケルト系ハイランド(ゲール人)と同義ではないからね。
スコットランド人というのは、民族ではなく、スイス人とかカナダ人とかベルギー人とかと同列の国民の概念だ。
大体、スコットランド語っちゃあ英語の訛ったような言語だし、400年前の合邦の際にもスコットランドの多数派は
アングロ人(喋ってるのは英語だったり英語に良く似たスコットランド語だったり)で、ハイランド人(アイルランド語に
似たゲール語を喋る人)は既に少数派。
225:世界@名無史さん
10/10/17 07:25:16 0
>>154
頭子音と入声音が全部残っているのは
ミャオ族系の言語だろう
226:世界@名無史さん
10/10/17 07:35:31 0
>>220
でも、戦時中日本が福建省で占領していた地域って、アモイなどいくつかの港市のみで、
あとは手つかずなんだよな。
華北が、一応、全域にわたって占領(実際には点と線というのはおいといて)されてるのに、
福建省は台湾の真向かいなのにスカスカ。
あれで日本は恐くなかったのだろうか?
227:世界@名無史さん
10/10/17 08:57:34 0
事実、日中戦争のとき、台湾は中国軍機の空襲を受けたことがある。
228:世界@名無史さん
10/10/17 09:59:08 0
>>226
だからこそ上海事変とかおこしたんだろ。
229:世界@名無史さん
10/10/17 10:46:25 0
でも、シャンハイとかウーハンとか華中の重要都市をめざす前に、
まず台湾の隣の福建省を完全占領すべきなんじゃなかったのか?
仏印ですら完全占領(フランスが対独降伏した後だが)してたのに。
230:世界@名無史さん
10/10/17 13:23:59 0
>>224
ローランドにもケルト系が相当数いて、その精神的なより所としてその言語も
単なる英語の方言とみなさずにlallansという独自の言語だと主張している人もいる。
言語が同化したらそこでエスニシティが終わりというわけではなく、地名や苗字にも
痕跡は残る。
231:世界@名無史さん
10/10/17 13:46:05 0
>>230
ノルマン系の影響も無視できないわ。
ブルース、ステュアート、コミン(カミング)、ダグラス…、
著名なスコットランドの家系の多くはマルコム・カンモア(大頭って意味)のときに
イングランドから連れてきたノルマン系貴族の子孫なのよ。
ロバート・ブルースの頃には伯位を持つ大貴族はすべてノルマン系に代わってたわ。
くわしくはナイジェル・トランターの本読んでね。
232:世界@名無史さん
10/10/17 14:38:38 0
>>230
エスニシティでなくて、ナショナリティがスコットランドなんだよ。
いまだにイギリスは一体の国ではなくて、スコットランドとイングランドは別の法域。つまり、イングランドの法律は
スコットランドでは通用しない、同じ制度の下に統合されている国ではない。
なんでそうなるかというと、ナショナリズムが、法域の統合をイングランドによる侵略と看做しているから。
共通の王様を頂いてはいても、内実はいまだに別の国ということだ。
人名地名なんてものは、それこそ、エスニシティとは別のもの。
ヨーロッパは、どこもかしこも、ローマ、ケルト、ゲルマンの混成した人種・文化で、地名も人名もそれ以外の文化も
すべてゴチャ混ぜで、ラテン・ローマ起源のもの、ケルト起源のもの、ゲルマン起源のものが、色々な割合で混在している。
233:世界@名無史さん
10/10/17 19:07:35 0
クルド人って、過去にクルド人国家を持った事があるんですか?
234:世界@名無史さん
10/10/17 19:17:27 0
トルコにはクルド語を話す人はいません。
よってクルド人はいません。
あれはヒトモドキが啼いているのです。
こんな感じなのが現実。
235:世界@名無史さん
10/10/17 19:54:19 0
>>220
>日本が福建省を占領して統治するのに台湾人を使うようなもの。
なるほど、これは言い当て妙の例えですね。
実際、日本軍が福建占領していた時代は、台湾人が間接的に利用されたと聞きます(通訳多数)。
日本の威を借り、福建人に威張り散らしていたようですね、台湾人。
その時の恨みが残っていて、228事件の際には福建人が国民党の台湾人弾圧を助けたようです。
外省人の中で一番多いのも福建人ですし。
これは非常に難しい問題ですね・・・
236:世界@名無史さん
10/10/17 19:57:21 0
高麗棒子みたいなもんだな
237:世界@名無史さん
10/10/17 20:01:06 0
>>235
でも、福建省占領といっても、アモイとかいくつかの都市だけだろ。
満州や華北に比べたら、占領してないようなもんじゃないか。
238:世界@名無史さん
10/10/17 20:09:42 0
228事件は普通話(国語)が話せないと銃殺みたいなことをやっていた。
福建語と台湾語は分岐して300年程度なので割合近く
検問では福建人が台湾人認定されて銃殺されてました。
239:世界@名無史さん
10/10/17 20:09:50 0
>>233
十字軍を相手に戦ったサラディン王はクルド人。
240:世界@名無史さん
10/10/17 20:18:38 0
クルド人が単独で国を持ったかって話だろ
241:世界@名無史さん
10/10/17 20:27:00 0
福建人と関わりたくなかったんだとおも
242:世界@名無史さん
10/10/17 20:33:15 0
アイユーブ朝と隣のクルディスタンがある。
アイユーブは微妙なとこだが
243:世界@名無史さん
10/10/17 20:34:12 0
アイユーブ朝エジプトは「クルド人国家」ではないので、質問に対する答えにはなってませんな
そういう意味で、過去に「クルド人国家」が存在したことはありません
244:世界@名無史さん
10/10/17 20:37:32 0
クルド、クルドと思わせておいてけっきょくやってこないのね、あなた
245:世界@名無史さん
10/10/17 20:41:22 0
クルディスタンは10ヶ月で崩壊した長短期政権だしな。
あったといえばあったけど・・・程度の存在
246:世界@名無史さん
10/10/17 21:11:11 0
来るど、もうすぐ来るど~
247:世界@名無史さん
10/10/17 21:17:05 0
数千万人もいるのに、自分らの国持てなかった民族って他にいるかな?
248:世界@名無史さん
10/10/17 21:17:14 0
と言ってたらケマルに潰されたんだよな
249:世界@名無史さん
10/10/17 21:18:58 0
>>247
ミャオ族 (Hmong) 約3000万人
250:世界@名無史さん
10/10/17 21:23:55 0
チワン族は国家建てたことあったっけ?
251:世界@名無史さん
10/10/17 21:27:49 0
そこは漢人並みに扱ってあげないと怖い場所
彼等にチワン語で話しかけてはいけない
252:世界@名無史さん
10/10/17 21:29:02 0
儂智高が起こした騒乱のドサクサに建てた超短期政権を国家と言うなら
253:世界@名無史さん
10/10/17 21:30:39 0
>>250
タイとかラオスへ行って建国した人達がいるよ。
今残っている人達は南詔か南越か何かの奴隷だったんだよ。
254:世界@名無史さん
10/10/17 21:38:57 0
>>247
ミャオ族は、もうあちこちにバラバラ住んでいて
自民族の県城すら持ってないんだよ。あっても両手で数えられるほど。
土着民みたいな領土という意識はないんだよ。
ただ焼畑をやって巡回して住むので、土着民とは違形の郷土愛があるんだ。
255:世界@名無史さん
10/10/17 21:43:56 0
九黎といってもともとは黄河領域にすんでいた。
漢族との戦いにまけて長江に。そして三苗となる。
256:世界@名無史さん
10/10/17 21:48:41 0
ミャオ族には西楚の遺民を自称するグループも一応いる
だから一部のグループは国家に属していた
257:世界@名無史さん
10/10/17 22:02:10 0
>>247
中国インドで探せばいくらでも出てきそうだな
あと中央アジアの遊牧民とか南北アメリカの先住民とか
まあ国家の定義に依るんだろうけど
258:世界@名無史さん
10/10/17 22:05:14 0
見落としてた
中央アジアの遊牧民とか南北アメリカの先住民とかは数千万にもいないわ
259:世界@名無史さん
10/10/17 22:10:59 0
中国で苗族郷に住む人口は約894万人。
この他にも元苗族の都市籍漢族がいっぱい。
タイやラオスやベトナムにもあちこち住んでいる。
ベトナム戦争の影響でアメリカにまで住んでいる。
やはり、苗族が一番でかい人口だろう。
260:世界@名無史さん
10/10/17 22:23:03 0
アイヌ民族も多民族国家日本の一員ということでヨロ
261:世界@名無史さん
10/10/17 23:21:35 0
>>226
軍事で要衝や拠点を優先させるのは普通。
戦争ゲームみたいに全部コンプリートみたいな発想がおかしい。
ぶっちゃけ蒋介石の実力じゃまれの空襲ならあっても台湾を奪う、もしくは恒久的占領も不可能だし、
既に半島から北方の大半も日本の勢力下なのに台湾がどうなっても日本が戦略的に破綻するわけでもない。
まあ北京南京その他重要都市が日本の支配下で蒋介石自身が奥地に逃亡してるのに、
台湾一つに全軍事力傾けるとか戦略取るならそれはそれで笑えるがな。
262:世界@名無史さん
10/10/18 01:07:27 0
>>247
>>258
タワンティスーユの住人だったケチュア人とかも結構います
ペルーとかボリビアに分かれていますが1300万人
アフリカもお忘れなく
ヨルバ人などは3000万くらいなのでクルドより多いんじゃない?
コンゴ人やショナ人なども1000万超だったかな
263:世界@名無史さん
10/10/18 02:26:32 0
もはや中央アジアはソ連に意図的に作られた人工民族ばかりだからな
その点アフリカや中南米の先住民は価値がある
264:世界@名無史さん
10/10/18 08:37:17 O
普通話の反り舌音は
華北一帯で共通した
子音なんですか?
265:世界@名無史さん
10/10/18 08:45:16 0
西安の人は音盲なのでそり舌音が苦手だし
NとNGの区別も曖昧
あいつらのお里はきっとイー族であって満族ではない
266:世界@名無史さん
10/10/18 10:10:37 0
>>233
前24世紀頃にグティウム(クルティ)王国、
前2世紀から4世紀までコルドゥエネ(カルドゥチ)王国、
10世紀末にはシャッダード朝、ラワード朝、ハサナワイフ朝、
アナーズ朝、マルワーン朝という5つのクルド系アミール領を築いている。
むろん純粋なクルド人単一民族国家ではないだろうが、
古来クルド人が多数派を占める地域だし、指導者層にもクルド系が多かっただろう。
URLリンク(en.wikipedia.org)
267:世界@名無史さん
10/10/18 11:28:21 0
>>262
ハウサ人が3500万、ヨルバ人やイグボ(イボ)人が各3000万人
フルベ人やショナ人が各1500万、ズールー人1000万
キクユ人500万、ウォロフ人400万、ソニンケ人100万、マサイ人30万 など
「ナイジェリア」などという国の枠組みができたのがごく最近のことで、
ハウサもヨルバも自前の都市国家群を持っていた
イグボ人のビアフラ共和国は2年半しかもたなかったが、
植民地化以前のイグボには国家というほどのものはなかった
まあ昔の人口は何千万もはなかっただろうけど
268:世界@名無史さん
10/10/18 12:37:48 0
>>264
捲舌音(いわゆる反り舌)と舌尖音の区別は官話系ほぼ全域の諸方言に
あると言っていいほど広いが、どの字がどちらの音で始まるかは
方言によってまちまち、バラバラ。
だから普通話を話すとき、せっかく捲舌音が発音できても舌尖音で言ったり、
その逆に舌尖音でいい所をわざわざ捲舌音で言ったりということがある。
瀋陽あたりの人には両方の訛りがある。
269:世界@名無史さん
10/10/18 12:44:29 Q
童話のオズの魔法使いに金本位制や銀本位制などの政治的意味が込められていた可能性があることを最近知り驚きました。
そこで質問です。オズの魔法使いが作られた当時のアメリカ社会の経済状況は具体的にどんな感じだったんでしょうか?
南北戦争後の重化学工業が発展した時代ですよね。
270:世界@名無史さん
10/10/18 13:22:14 0
>>269
通貨的にみればデフレです。
金貨の改鋳をやってマネーサプライを増やすべきでした。
経済史からみればそれぐらいしかいえません。
271:世界@名無史さん
10/10/18 13:30:15 0
>>269
そういう質問するなら、せめてその「オズの魔法使い」が発表されたのが何年かぐらいは
質問者の方で調べて書いてほしいところだ
まあ、こっちでググってみたが、1作目の発表が1900年ちょうどか
南北戦争後(1865年終結)ってほどでもないね
むしろ米西戦争(1898年)直後
マッキンレー大統領が、金本位制にしたのがちょうどこの1900年だ
この頃、アメリカは工業は発達していて、その生産額で英仏独などを抜き、すでに世界一
の工業国
ロックフェラー、カーネギーといった大企業もすでに登場している
その分、工場労働者の労働争議も盛んな時代で、ストやデモは、しばしば、企業側からの
要請で動いた軍によって力でねじ伏せられていた
272:世界@名無史さん
10/10/18 13:45:42 0
1865年頃はリンカーンが暗殺されて
政府紙幣が回収され
インフレから一気にデフレになった時代
273:世界@名無史さん
10/10/18 14:27:32 0
19世紀末のアメリカか。
エジソンはすでに蓄音機や電球、キネトスコープなどを発明し、ゼネラル・エレクトリック社が92年に誕生。
93年にシカゴ万博が開催されるが、同年に金融恐慌が起きている。
ヘンリー・フォードはエジソンの下で働き、96年に自作の四輪自動車を製造、2度ほど起業するが失敗中。
96年から98年にかけて、アラスカでのゴールドラッシュが始まり、金本位制のままデフレは解消される。
また米西戦争によって新大陸での覇権を掌握したうえ、グアム・フィリピンにも進出、
同時期にハワイも併合して太平洋がフロンティアの彼方に開けた。
274:世界@名無史さん
10/10/18 14:32:15 0
tesuto
275:世界@名無史さん
10/10/18 14:45:46 0
南北戦争後から19世紀末までの米国は、いわゆる「金ぴか時代」として知られる。
南部が疲弊し戦後復興もままならぬ中、北部を中心に国民経済が急速に発達。
独占資本が形成され、資本家は政治家の庇護を受けることで巨富を蓄えたが、下層の農民や労働者は貧困にあえいだ。
欧州からはアメリカンドリームを求めて無数の移民が来たものの、ほとんどは零落・窮迫。
彼らは実業家や銀行家を「泥棒男爵」と罵り、大規模なストライキが頻発した。
276:世界@名無史さん
10/10/18 17:59:07 0
関所って外国にもあるの?
なんか平地ばっかりだと意味なさそうなんだけど
277:世界@名無史さん
10/10/18 18:07:34 0
>>276
どういう意味の関所?
278:世界@名無史さん
10/10/18 18:19:31 0
>>277
日本の関所みたいな出入りを管理する意味での関所
まぁ通行税も含む
日本みたいに山岳地帯が多いなら分かるけど平原だとやりずらいだろうなぁと思って
ヨーロッパや中央アジア、インドのような平原地帯に関所はあったんでしょうか?
279:世界@名無史さん
10/10/18 18:19:36 0
>>276
今でもある国は多い。
州や省境で許可証を調べたりする。
280:世界@名無史さん
10/10/18 18:25:50 0
>>279
ごめん、世界史の話なので現代は抜きで
281:世界@名無史さん
10/10/18 18:52:27 O
ツンフト闘争ってなんですか?
282:世界@名無史さん
10/10/18 18:56:42 0
>>278
河川の渡河点とか、町にあるじゃない。
ライン河の中洲にもプファルツ城みたいなのもあるし。
283:世界@名無史さん
10/10/18 18:58:32 0
>>282
なるほど川か!
でも川の水も増減があるし関所越えが簡単そうだなぁ
ちゃんと機能してたの?
284:世界@名無史さん
10/10/18 19:00:36 0
>>281
政治参加を目的にした労働争議よ。
大ギルドと職人系の小ギルドの争い。
285:世界@名無史さん
10/10/18 19:01:03 0
関所回避すれば、賊が出るんようになっているわけさ。
286:世界@名無史さん
10/10/18 19:06:26 0
>>283
機能してるわよ。
ライン沿いが関所だらけなのは領主(司教も含む)や各都市の大事な収入源だったから。
金が絡むと途端にきびしい管理になるわ。
関所破りの船に大砲ぶっ放したなんてざらよ。
287:世界@名無史さん
10/10/18 19:07:28 0
盗賊騎士はエグイわね。
288:世界@名無史さん
10/10/18 19:07:37 0
ノヴゴロドはいつ誰によって滅ぼされたのですか?
289:世界@名無史さん
10/10/18 19:10:49 0
>>286
ほー、そんなもんなのか
トン
290:世界@名無史さん
10/10/18 19:11:42 0
>>287
ネパールじゃ今でも当たり前にいる
通行料を払ってガイドを付けないと
警備兵がトレッキング客でも威嚇射撃してくる。
払うと意志表示しないと、本当に打って頃される。
警察と盗賊は昔から表裏一体。
291:世界@名無史さん
10/10/18 19:34:11 0
砂漠や荒野でも、隊商が通るには水場や安全なルートがいくつかあるから
そこらへんを抑えて関所や軍事基地を設置する
関所を通らずに進めば、盗賊に襲われたり道や水場を見失ったりするようになっている
シルクロードでもサハラ交易でも通行税収入はすごく儲かるのだ
292:世界@名無史さん
10/10/18 19:43:21 0
そういや、デンマークとスウェーデン、ハンザの争いの原因のひとつに
エアーソン海峡の通行税があったわね。
293:世界@名無史さん
10/10/18 19:48:11 0
>>288
1478年、モスクワ大公のイヴァン3世によって併合され、独立を失った。
ノヴゴロドは、キエフにルーシの中心地が移って以後も自由都市となって繁栄し、ハンザ同盟にも加わった。
13世紀にはノヴゴロド公アレクサンドル・ネフスキーがドイツ騎士団を撃退。
彼の子のひとりダニールがモスクワ公となり、その子孫がモスクワ大公となって、ノヴゴロドなどルーシ諸国を征服した。
ルーシの本家ともいえるノヴゴロドの征服により、モスクワはルーシの正統な後継者だと自認することになる。
294:世界@名無史さん
10/10/18 19:49:15 0
>>280
今でさえそうなのだから、昔はもっとあちこちにあった。
勝手な通行者がいないか武装見張りが常時いた。
通行者数<<周辺人口なわけだから、通行料を払わないと
通してくれないし、略奪される。
お金をはずめば、道案内、食事や宿提供、他の略奪者からの
護衛までしてくれもちつもたれつの立派な産業が成立。
295:世界@名無史さん
10/10/18 19:58:55 0
>>294
今でさえ ってアンタ...
町や州の境界線で待ちかまえて金をふんだくる国って、現代世界にはあまりないと思うが。
296:世界@名無史さん
10/10/18 20:02:34 0
日本には有料道路がいっぱいあるじゃん
アメリカもヨーロッパもロードプライシングして金フンだくって
罰則超過金がベラボーに高い
297:世界@名無史さん
10/10/18 20:23:42 0
現代では検問というのがあるね
298:世界@名無史さん
10/10/18 20:53:26 0
前近代のイスラム圏の知識人は、民主制や共和制についてどう考えていたんでしょうか?
ギリシャ哲学をレスペクトしてた人たちだから、世襲君主制以外の政体がありうるということに対して
自覚的だったと思うんですが。
299:世界@名無史さん
10/10/18 21:01:26 0
>>298
正統カリフ制やマムルークの王朝は世襲君主制じゃないよ。
共和制や民主制でもないけど。
300:世界@名無史さん
10/10/18 21:17:30 0
前スレでスルーされてしまったのでもう一度質問させて下さい。
中世ヨーロッパの有力な都市(ドイツのケルンとか)は独自の兵力を持っていたようですが、
具体的にどういった人々が軍を為していたんでしょうか?
専業の兵士がいたのか、普段別の職業に就いてる市民が有事の際に武器を取ったのか、それとも傭兵にお任せだったのか。
また、いざ戦闘になった時の大将格はどういった人になるんでしょうか?
301:世界@名無史さん
10/10/18 21:45:30 0
中世といっても末期頃の話らしいな
(ヨーロッパ史にはあまり詳しくない俺の)知っている限りでは傭兵
いざ戦闘となったときの指揮官は傭兵隊長
傭兵隊長は必ずしも戦術指揮能力が優れているとは限らず、
兵隊を養う方面に優れた「経営者」的な才能の者もいたようだ
302:世界@名無史さん
10/10/18 21:59:13 0
>>298
ギリシャの民主制知っていても、その末期の衆愚も知ってるからな。イスラムは
イスラムでシャリーアによる法治を選んだだけだ。
オスマン帝国の君主だってイスラム法に反するとされれば廃位もされた。世襲君主制
でも地域ごと文化ごとに色々あるさ。
303:世界@名無史さん
10/10/18 22:25:42 0
イスラムの起源は古代ギリシャなんだけど、彼らは有色人種の血を
引いている。だから民主制は確立できなかった。
304:世界@名無史さん
10/10/18 22:25:42 0
>>300
ギルドごとに割り当てられた兵員数を揃えたり、
市内の教区ごとに割り当てられた兵員数を揃えたり、といった感じで普通は集めるわ。
兵士のなり手は様々で、下層市民から都市に従属する農村出身者、
騎士などの下級貴族層の次男以下、上級市民の子弟など、ほんとに雑多。
もちろん傭兵も含まれるわ。上級市民の子弟は下級の隊長として従軍するの。
封建上、諸侯、司教などに従属している場合はその指揮下に入ることに。
都市が自ら兵を起こした場合は、名目上の指揮官は都市の有力者(都市貴族や大商人からなる参事会員など)、
実質は、301が言ってるように雇われ指揮官(傭兵隊長や地元貴族)が軍を統率することに。
ただ、傭兵に全面的、もしくはかなりの部分を依存してる都市のほうが多いと思うけどね。
305:世界@名無史さん
10/10/18 22:36:05 0
>>298
イスラームが発生したメッカやメディナは、有力部族長たちの合議制で統治されていた「共和国」だった
クルアーンでも合議制は推奨されており、ムスリムは「イスラームの共同体(ウンマ)」に属する者とされた
世襲君主が登場したのはウマイヤ朝のヤズィードからで、スンニ派的には「必要悪」という認識
それでもマリク(王)よりはアミール(指揮官)やハリーファ(預言者の代理人)、スルターン(執政者)という称号が好まれた
民主政は、古代・中世においては「衆愚政」「蒙昧な人民(デモ)の暴力的な支配(クラシー)」というイメージがあった
プラトンも衆愚政治の弊害を論じ、「哲人政治」こそが望ましいとしたし、
近世欧州のモンテスキューやホッブズ、ロックらでも、統治に関しては王政か共和政の方が望ましいとした
だから「衆愚政より賢人による共和政の方がよいが、世襲君主でも有能ならば共同体を守るのには役立つ」というのがスンニ派的解釈
シーア派は「アリー様の聖なる子孫こそがウンマの指導者(イマーム)にならなくては」というのだから、本来は世襲君主制しかないはずだが
いろいろあって「隠れておられるイマーム・マフディー(救世主)のご帰還を待とう」ということになり、
「国王がイスラームに反すれば、法学者が代わって信徒の統治を行うべし」というホメイニの理論が生じた
「人民主権」となると、イスラームとしては「主権」をアッラー以外が持つわけがないので本当は論外
近代にはカダフィが「ジャマーヒリーヤ(直接民主制による大衆の共和国)」などと言い出しているが、某人民共和国とよく似ている
306:世界@名無史さん
10/10/18 22:36:30 0
農民戦争のとき、農民軍は傭兵隊長として名の知られた鉄腕ゲッツを指揮官として雇ってるわ。
契約期限が切れると、農民軍を見限ってとっとと自分の城に引っ込んで諸侯軍に降伏。
ゲーテの戯曲とは大違いの悪党ね。
当時の傭兵隊長としては普通の行動だけど。
307:世界@名無史さん
10/10/18 22:42:06 0
>>鉄腕ゲッツ
ガッツのモデルとなった人ですか?
308:世界@名無史さん
10/10/18 22:46:48 0
>>307
『三浦ベルセルク』のこと?
ガッツりかぶってると思うわ。
あくまで想像だけど。
309:世界@名無史さん
10/10/18 22:48:46 0
イタリアじゃ市民兵から外国人傭兵→イタリア人傭兵と全面的に傭兵に頼るように
なったな。神聖ローマの帝国自由都市とイタリアの都市国家は違いすぎるから面倒
くさいところだなあ。
310:世界@名無史さん
10/10/18 22:52:14 0
>>301 304 306
回答ありがとうございます!勉強になります。
ついでにもう一つ疑問に思ったことが…
>騎士などの下級貴族層の次男以下、
ということなんですけど、都市あるいは市民(称号のない裕福な商業貴族?)を封主として金銭を受け取るような騎士もいたんでしょうか?
平民を主君にすることは出来ないのかな…?
311:世界@名無史さん
10/10/18 22:53:28 0
自分が戦うよりも、お金を稼いで他人に戦わせたほうがいいという
イタリア的合理主義の結果じゃないの?
マキャベリは傭兵軍の弊害から、ローマ風の市民軍を構想したけど。
よわっちくて話になんなかったのよね。
312:世界@名無史さん
10/10/18 22:55:09 0
傭兵隊長と言えばヴァレンシュタインだよなぁ
だいぶ時代違うけど
313:世界@名無史さん
10/10/18 22:59:26 0
作者は「ベルセルク」を描いたあとで「鉄腕ゲッツ」のことを知って、偶然の一致だとびっくりしたらしいが、
たぶんどっかで聞いたのを覚えてて使ったのかもな(背景世界も近世欧州そっくりだし)
知ったあとでは意識して描いてると思うけど
314:世界@名無史さん
10/10/18 23:02:18 0
>>310
帝国騎士は名目上、皇帝の直の封臣、小なりとはいえ諸侯と同列。チョープライド高いの。
日本でいうと徳川将軍家(皇帝)と旗本(騎士層)、大名(諸侯)の関係を思い浮かべて。
だからドイツではありえないけど、イタリアだったらありえるわ。
共和国(市政府)が市民(大商人クラス)を騎士に叙任するなんてこともあったからね。
315:世界@名無史さん
10/10/18 23:09:42 0
国民兵と傭兵の時代が交互に入れ替わってる気がする。
今は国民兵から傭兵の切り替わりかな。
316:世界@名無史さん
10/10/18 23:36:48 0
>>314
そうか、騎士は職業でなくて、身分だったんだ。
それで武士が刀を、イエメンの武士がジャンビー刀を携えるのと同じ意味で
マントを着てたんだ。
317:世界@名無史さん
10/10/18 23:50:18 0
>>310
>>310
ドイツの場合、大商人が騎士を金封であれなんであれ家臣(封臣)とはできないけど、
雇うことはできる、というか騎士のほうから無理やり雇わせる。
そうして用心棒料みたいなもの、もしくはヤクザのみかじめ料みたいな感じで金を出させる
あくどい手口で市民や都市からお金を巻き上げてた騎士も多いわよ。
彼らを討伐する武力がなければ、金を払わないと盗賊騎士に変貌するから払うしかないのよ。
318:世界@名無史さん
10/10/18 23:53:24 0
そこでドイツ版必殺仕事人が出たりして
319:世界@名無史さん
10/10/19 00:04:10 0
>>316
騎士は、国によっても由来によってもかなり大きな違いがるから注意して。
帝国騎士とフランスやイギリスの騎士を一緒にはできないわ。
ドイツ内でも同様のことがいえるわ。
勲爵士として騎士の場合があり、モーツァルトはローマ教皇から叙勲されてるから
身分上は騎士になるの。
320:世界@名無史さん
10/10/19 00:07:34 0
三大ピラミッドで有名なクフ王の像がモンゴロイドっぽいのですが、
あの時代ってモンゴロイドもエジプトにいたのでしょうか?
それとその時代の石造がすごく写実的なのですが、これは
古代ギリシャ人が彫刻の技術を教えたのでしょうか?
321:世界@名無史さん
10/10/19 00:22:12 0
ギリシャ文明の起源は古代エジプト
次
322:世界@名無史さん
10/10/19 04:36:06 0
先ほども話題に上がってたが三十年戦争で大商人とか修道士などの層は傭兵達に襲われて身包みはがされたり殺害されたりしたの?
323:世界@名無史さん
10/10/19 04:44:09 0
>>320
どこがモンゴロイドっぽいんだ?
あと、彫刻は逆だ。古代ギリシャ彫刻はエジプトの影響から発達したもの。
マジ質問してるとして反応したが、本来、そんな質問、釣りとしてスルーされる
だけだぞ。
324:世界@名無史さん
10/10/19 05:09:44 0
あの石造はおそらくプトレマイオス朝が作らせたものだろう。
写実といえば古代ギリシャだからね。
325:世界@名無史さん
10/10/19 05:24:14 0
Harlequin Icthyosis が与えた歴史的意義とは?
326:世界@名無史さん
10/10/19 07:32:37 0
>>278
城門がそれだろ。
城市そのものが目的地や中継地であり、関所でもある。
327:世界@名無史さん
10/10/19 07:56:39 0
>>304
そんなんでは戦争にならないんではないの?
市民の下の方、農民、継承権に与れない次男坊三男坊で、士気が上がるの?
搾取して富んでいる支配層と搾取されている被支配層の分かれているような時代で、戦争の相手も
同じような封建領主政権。
領主が入れ替わったところで、して暮らしぶりが変わるでなし。むざむざ死ぬよか、簡単に降伏して
別の領主に税を納める方が得だろうに。
捨扶持もらって惨めに暮らしている次男坊・三男坊にしても、
「裏切って父・兄を殺すか捕縛してくれば領地の半分を与えて安堵してやる」
とかいう敵からの誘惑があれば、打ち克てるのか?
328:世界@名無史さん
10/10/19 08:04:18 0
>>314
旗本は貧乏で傘貼とかしているものだし。
プライドもヘッタクレも無い、石高(収入)と、官位官職とで、ランク付されている。
旗本でそこそこの官位官職の付いているのは、側近役か、朝廷へのお使いがある人・家だけ。
側近役は将軍から度々御褒美の領地を貰って数年で大名に昇進するし、朝廷へのお使いを
やる家は極めて少数だし。
329:世界@名無史さん
10/10/19 09:31:54 0
日本史だと真田信繁の次男真田守信がいますが、
有力者の一族の誰かの生存や死が、長期にわたって隠蔽されていた事例はありますか?
330:世界@名無史さん
10/10/19 09:38:58 0
影武者
331:世界@名無史さん
10/10/19 09:42:03 0
女言葉を使ってる奴、ところどころ男しか使わない言い回しが散見w
332:世界@名無史さん
10/10/19 09:43:03 0
そいつ色盲だったりする
333:世界@名無史さん
10/10/19 12:59:48 0
>>328
極端に困窮してるのは御家人クラスでしょ。
旗本クラスで困窮してるのは散財(遊興)と政治活動(猟官)のため。
334:世界@名無史さん
10/10/19 13:09:16 0
>>327
スイスの例もあるしそれなりに使えたんじゃないの?
イングランドの長弓兵もあぶれ庶民だし。
イタリアの傭兵も指揮官は著名な貴族でも中身は食えない庶民出身が主体(ドイツも)。
335:世界@名無史さん
10/10/19 14:12:55 0
兵になれば略奪&レイプができるぞ。殺した敵から身包み剥いで売ればけっこう儲かる。
戦場は非日常を楽しむエンジョイ&エキサイティングな場。
まあ、蛮族相手か憎みあってる相手でもなければガチでの殺し合いはやりたくないから、
どっちも適当にお茶を濁して小競り合いというのが多いが。
あと「裏切って父・兄を殺すか捕縛してくれば」とはいうが、
実際それやったあと入城した敵にぶっ殺されない保証はないし、
失敗すれば確実になぶり殺されるし、成功しても裏切り者として恨まれ暗殺されそう。
336:世界@名無史さん
10/10/19 14:42:49 0
>どっちも適当にお茶を濁して小競り合いというのが多いが。
イタリアじゃ特に傭兵同士の戦場でのなれ合いがひどかったらしいね
ほとんど、戦ってるふりをしてるだけ、みたいな感じ
それでも雇い主から金をふんだくれるんだから、いい商売だ
だからマキャベリは市民による軍の必要を痛感した
337:170
10/10/19 14:42:57 0
色々ご回答ありがとうやんした。
ウィキのアイルランド項目にも解りやすく書いてありました。
そういやあ、アイルランド人といえば、セントヘレナ島でナポレオンの居住するロングウッドに向け、毎朝だか
礼砲をパンパン撃つ英国軍のアイルランド人兵士達の話を読んだ記憶ありなので(両角良彦氏の著書)、思い出
しついでに書いておきます。
とは言っても、スコットランドにはスチュワート朝の他、ロバート1世、ウォレス、といった反骨の英雄がいる
が、アイルランドは世界史に彩りを添えるよう人物が思い当たらないす。
アメリカ移民により立場が躍進する感じでしょうか。
>>172
アメリカでの、正教会系やスラヴ系の立ち位置ってどうなんだろ。
338:世界@名無史さん
10/10/19 15:10:21 0
>>337
つ独立戦争期の英雄たち。
コリンズのようなキ印のような英雄もいるぞ。
339:世界@名無史さん
10/10/19 15:20:13 0
アイルランドは、文学ではスウィフト、イェイツ、ジョイス、ダンセイニ、ワイルド、ベケット、
ブラム・ストーカーにバーナード・ショーと有名どころが一杯いるな。
独立戦争の英雄としてはコリンズやグリフィスがいるが、日本じゃあまり有名じゃないか。
アメリカのスラヴ系では、ポーランド系とロシア系が大きい。
ポーランド人は古典的アメリカンジョークではアホの代名詞だが、ブレジンスキーやブラッド・ピットなど有名人も多い。
ロシア人ではグーグルのセルゲイ・ブリンやミラ・ジョヴォヴィッチが有名だが、不法移民やマフィアもかなりいる。
340:170
10/10/19 15:21:03 0
そういうや、ナポレオン時代の巨人の一人、連合王国時代のカースルレイがいたわ。
この人が、1822年に自殺したと知った時涙出そうになったよ。
しかし、本名:ロバート・ステュアート って …いわゆるスコットランド人みたいだな(笑。
341:世界@名無史さん
10/10/19 16:11:38 0
コリンズは映画にもなったし有名じゃないか。
(知らないやつを基準にしてたらこの世から有名なものなんて無くなりそうだからねw)
途中で仲違いしたが大統領になったデヴァレロも闘士の一人で有名。
342:世界@名無史さん
10/10/19 16:29:05 0
コリンズって人は折れは知らんかったけど、ちょい調べたらナショナリストですか。
正直、その類は食わず嫌いですな。
(文学も20代前半までは読んだけど、今はほとんど興味ないし)
つっても小国の英雄ならナショナリストしかなれないかも知れないけど、近世以前
で欲しいね。
343:世界@名無史さん
10/10/19 16:46:31 0
ここまで来て、なぜウェリントンの名前が出ない?
アイルランド系で最も有名な人物じゃないか?
344:世界@名無史さん
10/10/19 17:04:48 0
ウィーン会議ってジョンブルの出番無し?
345:世界@名無史さん
10/10/19 17:26:54 0
ブレイブハートっていう映画が確か>>337で出てるスコットランドのウォレスの話だな
決戦の時対峙している相手のイングランドが傭兵として呼んだアイルランド軍が現れ
あわや蘇・愛激突という時に相手の顔を見て急に仲よくなってしまったシーンは
ケルトナショナリズムみたいなもんかな
346:世界@名無史さん
10/10/19 17:39:27 0
近世以前なら、9世紀の神学者エリウゲナかな
その前だと伝説的な聖パトリックや聖コルンバがいる
347:世界@名無史さん
10/10/19 17:43:14 0
ブレイブハートよりすごい戦闘シーン
映画『Gods and Generals』より
アイリッシュVSアイリッシュ
アイルランド旅団の突撃
URLリンク(www.youtube.com)
コメント数が半端ないwww
348:世界@名無史さん
10/10/19 18:49:33 0
米墨戦争では、アイルランド系などで編成された聖パトリック大隊(サン・パトリシオス)が、
同じカトリック国のメキシコに寝返ってアメリカ軍と戦ったこともある
349:世界@名無史さん
10/10/19 19:04:51 0
メキシコは歴史的にも国力的にも、中米から北米西部にまたがる合衆国と並ぶ大国になるポテンシャルがあったのに、
どうして外は合衆国との戦争で負け続け、内は政情不安定が続いて二流国に甘んじたの?
350:世界@名無史さん
10/10/19 19:07:01 0
ヒスパニックは搾取以外に取柄のない怠け者だったから。
351:世界@名無史さん
10/10/19 19:09:24 0
プロテスタントとカトリックの違い?ヴェーバー的に考えて
352:世界@名無史さん
10/10/19 19:24:37 0
イスラム史の中でプロテスタント的な位置づけになる運動って何かありますかね?
勤勉や貯蓄を奨励し、互助より自助みたいな方向の。
353:世界@名無史さん
10/10/19 19:34:19 0
イスラム銀行。
354:世界@名無史さん
10/10/19 19:34:46 0
スーフィズムやムリッド教団は効果としてそういうものがあります。
355:世界@名無史さん
10/10/19 19:36:16 0
>>353
それは実質リース会社ですw
356:世界@名無史さん
10/10/19 19:36:19 0
イスラム銀行は、個々の自助を支援するための互助組織。
357:世界@名無史さん
10/10/19 19:39:10 0
>>352
貯蓄は自助の思想ではありません。互助の思想です。
金融とは、誰かが他人の貯蓄を投資して運用するわけですから、お互い助け合うわけです。
358:世界@名無史さん
10/10/19 19:41:26 0
352はタンス預金的なものとしていってんじゃないの?
359:世界@名無史さん
10/10/19 19:46:18 0
タンス預金って倫理的に罪悪なんじゃないの?
360:世界@名無史さん
10/10/19 19:52:06 0
軍事板で聞いた方がいいかもしれないですが、
ドイツ軍の「デミヤンスク師団」について教えてください。
下のURLを見たんですが、よくわかりません。
URLリンク(www.stahlfront.de)
361:世界@名無史さん
10/10/19 20:10:05 0
自分的にこれはタンス預金ではないって思いこめば
倫理的な罪悪とは無縁になるとか?
362:世界@名無史さん
10/10/19 20:15:03 0
守銭奴,死に金 宗教的にプラス価値はない
363:世界@名無史さん
10/10/19 20:25:40 0
タンス預金って、銀行を信用しない人がやるよね。
倫理的にどこが罪悪???
銀行がつぶれたら、誰が責任取るのかしらん?w
364:世界@名無史さん
10/10/19 20:31:17 0
>>362
カトリックだったら免罪符で一発解決とか。
365:世界@名無史さん
10/10/19 20:31:26 0
タンス預金なんかせずに、自分が投資すりゃいいじゃん。
羊飼いは水場の確保のために井戸堀り人雇ったり
農民は開墾するために犂と牛を買ったり
自分の生業を持続可能にするように、きっちり投資しなさいってことだよ。
366:世界@名無史さん
10/10/19 20:34:53 0
経済音痴、宗教音痴のやつがいるなww
367:世界@名無史さん
10/10/19 20:44:59 0
宗教というのは、信ずることによって成り立つものですから、経済と同じ根っこがあります。
368:世界@名無史さん
10/10/19 20:54:22 P
中高生板は落ちていて、高二なのでここにレスさせていただきます
明後日テストがあります。世界史好きなのでトップを狙いたいです
勉強方法を教えてください
今やっているのはひたすらノートに書く、何度も読む、ボイスレコーダーで録音して毎晩、移動中などにひたすら聞く、の3つです
範囲は西ヨーロッパ世界の成立西ヨーロッパ中世世界の変容です。よろしくお願いします。
369:世界@名無史さん
10/10/19 21:00:56 0
>>368
/ 待 |
_ | っ |
.:.:.:.\ | て |
.:.:.:.:.:.:.ヽ , .:´.:.:..| い |
.:.:.:.:.朴ト! / .i、:.:.ィ.| ろ /
:.:.,:,、| } _ |ィlノ'i^'´iレL./
:/レ/ いヽ |、 r‐.、 /.:.',
┴、. ヽY|`.ー尖h〒彳>、:.',
ィ\. `\:.:.:.:.:.:^水_〃.i.\!
.// ヽ `ヽ:.|.:.ヽ「.:.:.:|.:.:.:.ヽ
370:世界@名無史さん
10/10/19 21:07:00 0
中・高生用質問スレ Part13
スレリンク(whis板)
,, ,.. -──--:、
l゙,ヽ /::::::::::::::::::::::::::::::::丶
`、`\ ,〃::::::;ィ:/!:::::/l:::::;:;::::::::ヽ
\. \ ' i´|::;イ,:rj:、|:::/'rj'く:、!::::::::::i
\ \ レ'/l.{:::ノ '゙ {:::::ノ i:;l:::_::::|
\ `'-、_ i' 、__,__, レ' il:::|
\ | lト、ヽ, ,...ノ:::l
\:| ||、``lヽ、 /:::::::::::::'、
iノ」,! ', ノ Li゙)_ iヽ;:::::::ヽ,'--'=‐'
ヽl il,L,.>',"_,..>:;::::::':、_
/ ,)、ヾ,,' y'´,.-='、ー-‐"
/ ||\ ``''‐'゙-<"ヽ,
i |.| `''-、.,_ !
l,..................l i_. l. `''''''''
371:世界@名無史さん
10/10/19 21:07:26 0
>>368
個々の出来事を関連づけてストーリーで覚えんの。
人物もその性格なり容姿を茶化して覚えたり。
女言葉の奴は極論茶化しスレが多いがその手の覚え方してんぞ、たぶん。
372:世界@名無史さん
10/10/19 21:07:47 P
',: : : : 、 ` 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;: -'" /: :/
',: : : : :', `¨ー 、: : : : : : : : : : : :,,-'" /: :/
',: : : : : ', `¨ー、: : :,-'" ー、/
待 i: : : :/_ `´ _,,.-‐''"´`ヽl ダ
l: :< / `¨ー 、_ ,.-'" ,,.---、 l
て l> ,,.-‐─ 、` / ,;:-、 ヽ / .メ
l: :> / r'"¨',ヽ ん: : ゙i ', l
な l> l iじ: : :i lじ: : : l l だ
,'lll l: : : ::l ',: : : :リ l
い L_ll_ 弋:_ン ゞ=''" ノ
r‐‐‐‐‐ く / イ゙ヽ、____
,イヽ__ヘll ./---' /
`¨ ー 、___/ ', .ll r‐‐、 /__/
ー‐‐'¨ヘ ゙´ /
`ヽ、 /
`iー 、 ,,. -'" |
| `¨ー、_ ,,.-''" .|
373:世界@名無史さん
10/10/19 21:10:09 P
>>370
ありがとうございます。助かりました。
>>371
なるほど、リチャード1世はイケメンで英王ジョンはどうしようもないクズ男って感じですかね
ありがとうございます、頑張ります。
374:世界@名無史さん
10/10/19 22:06:28 0
>>334
雇兵は、賃金なり兵糧の支給なり成功報酬(勝ったときにボーナス)なり、それなりの
インセンシブがあるじゃん。
民主政体での国民皆兵とか、古代のポリス国家での市民兵とかは、或いは、日本の
戦国時代のの武士とかは、参政権と密接に結びついた名誉的なものだし、持つ利権を
自ら防衛するものだから、そりゃ士気は上がる。
支配層が奥に引っ込んでいて、被支配層を戦場に駆り出すということが、それこそ可能か?
刃の向かう先が、奥に引っ込んでいる自分らのところの殿様ということになりかねないでよ。
375:世界@名無史さん
10/10/19 22:59:17 0
被支配層が殿様裏切って歯向かったとして、残った家族はどうなるよ。
敵さんだって戦うためにわざわざ出てきてるんだから、勝てば官軍で略奪する。
被支配層にだって生活基盤があるし、そこが故郷であるならば、
よほど上がクソでないかぎり、自分の家族や財産を守るために戦うだろう。
裏切りがうまくいって新しい殿様を迎え入れたところで、まわりも似たような封建領主ばかりだから、
税金や軍務が降りかかるのはどうしようもない。
376:世界@名無史さん
10/10/19 23:34:43 0
>>345
ありえないw ブレイブハートは、歴史捏造映画として有名だからなあ。
製作者のメル・ギブソンがアイルランド系だから・・・わかるでしょ。
377:世界@名無史さん
10/10/19 23:39:02 0
>>363
キリスト教的には(過剰な)蓄財が罪悪。
ため込んでるだけでは誰のためにもならんし、ため込んでも死後は持って行けないから自分の為にもならない。
汝の持つ物を分け与えよ、ってことね。
プロテスタントだと、自分が儲けるためであっても人のためにもなる投資なら許容される、はず。
378:世界@名無史さん
10/10/19 23:48:12 0
>>374は、ちょっと混乱している気がするな。
そもそも、近代(ナポレオン以前)までに国民兵は存在しない。
支配者が被支配者を兵士として徴用する、という事例を俺は知らんな。
都市には民兵団があって、これは市民自ら剣をとる場合と傭兵を雇う場合があった。
市民兵、っても富裕市民自らが戦ったわけじゃないだろうが、基本的に都市共同体に所属し、
都市と同一の利害関係にあるのだから、共同体のために戦うことに不思議はない(民兵は基本的に防衛戦のみだったはず)。
傭兵の場合は割と裏での取引があったりするから、何とも言えないけど。
ただこの場合も傭兵個人の意志は入り込まないでしょう。あくまで傭兵隊長クラスの利害の結果。
379:世界@名無史さん
10/10/20 00:28:10 0
>>374
ちょっと言ってる意味が分からない
共和国なら市民は全員戦うのが建前
金持ちは傭兵を雇うけど、それはあくまで自分で戦う代わりだし
封建領主なら部下の領主や傭兵を使う
上司に命令された場合は自ら剣を取るか、傭兵を代わりに送るか、金を送る
貴族の次男三男は傭兵になりやすい
どうせ爵位を継承できないんだから、戦って活躍して一旗挙げようかって発想
実際偉い貴族に認められて領土をもらえたりするし
農民を兵士にすることはあるけど、それは農民が自ら兵士になることを望んでいる場合
傭兵になるか常備軍に入るかは時代と場所によるけど
なんで兵士になるかというと、たいてい貧しいから
傭兵の供給地であったスイスとかアイルランドとかの産業見れば分かるでしょ
近代国家みたいに赤紙が来るわけじゃないのよ
(まあ日本だって昔の兵士には東北の貧農の倅が多かったわけで)
380:世界@名無史さん
10/10/20 02:02:58 0
>>378
>そもそも、近代(ナポレオン以前)までに国民兵は存在しない。
国民兵と言うのをどういう意味で使ってるか知らないが、古代ギリシア市民兵は国民の徴兵。
>支配者が被支配者を兵士として徴用する、という事例を俺は知らんな。
自国民じゃなくても蒙古による支配国からの徴兵など例はある。
>>374
生命のリスクへの意識が違う。
まず中世の戦争の死傷のリスクは低い。
土地や財産を与えられなかった次男、三男にとっては資本無しで始められる良い商売。
逆に通常の商人や農民もそう安全でもない。
近世以前は自力救済が原則。従って農民であろうと近隣との争いから暴力での解決に至る事は珍しくない。
要するに戦争は日常の延長でしかないのだ。
381:世界@名無史さん
10/10/20 02:26:20 0
>>380
文脈上、中近世の西ヨーロッパで、被支配者による一方的・強制的な徴兵によって作られた軍隊、ということなんだが。
市民兵についてはギリシャを挙げるまでもなく民兵について述べている。
これもどこまでを自力救済と呼ぶかだが、基本的にはフェーデは中世の慣習。
近世には何度かフェーデ禁止令が出ている。
382:世界@名無史さん
10/10/20 02:53:54 0
>>380
アジアの蒙古の末子相続、胡族の母系相続のようなものはなかったのですか?
中東のイラクのように相続順位を
先代の最期にならないと決めない方式もなかったのですか?
383:世界@名無史さん
10/10/20 02:55:27 0
>>381
前半
374が範囲を広げたからその流れで言ったが、限定で言いたいならそうだね。
後半
そう書いてるよね
争いの文化(agonale Kulture)と言われた中世を近世になって国家が統制し、
個人レベルの暴力も全てを国家が管理するようになった。
逆に言えばこれにより日常と暴力が徐々に切り離されてゆく以前は
暴力は日常に普通に存在していたが故に戦争は現代人が思うような特別な場ではなかった。
そして同時に暴力が一般的であるが故に暴力を個人レベルで制御して使っていたから、
敵を殺すより捕虜にするという形になる。
それでも戦いである以上死ぬときは死ぬけど。
384:世界@名無史さん
10/10/20 04:47:37 O
近世は飢饉やらなんやらで、カツカツだったから、
戦争でもバンバン人が死んだ、というか戦争で人口減らさないと食料が足りない。
中世はさほどでかい飢饉は多くなかったので、戦争っつってもわりと平和な戦争。
儀式化していたというか、そんな感じ。殺す必要性薄かったからね。
385:世界@名無史さん
10/10/20 05:19:46 0
武器の発達もあるな。
近代の大砲は加減もできなきゃ直接殺してる感覚も薄れる。
386:世界@名無史さん
10/10/20 06:37:22 0
大量破壊兵器は支那人が作った火薬重火器。
でもそれは古代ギリシャのギリシャの火のパクリだったりする。
387:世界@名無史さん
10/10/20 07:53:19 0
トルコ人乙
388:世界@名無史さん
10/10/20 08:03:54 Q
スペインやポルトガルってかつては太陽の沈まぬ帝国って言われてたのにどうしてあんなに衰退したんですか?
ただ大航海時代の先駆者なだけであって元々実力は伴っていなかったとか?
389:世界@名無史さん
10/10/20 08:20:20 0
スペインは新大陸の開拓をしていたが自国の工業力が弱くて
開拓に必要な衣類や食料等の物品を他の西洋国から輸入していた
支払いはメキシコの銀で支払っていたが開拓地域の拡大とメキシコの銀の枯渇で財政が破綻
国力は次第に衰えた
390:世界@名無史さん
10/10/20 08:30:12 0
「発見」した新大陸に人口の3分の1、それも働き盛りがごっそり移住してしまったら、
どうしたって衰退しますわな。
391:世界@名無史さん
10/10/20 08:39:56 Q
スペインはまだ19世紀終わりまで国際政治に顔を出してたからいいんだけど、ポルトガルの衰退っぷりが半端ない件。
かつて子午線で世界を二分した国がどうしてあんなになっちゃったんだろう?
やはり国力=領土や人口の大きさですか?
392:世界@名無史さん
10/10/20 08:47:19 0
1755年のリスボン大地震も衰退に一役買ってるのかな
393:世界@名無史さん
10/10/20 09:11:25 0
赤ちゃんから老人まで入れて300万のポルトガル人から
100万人の男が国を出て行って、国に残ったのは女と子供と老人だけ。
それでは稼いだ富も国許には貯め様がない。
それにポルトガルは結局略奪貿易でノルマン人や倭寇と大差なかったから
貿易の相手からも必要とされなかったので他のオランダやイギリスが来たらすぐ追い出された。
その後もろくでもなかったからポルトガル語圏国家の中で発生国のはずなのに味噌っかす。
現在のポルトガルは国語の表記をポルトガル式からブラジル式に改めている途中。
URLリンク(www.afpbb.com)
スペインは389に加えドイツに吸収されてドイツで無駄な戦争に散在しすぎたのも大きい。
それでも相手も利益を得ていたから支配も長続きしたし、スペイン語圏で盟主扱いされている。
南米諸国なんかでも未だにスペインの首相はこう言ったとかニュースになる。
394:世界@名無史さん
10/10/20 09:28:07 Q
>>392
欧州で地震が起きるんですか!?
>>393
どっちかというとコンキスタドール?だっけでスペインのほうが略奪してて、バスコ=ダ=ガマのポルトガルはインドや東アジアで真面目に貿易してるイメージがあるんですが、違いますか?
395:世界@名無史さん
10/10/20 09:49:50 0
>>394
それ、釣りでなく、マジで言ってんの?
地中海沿岸からイベリア半島にかけては火山帯・地震帯だぞ
ポルトガルもアフリカやインドで好き放題やってる
396:世界@名無史さん
10/10/20 10:05:46 Q
>>395
ゆとりでさーせんww
欧州は石造りの古い建物多いから地震なんて全く起きないと思ってた。
ポルトガルも結構やんちゃしてたのか
397:世界@名無史さん
10/10/20 10:43:16 0
リスボン大地震のあと実権を握ったポンバル侯爵は、
イエズス会を追放したり大貴族を弾圧したりして国家の建て直しにつとめた
リスボンの街も急速に復興され、耐震建築や先進的都市計画が導入され、
新興階級のブルジョワジーが都市の中核をなすに至った
しかし経済的打撃は大きく、植民地の拡大は止まり、植民地経済に依存するようになっていった
また、敬虔なカトリック国であるポルトガルの首都が地震で破壊され、
多くの聖堂も崩壊したことは、欧州の思想界にも大きな衝撃を与えている
398:世界@名無史さん
10/10/20 11:02:22 0
>>394
黒い伝説と言うものがある。
大国であるスペインに対抗する為にオランダ・イギリス・USAなどの国が
スペインの残虐性を広めたのが黒い伝説。
逆に中南米各国が独立後、スペインによる中南米への文化導入を功績と考え
これが中南米諸国とスペインを経済的・文化的に結び付けている。
しかし一方でフランコ時代にそれに対抗するように白い伝説と言うものが語られた。
スペインのお陰で中南米は発展し、現在のような発展した国を築く事ができたという意見だ。
これはスペインが一方的に主張しているわけではなく、当の中南米側からも賛同された意見である。
しかしその際気を付けなければいけないのが、南米の反米感情がUSAの委任統治下より
スペイン統治時代の方が良かったという反米的な感情と結びついている点だ。
この辺りは台湾の反国民党感情と日本統治時代への懐古とが結びつくような面もある。
現代の中南米諸国の住民は混血が多く、純粋なネイティブアメリカンは少数派である事、
スペインの血の混じった人間が枢要を占めている事を考えると、当時のネイティブアメリカンと
現在の中南米の人間とでは、現代の方がスペインよりになるという傾向は考えられる。
黒い伝説と白い伝説の両論が、真実を解りにくくしているという点はあるが、
それでも本当に反感が多ければ現在のように友好的になっただろうか。
あとポルトガルは真面目に交易なんてしてない。
元々インド洋にあった、信用第一の成熟した交易網を破壊し、
武器なんて持たないで交易していたインドやアラブの商船を片っ端から略奪しただけ。
お陰で平和な交易社会が壊れて社会システムが崩れ、ヨーロッパの侵略を容易にした。
詳しくは『ヨーロッパ覇権以前』という本を参照。
399:世界@名無史さん
10/10/20 11:12:00 O
アフリカ大陸が北上してやがて地中海がヒマラヤを凌駕する巨大山脈になる予定だからな
インドがユーラシアと合体したものとは比べ物にならんよ
まあ人類はそれを見る前にいなくなるだろうがな
400:世界@名無史さん
10/10/20 11:48:58 Q
>>398
ゲームの大航海時代にもそんなのがありましたね、黒い伝説。
スペイン人が中南米を荒らし回ったのは事実だけど…
スペインが植民地を繋ぎ止められなかったのはアメリカの影響もあるのかな?
401:世界@名無史さん
10/10/20 12:00:03 Q
>>398
バスコ=ダ=ガマがポルトガルに持ち帰った香辛料は略奪品だったってことですか?
それはひどいですね。
日本とはきちんと貿易してたのに
402:世界@名無史さん
10/10/20 12:05:17 0
>>394
バスコ=ダ=ガマも確かに真面目に貿易してた
苦労してアフリカ南端を回って、ようやくインド洋に到達すると、早速商業活動を開始している
巡礼に向かうイスラム教徒の船を接収し、乗客乗員に財産を出せと要求
拒否されると、女を含めて皆殺しにしている
ただの探検航海と誤解されることもあるようだが、主目的である金儲けの仕事もしっかりこなしてたんだぜ
403:世界@名無史さん
10/10/20 12:59:04 0
商売という観点でいうと、もともとインド海上ルートでは、
アフリカのモノモタパとかムスリム商人の交易ルートがあったんだ。
ボルトガルは紅海・ペルシャ湾・インド西岸・マラッカを交易のために制圧して、
交易ルートを独占しようとしたんだ。この意味ではポルトガルも征服活動的に振る舞っているかな。
ちなみにマムルーク朝エジプトがポルトガルの動きを止めようとしたけれど、
この時ヴェネチアは今までの地中海交易ルートを守るために、マムルーク朝を支援している。
404:世界@名無史さん
10/10/20 13:47:25 Q
ヴェネチアにとってみればポルトガルがチート使いやがったってんでショックだったんだろうね。
405:世界@名無史さん
10/10/20 14:40:57 0
>>391
近現代においては、
この板では常識かもしれないが、サラザールという独裁者が無理な政権運営をしたから。
アンゴラなんていうどうでもいい植民地維持のために総力を挙げて植民地戦争をしてた。
その結果、国力が疲弊した。
406:世界@名無史さん
10/10/20 15:30:50 0
ポルトガルは資金面で、新興の金融大国オランダに劣っていた。
やがてオランダがポルトガルを排除して、香辛料の原産地を押さえた頃には、
ヨーロッパでの香辛料の需要がそれほどではなくなっていて、
香辛料よりもインド綿製品・お茶が貿易での重要さを持つようになった。
イギリスは当初、アジアへの北極海ルートを探っていたため、
ロシア~イギリス間のルート開拓に成功したが、アフリカ喜望峰ルートには出遅れた。
また、アンボイナの事件でイギリスは香辛料市場に入れこめなかった代わりに、
綿・お茶の産地であった、インドでの拠点確保に力を注いだ。
それでインド貿易を独占するために、スペインやフランスと争って勝ったわけだ。
407:世界@名無史さん
10/10/20 15:53:44 0
どうしてブラジル開発にもっと力を入れなかったんだろ・・・
408:世界@名無史さん
10/10/20 16:03:56 0
どういうふうに?
409:世界@名無史さん
10/10/20 16:11:18 O
レオ10世はなぜドイツで免罪符を売ったんですか?
410:世界@名無史さん
10/10/20 16:22:26 0
金を稼ぐため
411:世界@名無史さん
10/10/20 16:24:45 0
サン・ピエトロ大聖堂新築資金を集めるため
芸術家のパトロンとしては見上げたものですね
412:世界@名無史さん
10/10/20 17:13:30 0
なぜドイツで、という理由となると、マインツ大司教アルブレヒトのせい。
もとはマクデブルク大司教だったが、選帝侯であるマインツ大司教の位も兼任しようと目論み、
ローマ教皇庁に多額の献金を行って特別許可を得ることにした。
この際フッガー家に借金したが、その入れ知恵で「サン・ピエトロ大聖堂建築のため」と称して贖宥状(いわゆる免罪符)の独占販売を始めた。
寺院建立の際に資金源として贖宥状を売ることは中世より行われていたが、
アルブレヒトの場合は売り上げの一部が自分の収益になり、大浪費家の教皇にも喜ばれるというので大量に売った。
ドイツ人は素朴で迷信深かったせいか飛ぶように売れ、見かねたルターが「おかしいんちゃうか」と言い出すことになる。
413:世界@名無史さん
10/10/20 19:07:07 0
エチオピアの皇室はかつては世界で一番古い帝統だったそうですが、
2000年以上の間ずっとエチオピア全土に君臨していたのでしょうか?
414:世界@名無史さん
10/10/20 19:29:57 0
実は続いていない。
19世紀後半の段階でも、地方豪族が群雄割拠している戦国乱世の状態で、
その中から有力な豪族がエチオピア全土を統一して皇帝になった。
だから、ハイレ・セラシェがソロモン王の子孫なんてのはインチキくさい。
ハイレ・セラシェの父親はマコーネン公爵という地方領主にすぎない。
415:世界@名無史さん
10/10/20 19:59:45 0
ソロモン王とシバの女王の息子メネリクが実在したとすれば紀元前10世紀末頃の人だが、
エチオピア最古のアクスム王国が記録に現われるのが紀元前後。
アクスムには古くからユダヤ教も入っており、4世紀にキリスト教(コプト教)化する。
ソロモンの子孫と称したのはこの頃からで、「王たちの王(ネグサ・ナガスト)」とも称したから、まあ皇帝と言える。
アクスムは7世紀以後イスラムの台頭で内陸へ追いやられ、12世紀にアガウ人のザグウェ朝に取って代わられる。
ザグウェ朝はソロモンの子孫でないということで嫌われたが、ラリベラの岩窟教会などを残した。
1270年、ザグウェ朝を倒したイェクノ・アムラクは「アクスム王の末裔、ソロモン王の子孫」と号し、ザグウェ朝を否定して正統を主張した。
これがエチオピア帝国の成立で、日本でいうと蒙古襲来の頃。
その後は繁栄と分裂を繰り返し、18世紀には諸侯が分裂して戦国乱世となり、19世紀半ばに再統一された。
416:世界@名無史さん
10/10/20 20:29:42 0
シャー・ハン・シャー(諸王の王)なのに国王と書かれてたイランのパーレビ国王もいるし、
日本語で「皇帝」と呼ばれるのがどこからどこまでなのかよく解らないけどね。
417:世界@名無史さん
10/10/20 20:48:02 0
また、やりすぎてしまっただろうか。
世界史はここで語るには非常に難しい。おそろしい。
質問見たから、思わず安直に答えてしまった>.<
疑問を感じたら、自力で調べるのが一番力になる。
URLリンク(viploader.net)
418:世界@名無史さん
10/10/20 20:50:49 P
ペルシャは帝王じゃなかったっけ?
419:世界@名無史さん
10/10/20 21:08:29 O
やはり孔子の子孫がダントツに長い家系か
420:世界@名無史さん
10/10/20 21:17:23 0
>>418
訳による
シャー=王
シャーハンシャー=王の王=皇帝
421:世界@名無史さん
10/10/20 21:17:50 0
アレも残ってるのは明代のものじゃなかったっけ?
422:世界@名無史さん
10/10/20 21:22:57 0
天皇家が姫姓だという話もあったな。
継体天皇とか南北朝とか怪しい所が満載なのに今更と言うのは置いといて、
何らかの証拠があるなら家系としての歴史はもっと伸びる。
423:世界@名無史さん
10/10/20 21:39:33 0
人類は皆アダムの子孫じゃよ
424:世界@名無史さん
10/10/20 21:46:41 0
孔子の家系はところどころ怪しいからな。
まあ、長さを誇る家系はだいたい怪しいところがあるんだけど。
425:世界@名無史さん
10/10/20 21:53:14 0
えっと、日本に帰化したあの人とか
426:世界@名無史さん
10/10/20 21:57:35 0
日本の古い家系って大陸や半島からの帰化人が多いんだけど。秦氏とか。
427:世界@名無史さん
10/10/20 21:59:55 0
むしろ確実なのが秦氏位しかいない
428:世界@名無史さん
10/10/20 22:31:03 0
宗教関係は古い家系多いぞ
紀伊国造家で日前神宮・國懸神宮の宮司の紀家
出雲国造家の千家・北島の両家、
阿蘇神社の大宮司である阿蘇家、
宇佐神宮の大宮司である宮成・到津の両家、
隠岐国造家であった億岐家、
籠神社の宮司である海部家、
熱田神宮の大宮司である千秋家、
住吉大社の宮司である津守家、
諏訪大社の大祝である諏訪家(神氏)
当代が八十何代目とかいう家もある
429:世界@名無史さん
10/10/20 22:33:07 0
みんな、親から子、子から孫と出アフリカ以降続いているわけだから、
古い家系など無い、全員同じように古い。
その古い中に有名人がいると、だれそれの家系というわけだが
一代さかのぼると祖先が2倍になるから、一代33年とすると
1000年前に10億人の祖先がいることになる。
すごく古い有名人の祖先だと言うのはあまり意味がない。
遺伝子は拡散する。
430:世界@名無史さん
10/10/20 22:33:13 P
家が古くても血がつながってるとは限らない
431:世界@名無史さん
10/10/20 22:47:12 0
それでも失われない特徴ってのがあるよ。
432:世界@名無史さん
10/10/20 23:03:31 0
封権世界における医者の身分はどのあたりなんでしょう?
地域によって違いはあると思うけど
あと、自分の先祖が医者
433:世界@名無史さん
10/10/20 23:25:35 0
医者にも種類がある。
大学を出たような宮廷医なんかは地位が高く、
特定の称号を持ってる訳じゃないにしろ、貴族扱い、というより高位の僧職扱いかな。
一方理髪店と兼業の民間医はもっと身分が低くて、普通の職人の親方レベル。
そして御婆ちゃんの知恵的な半分呪術医なんかは産婆みたいなもので、
後には魔女扱いされて殺されてしまう。
434:世界@名無史さん
10/10/20 23:56:46 0
>>323気になって調べてみたけど確かに頬骨が張ってる
435:世界@名無史さん
10/10/21 00:08:44 0
だいたい>>433であっているけど、
外科医(理髪店と兼業)は普通の親方よりかなり下の立場。
(収入と身分は必ずしも比例するわけではない)
というか聖職者以外で「死」に触れる職業は基本的に被差別階級。
436:世界@名無史さん
10/10/21 00:19:23 0
>>403シナの騎馬民族みたいな感じですね。
437:世界@名無史さん
10/10/21 01:07:34 0
貨幣スレとDVD見てるまに、面白い質問おわちゃってんのよね。
ホモ教皇レオーネあたり。
日本の古い家系って神話の天津神、国津神、地祇とかまでさかのぼるけど、
天皇家同様に神様の子孫ってのになんのよねー。ナンセンスねー。
438:世界@名無史さん
10/10/21 05:33:58 0
>>407
砂糖栽培や金採掘とか試みたようだけど・・・・そうした利益はバンデイランテどもが横取りしてたから
本国への見返りはあまりなかった
439:世界@名無史さん
10/10/21 10:48:33 0
>>438
あの時代だったら、熱帯を開発する技術がなかったから、
アレだけ熱いと、勤労意欲なんてうせるから
あのイギリス人でさえ、インドの開発に四苦八苦して
いろいろ科学技術を発明したりしてやっと開発できたくらいだから、
ピューリタンのアメリカ人も南部のほうはなかなか開発が進まずに
エアコンが普及してから、南部のほうに勢いが出てきたのだから。
440:世界@名無史さん
10/10/21 11:25:25 0
ブラジル開発の歴史は本国政府の主導より民間からの開発が中心だったな
開発・・・と言うより完全に武力征服だな、まずバンデイランテが反抗的な先住民を殲滅した後に
都市を建設し宣教師や商人らを呼び寄せ一つの共同体を作り上げる
この段階ではまだ点と線を結んだに過ぎないが次の段階で今度は森を切り開き農園を作り
奴隷を使い生産された産物を対外貿易に利用し経済の活性化を生み出す
この方式で次々とその領域を拡大していったらスペイン領にまで達してしまい現在のブラジルの形が出来上がった
何世代も月日が経つと白人、黒人、先住民の血筋が混じり合い独特の混血文化も形成された
441:世界@名無史さん
10/10/21 11:46:13 0
ヤノマミ族の少女達もバンデイランテに犯されたのだろうか・・・・いかん勃起してきた・・・
442:世界@名無史さん
10/10/21 12:03:58 Q
植民地って民を植える地って書くけど、アメリカや南アフリカ、オーストラリアに南米は当てはまるとしても、インドや中東、東南アジアに中国は厳密な意味では当てはまらないよね?
どっちかというと占領地と言ったほうがいいかも。
そういう区別は英語にはあるんですか?
例えば、日本語でいう「愛国心」が英語では「ナショナリズム」と「パトリオティズム」に使い分けられてるように。
443:世界@名無史さん
10/10/21 13:41:25 0
戦後は「植民」と書くけど本来は「殖民」であるのだ。
未開地に人を送り込んで開拓することなのだ。
444:世界@名無史さん
10/10/21 14:45:22 0
宗主国となんらかの従属関係にある、広義の「従属国(dependent state)」には、以下のものが含まれる。
冊封国・朝貢国(tributary state):交易などを目的として、名目的な従属関係にある
被保護国(protected state)or衛星国(satellite state):独立国だが、条約で定められた範囲で外交などに干渉される
傀儡国(puppet state):名目上独立しているが、宗主国の強い影響下にある
半主権国(semisovereign state)or付庸国(vassal state):宗主国の一部とみなされ、不完全な主権を持つ
植民地(colony):本国に対して従属的地位にある領土
植民地はcolonyの訳語で、ラテン語のcolonia「開拓地」から来ている。
統治の形態には、内政には原則として干渉しない保護領(protectrate)、
現地の政権を通じて支配する間接統治領、本国が外交と防衛を担当する自治植民地、
本国から統治者が派遣される直接統治領がある。
また租借地や租界は、潜在的主権は貸した国にあるが、統治権は借りた国に移り、治外法権の準領土となる。
445:世界@名無史さん
10/10/21 14:49:34 0
古代フェニキアやギリシャの植民地は、母都市(メトロポリス)から移民が出て行って、
開拓地に入植して独立した都市を作るもので、同盟関係はあっても従属関係はなかった。
未開無人の土地を新しく開拓するなら問題ないが、先住民との対立や同盟も多々ある。
やがてカルタゴやアテナイでは、征服地に「政治的独立性のない植民都市」を作り覇権を確立していくが、
ローマでも母都市ローマから武装移民を占領地に入植させ、「コロニア」とした。
他にも同盟国(ソーチ)などをケースバイケースで使い分け、イタリア半島を統一した。
総督(インペリウム保持者)が統治権を持つ属州(プロヴィンチア)が作られるのは第一次ポエニ戦争以後。
英語のプロヴィンスは州や地方を指す語になったが、植民地にはcolonyが総称として用いられた。
446:世界@名無史さん
10/10/21 16:09:43 0
これを見ると、「植民地」とはいうもののいろいろな分類がある。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
インド帝国は、英国と元首を同じくし総督が統治する半主権国。
アイルランド・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカは、総督が統治する自治領(ドミニオン)。
中南米・カリブ海・アフリカ・アラビア半島・セイロン・マレーシアなどは植民地(コロニー)。
イラク・パレスチナ・ヨルダン・アフリカの一部は、第一次大戦後の国際連盟委任統治領。
香港は永久割譲地と租借地。
447:世界@名無史さん
10/10/21 16:26:22 0
「36年の植民地支配」と大声で叫んでるけど、
韓国語では「植民地」と「colony」は結びつけて理解されているのだろうか。
448:世界@名無史さん
10/10/21 16:50:55 0
>>433
ありがとです
449:世界@名無史さん
10/10/21 17:20:23 0
ロシアにとってシベリアや中央アジアはやっぱり植民地だよね?
本国と陸続きで名目は連邦や独立国家共同体に組み込まれてるけど
450:世界@名無史さん
10/10/21 17:57:38 0
それも一概には言えない面があるんだな
陸続きであるか否かは、必ずしも植民地の定義に基づかないし
北海道が日本の植民地という考えがある一方で、
日本固有の領土という考えもあるのも事実
本州と北海道は陸続きではないが、日本におけるこの関係にも近い
451:世界@名無史さん
10/10/21 18:15:19 0
アメリカの西部や西海岸、アラスカとかも、
考えようによっては東部(独立13州)の植民地だよな。
452:337
10/10/21 18:17:54 0
アイルランドの件他、まとめてで恐縮ですが、色々とご回答ありがとうございました。
アイルランドの世界史的偉人はこの2名で納得。
アーサー・ウェルズリー(ウェリントン)
ロバート・スチュアート(カースルレイ(カスルリー))
まあ近世だし、連合王国時代なのでちょっとアレですが、この二人だけでもアイルランド
は、胸張っていい側の国なんだなぁと思いました。
453:世界@名無史さん
10/10/21 18:25:39 0
紀元前の年代の計算ってややこしくないですか?
紀元後だったら、歴史上の人物の年齢の計算とかわりと簡単だけど、
紀元前って数え方が紀元後と逆なんでしょ。
なんか、めんどくさそう。
454:世界@名無史さん
10/10/21 18:30:53 0
中学一年の数学を消化できていれば無問題
455:世界@名無史さん
10/10/21 18:45:18 0
紀元後だったら多い数から引くのを、紀元前は逆に足さなきゃいけないとか?
456:世界@名無史さん
10/10/21 18:53:34 0
アチェ戦争でオランダに占領されたスマトラ(アチェ王国)は、1904年に
なるまでは一応独立を保っていた、と捉えても良いんでしょうか?
457:世界@名無史さん
10/10/21 18:58:41 0
>>453-455
むしろ年代を数学的に取り扱う上で気をつけないといけないのは、紀元0年が存在せず、
紀元前1年の次の年が紀元1年であることだ
458:世界@名無史さん
10/10/21 19:30:11 0
中世のヌビアはどこの国の支配下にあったのでしょうか?
459:世界@名無史さん
10/10/21 19:43:41 0
中世のビザンツはどこの国の支配下にあったのでしょうか?
460:世界@名無史さん
10/10/21 19:59:25 0
紀元前6世紀から紀元後4世紀頃まで、ヌビアにはメロエ王国が栄えた。
ローマやエチオピアのアクスム王国の侵攻などで衰退・滅亡したあと、
ノバティア(ヌバ)、マクリア(マクラ)、アロディア(アルワ)というヌビア人の王国が成立した。
彼らは6世紀頃、エジプト経由でキリスト教(コプト教)を受容している。
7世紀にイスラム勢力がエジプトを征服すると、一挙にナイルを遡ってヌビアにも侵攻したが、
最終的に和平が結ばれ、6世紀にも渡り平和な交易活動が行われた。
13世紀からはマムルーク朝の攻撃を受け始め、ヌビア諸国は徐々に衰退とイスラム化が進み、
15世紀頃には南方から来たナイル・サハラ語族のフンジ人に滅ぼされた。
フンジ王国はムスリムで、19世紀まで分裂しつつ存続したが、1821年エジプトのムハンマド・アリに滅ぼされた。
461:世界@名無史さん
10/10/21 20:02:18 0
>>453
地球誕生の年が明らかになればそれを地球紀元元年として以後を数えればよし。
今年は、地球紀元4,592,013,002年あたりかも知れない。
462:世界@名無史さん
10/10/21 20:09:49 0
キリスト教やユダヤ教では、聖書から推計した「世界創造紀元」を使うぞ
ただテキストによっていつが紀元なのか、今が何年なのかまちまちなんだ
463:世界@名無史さん
10/10/21 20:45:08 O
ルイ14世がナントの勅令を廃止したのはなぜですか?
結果大失敗だったのに
464:世界@名無史さん
10/10/21 20:59:32 0
>>460
えーと、ヌビアの南って言えばエチオピア高原ですよね?
エチオピアってコプト教の国なのでは?
465:世界@名無史さん
10/10/21 21:10:34 0
>>463
国内の信仰をカトリックに統一したかったから
我々現代日本人にとってはピンとこないけど、当時のヨーロッパでは信仰の違いは
大問題なのだよ
466:世界@名無史さん
10/10/21 21:35:18 O
そうなんすか=
467:世界@名無史さん
10/10/21 21:53:57 O
カルウ゛ァン派のユグノーは信仰を捨てず国を捨てたってことさ
468:世界@名無史さん
10/10/21 22:07:51 0
>>463
ただ信仰上の問題だけでなく、プロテスタントには聖書に書いてあること以外は信仰の対象ではないという考えがあるから。
聖書に王(領主)に従えとは書かれていない
→だから反乱していいよね!、って話になるのを防ぐためだね。
実際にドイツ農民戦争や三十年戦争はそうやって起こったって前提があるわけだし。
469:世界@名無史さん
10/10/21 22:18:03 0
フンジは紅海沿岸部からエチオピアの端っこにいた黒人部族で、早くからムスリム化していた
同時期に西部にはムスリムのフール人がダルフール王国を築き、現スーダンはほとんどイスラム化した
エチオピアもコプト教ばかりでなく、紅海沿岸部にはアダルやイファトなどムスリム小国家があった
なにしろ対岸がメッカを含むヒジャーズ地域だから、スムーズに交易を行うにはムスリム化するのがてっとり早い
16世紀にはアダルからジハード運動が起き、オスマン帝国の支援により一時はエチオピアの大半を征服している
これを鎮圧するためエチオピアの皇帝はポルトガルの支援を受け、カトリックが入って宗教紛争になったり、
さらに南から異民族のオロモ(ガラ)人が侵入したりしてしばらく混乱する
470:世界@名無史さん
10/10/21 22:25:31 0
>>468
でも、新約聖書「ローマ人への手紙」第十三章にはこうあるぜ。
「人は皆、上に立つ権威に従うべきである。
なぜなら神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからである。
だから、権威に逆らう者は神の定めに背く者であり、自分の身に裁きを受けることになる」
471:世界@名無史さん
10/10/21 22:27:18 0
カエサルのものはカエサルに、神のものは神に
472:世界@名無史さん
10/10/21 22:38:43 0
>>382
遊牧圏は末子相続というけれど、真の意味での末子相続ではないよ。
末っ子に家督や家産やなんかの継承最優先権があるわけではない。
前提として。
遊牧という経済形態では、人が大勢一箇所に居るとたちまち資源の枯渇をもたらすような土地条件なので、
大きな集団を少人数に分割して分散しなければならない。大きな集団としては生き残り易いが、分割した
個々の小集団はいろいろな理由で全滅し易い。
ここで、大勢一箇所に居ない工夫として、或る程度の年齢なり技量に達した子供は、家畜やなんかを分け
与えて、親の小集団が大きくなりすぎる前に独立をさせる。相続でいうと、生前分与だ。
例えば、男児が五人いて、一人前と看做された長男・次男が既に独立し、三男もそろそろ独立する年齢・
技量に達したというようなときに、家長たる父親が死去したとする。
さて、このときに、親の天幕・家畜群を引き継ぐのは誰か。末子相続だから、また幼い末っ子か?というと、
そんなことはない。この場合には、次男を呼び戻すか、三男が引き継ぐか、どっちかだ。
次男が呼び戻された場合には、程なく、三男に家畜が分け与えられ独立を促される。以降、末っ子まで
順次独立し、次男が老母および独立前の弟の扶養義務を負い、次男の子が更に次代を引き継ぐ
三男が引き継いだ場合には、同じく、四男・末っ子の成人まで面倒を見て、年齢・技量の達したところで、
それぞに家畜を分けて独立させる。天幕・家畜群を最終的に引き継ぐのは三男の子孫だ。
分散している個々の小集団は、戦闘なり、事故なり、病気なりで、維持が難しい状況になりやすい。
その際には、新たに、家畜や家族の扶養義務の再分配が行われる。最初に独立した長男が親の天幕に
呼び戻されることも珍しいことではない。
こうなると、単に、長兄に継承の最優先権があるとは限らないというだけで、決して、末子相続がルールとは
なっているとは言いがたいだろ。
473:世界@名無史さん
10/10/21 22:45:00 0
>>383
いや、さー、古代は人的資源が不足している、別の言い方をすれば、人の数が多ければそれだけ
効率よく資源を利用できて、増えた人数以上に収穫の割合が増えるような世の中だ。
資源の奪い合いでも、できることなら、人的資源もモノにしたい、なるべくなら生け捕りにして連れ帰って
こっちの労働力として使いたい。
負けたヤツに武装だの参政権だの与えるのは癪だから、手っ取り早い言葉で言うと、奴隷として使役だな。
中世は、自然資源に対して人が余っている状態。もっと自然資源があれば今の人数のまま豊かになれる
というような条件だ。
だったら、殺したり追い出したりして、資源を奪うという形を戦争の勝者がとるのは道理だろ。
474:世界@名無史さん
10/10/21 23:00:19 0
満州人の相続形態はどのようなものだったのでしょうか?
また、漢土を征服した前後で変化はあったのでしょうか?
475:世界@名無史さん
10/10/21 23:05:14 0
>>393
経済や人口や政治力やなんかを持ってるところの方が、言葉やなんかの規範になるわな。
本邦でもよろしい標準語は江戸の武家言葉から作り直したろ。
英語もそうだ。文字はもはやイギリス風の綴りなんかしねーよ。イギリス風の発音もBBCすら怪しいし。
で、よ。
ポルトガル語圏の国って、あんまりないだろ。ブラジルがドカンとあって、モザンビークとアンゴラがちょっと
目立つ程度だが面積はデカくても人口は希薄で経済もサッパリ、あとは面積も人口も経済も特産物もこれと
言ったものが無い小国がパラパラ。
もし、ブラジルが「ウチの言葉はポルトガル語に似ているようで既に歴史的経緯も実際の綴も発音も既に別物」
なんて言い出したら、一挙に求心力を失うよ。別に旧本国・ポルトガルとのやりとりに通訳・翻訳が要ったって
いいんだよ、というふうになったら、それこそれ、誰もポルトガル語なんて見向きもしなくなる。
遠くの小国の言葉に合わせるくらいなら、近くの沢山の国と合わせた方が、ブラジルとしても利益が大きい。
実際にテレビも音楽も映画もシームレスで入ってくる、南米共通の事物・事情に関する語彙は近隣のスペイン語圏と
同じ、人的交流もあるからどっちも喋れる人、どっちつかつのごちゃ混ぜで話す人も結構な割合だし、それこそ
ブラジルをまるごとスペイン語圏に取られてしまうでよ。
476:世界@名無史さん
10/10/21 23:18:06 0
>>433
モンゴル帝国は武断政権の割には商人や文官の地位が高く、書記官や天文学者(暦の作成を行う)や
通訳など技能を持つ者も廷臣として厚遇され、医師や薬師も同様に重用されていた。
477:世界@名無史さん
10/10/21 23:46:09 0
>>444
冊封国・朝貢国ってひとくくりにできないわな。
琉球とか、マジャパヒトとか、シャムとかの、遠方で明・清の実質的な勢力が及ばないところは、
“交易などを目的として、名目的な従属関係”に合致するんだけれど、そうでないところも、
形式上は、冊封・朝貢なんだよな。
たとえば、明の永楽帝。この人、皇帝になる前には、燕州に領地を貰って、燕王の地位を授かってた。
皇帝の親族が国内に封土を貰って朝廷の意向に沿って統治している全くの国内だが、中央との関係は
冊封だし、納税は朝貢だ。これは、属国と同じ形式で行われていた。
もう一つ、冊封国・朝貢国とされている、清と朝鮮との関係。
朝鮮が従属的な立場に置かれるにあたって、清国皇帝の親征があり、一度朝鮮国王は捕縛されている。
清国を本国、朝鮮が従属的な立場との確認を行うことで捕縛を説かれ冊封国として自治権をみとめられては
いるが、内政・継承に度々干渉を受け、朝貢の品目・数量を厳しく指定され、対外関係については本国が
全く取り仕切っている。たとえば、1876年・日朝修好条規や1882年・米朝修好通商条約や清国と日本・アメリカとの
間に成立した条約を清国理藩院が朝鮮に突きつけるだったし、内乱(壬午事変)では朝鮮の王族が問責のため
清国に捕縛連行されいる。
そこに並べた定義で言うと、李氏朝鮮は、清国を宗主国とする、傀儡国どころか半主権国~植民地の地位だろ。
478:世界@名無史さん
10/10/21 23:49:20 0
>>451
でも、従属的な立場ではない、本国の一部だろ。
新しい州と、原加盟13州とで、権利や義務に於いて全く対等だし。
479:世界@名無史さん
10/10/21 23:49:25 0
フランス三部会が絶対王政の形成に役立ったそうですが、
一方では三部会により平民が発言権を有するようになったとか、
国王の放縦の抑制に繋がったというような記述も目にします。
二つは背反するものに思えます。どういうことなんでしょうか。
480:世界@名無史さん
10/10/21 23:55:33 0
>>461
ここ数千年は割と安定した自転・公転をしているけれど、それが、何億年も前から通用しているとは
考えにくいんだがなあ。
今の1年・1日の長さと、3億年前の1年・1日の長さと、40億年前の1年・1日の長さが、そんなに変わらない
ものだったのかどうか、とても疑わしい。
481:世界@名無史さん
10/10/22 00:25:19 0
>>479
弱体なカペー朝や初期のヴァロア朝は、各地で三部会を開き課税の承認と支持を得ることで、
王領以外の封建諸侯領での王家による課税をおこない、また領民に対して王権の存在を
知らしめることができたの。
また商業の発達にともない都市が本来の領主支配からのがれる手段として王家と結びつき
一定の自治権を獲得していく過程で、王室官僚が市政などの地方行政に進出するきっかけ
をつくる素地が三部会にあったからだと思うけど。
482:世界@名無史さん
10/10/22 05:48:02 0
>>479
三部会が出来た頃は国王以外にも独立系の大諸侯が割拠してたし、国王の権力も
弱かったから、都市民を味方につけることで課税枠を拡大して、国王権力の増大
を図ったんだよ。都市民も王権を味方にすることで、諸侯の勝手を抑制できるから
メリットがあった。だけど、絶対王政が確立されて国王のほうにそのような必要が
なくなったら三部会も開かれなくなった。
フランス革命の時には平民たちは過去の三部会を利用することで今度は逆に国王権
力の抑制、平民の権利拡大を狙った、ってところかな。
483:世界@名無史さん
10/10/22 11:36:21 0
中国の万里の長城って異民族の侵入から漢民族本土を守るために作られたと
言われていますが実際に防御効果はあったのでしょうか?
また、長城を作っているときに敵がやってきた場合どうしていたんですか?
484:世界@名無史さん
10/10/22 12:00:10 0
駐屯兵がちゃんと働き、ちゃんと補修され、内応者が出ない限り効果はあった。
敵がやってきたらそこで工事を中断して武器を持って戦う。
485:世界@名無史さん
10/10/22 12:15:54 Q
はしごを使ったり盛り土をすれば簡単に侵入出来そうww
駐屯兵って言ってもあれだけの長さを防御するわけだから当然密度も小さくなるわけだし
486:世界@名無史さん
10/10/22 12:29:43 0
長城とは国境警備軍の拠点でもあって、運用する兵士がいてこそ機能するものだった
その兵士がいて指揮系統も整っていれば防御効果を発揮できた。
当然、国内が乱れる等の理由で長城に兵を配する余裕が無くなり、放置されてしまえば、
単なる建造物なだけの長城なんて容易に突破された。
また、そんな時代には長城の整備もされず、朽ち果てていく傾向にあった。
まあ長城を効果的に運用した軍人という点なら、西漢(日本では前漢ともいう)の李広かな。
匈奴が長城に攻め寄ろうとしたら、城壁の上から弓射で狙い撃ちにし、撃退し続けた。
李広自身が弓の達人だったこともあるが、指揮下兵士の弓術もよく鍛えておいたんだな。
こういう防御戦に才能を発揮した軍人だから、後年の武帝の「討って出て匈奴を補足撃滅せよ」だなんて
攻勢型の命令を遂行しようたって、そりゃ無理なんでしょうが…
長城を作っているときに、ってのは何だかなあ…
近くに軍隊を駐留させて、警備されながらの作業だったけど。
というか漢の長城建造に関して言えば、建造作業自体、主に軍が担った。
まあ軍隊が蹴散らされてしまえば、作業は遅延したわけだけど。
487:世界@名無史さん
10/10/22 12:35:38 0
そのはしごや盛り土のための道具はどうやって持ってくる?
草原の彼方の敵兵を見つけたら敵兵が取り付くポイントへ守備兵が駆けつけることは考えられない?
488:世界@名無史さん
10/10/22 12:55:14 0
>>483
>また、長城を作っているときに敵がやってきた場合どうしていたんですか?
そもそも今「万里の長城」と呼ばれてるもの以外にも古代から北方の国境付近には
長城は存在しているわけでそういうのを修復や延伸しながら徐々に万里の長城が作られて行ったんだよ
当然、軍隊が守りながらの作業だった
489:世界@名無史さん
10/10/22 13:19:49 Q
>>487
馬に折り畳み式のはしごや土嚢を積んでこればいいだけだし
仲間の守備兵が駆けつけるまでにできるかどうかが問題だけど…
490:世界@名無史さん
10/10/22 13:27:45 0
「長城を作っているとき」という表現からして、なんだか質問者が
長城は一為政者の時代だけで成り立ったと誤解しているように思えてならない
491:世界@名無史さん
10/10/22 13:43:02 0
>>489
遊牧民が梯子や土嚢の袋を持ってるって? pu
492:世界@名無史さん
10/10/22 13:44:41 0
駐屯兵同士の連絡には狼煙を使っていたんでしょ?それでいて徒歩で侵入ポイント
に向かっていたなら当然間に合わないわな
長城はしょせん中華思想という名の漢民族歴代皇帝のオナニーww
493:世界@名無史さん
10/10/22 13:49:35 0
現在見られる明の長城でも、石積みや煉瓦積みの巨大なものは北京周辺にしかなく、
ほとんどの「長城」は版築で、突き固めた土の壁(土+成=城)に過ぎない。
内陸部に行くほど長城は低くか細くなっていき、単なる土製の国境線と化す。
要は騎馬兵が飛び越えられなければいいので、土壁を数メートル盛り上げ、塹壕が掘ってあれば事足りた。
そこで足止めを食っている敵を、砦の守備兵がうまく撃退できれば、どうにか守ることができる、という程度。
うまく使えば役に立たないこともないが、気休めや象徴といった部分が大きい。
また長城は中華と草原を分けるとはいうが、中華本土より北に一回り大きい。
しかし漢人の王朝は、長城を自分の支配が及ぶ「限界」としてしまい、なかなか越えることはできなかった。
それに長城の南北でいきなり「野蛮な」遊牧地と「文明的な」農耕地に分かれるはずもなく、
モンゴル高原から中原までは一続きの牧畜適地で、遊牧民は簡単に乗り越えた。