10/11/23 17:25:35 0
プトレマイオスの地図帳を図書館で見たんだが、すごいなわな。
特に気になるのは、やっぱり東方だ。
イマエウス地方やらアスミリアン山脈・オットロコーラス山脈やらがどこ辺りなのか比定するのが楽しい。
130:世界@名無史さん
10/11/24 21:35:56 0
東海大学出版会のプトレマイオス地理学
131:世界@名無史さん
10/12/04 18:55:54 0
探検者に関して見方を変えれば、それは侵略者のさきがけとも言える。
132:世界@名無史さん
10/12/09 21:56:47 0
>>129
それら地名は、一体何語でどういう意味だったんだろうな?
133:世界@名無史さん
10/12/09 22:00:45 0
プトレマイオス地図じゃ中国まで行ってんのにアフリカは北部のみだ。
アフリカ南下してプトレマイオスに情報を与えられた人はいなかったんだなあ
134:世界@名無史さん
10/12/09 22:27:36 0
イスラーム以前は、サハラ以南とは交流が少なかったのかな
135:世界@名無史さん
10/12/10 01:12:15 0
サハラを縦断する技術がなかったのか
136:世界@名無史さん
10/12/10 05:41:09 0
>>133
まあ、海岸沿いじゃフェニキア人がアフリカ大陸一周したって話をヘロドトス
が載せてる。大げさな話が大好きなヘロドトスがあまり信じてないんだけど、
内容が思い出せないけど、たしか、ヘロドトスがおかしいと言ったことが、逆
に丁度当てはまるってことで、案外本当だったんじゃないかという話がある。
ちなみにゴリラの名称は、このときにフェニキア人がアフリカで見たって言う
「毛むくじゃらの人間」をそう呼んだことに由来してる。
137:世界@名無史さん
10/12/10 08:06:30 0
>>136
>ヘロドトスがおかしいと言ったこと
太陽が北にあり、右手から昇ったってことだなあ。
当時でも地球丸いって知ってそうなもんだと思えるけど
ざっと検索したらアリストテレスが地球丸いって言っててヘロドトスはそれ以前だから
地球がまるいことは思いついたとしても太陽が北に行くとか右手から昇るとかは想像付かなかったのだろうか。
ゴリラの目撃報告、太陽の話からフェニキア人のアフリカ周航はホントっぽい感じ
138:世界@名無史さん
10/12/11 00:25:54 0
ゴリラって沿岸にいるの?
139:136
10/12/11 07:10:41 0
>>138
ゴリラを見たという、フェニキア人のハンノの記録じゃ、湾の中に島があって、
その島の中に湖があって、さらにその中の島に「女が毛むくじゃらの野蛮人」
がいたということになってる。現地の人間がそれを「ゴリラ」と言ったと言う
だけで、現在言う所の「ゴリラ」かは分からない。ひょっとすると現地人を
ゴリラと言ったのかもしれないし、ボノボのような種だったかもしれないし、
絶滅種の可能性もあれば、単なる法螺話なのかもしれない。
逃げ回るのを何人か捕らえることができたくらいだから、現在のゴリラとは
言いがたいかもな。
ただ、その記録から、今のゴリラをそう名づけただけ。
140:世界@名無史さん
10/12/11 19:05:22 0
山海経も異形の者を報告してるがそれと認定できる者がいるのか単なるホラかは謎
141:世界@名無史さん
10/12/14 23:49:06 0
ヘロドトスって言ったら、スキタイの章で草原の道を記録しているよな。
142:世界@名無史さん
10/12/15 22:43:00 0
フェニキア人検索したら毛深い女を捕まえて背中から皮をはいだとか。
暴れたんで殺したのか
143:世界@名無史さん
10/12/21 20:20:10 0
アポロニウスの行伝も面白い。けど、あれは探検記というよりも旅行記か・・・。
144:世界@名無史さん
11/01/30 00:01:59 0
保守
145:世界@名無史さん
11/02/09 00:37:56 0
シナイの北にはセレス人の国とその首都があり、それよりも東は、沼沢地帯を抱えた未知の世界で、
沼には大きな葦が隙間もなく生い茂り、それにつかまって対岸に渡れるほどだという。
また、そこ(セレス人の国)から石の塔を経てバクトリアナへ道が通じているばかりでなく、
パリンボトラ経由でインドへ行く道もあると聞いた。
ところで、シナイの都からカッティガラ港への道は南西を向いているということなので、
この都は、マリノスの言うごとく、セラやカッティガラを通る子午線上にあるのではなく、もっと東にあるのである。
プトレマイオス第1巻17章
146:世界@名無史さん
11/02/09 00:43:13 0
第3章・シナイ人の位置
シナイ人の北を限るのは、セリカの説明済みの部分である。
東と南は、未知の世界によって限られる。西を限るのは、大湾に至る確定済みの線を挟んだ、
ガンジス河の外側のインドと、大湾そのものと、それに続く諸湾、すなわち野獣の湾とシナイ湾とである。
この湾の周りにはエチオピア系イクチョオファゴイ族が住む。西側の記述は次の通り。
大湾内のインドとの境界の次に
アスピトラス河河口 170° 16°
ブランマ町 177° 26°
アムバトス川河口 177° 12°30′
ラバナ町 177° 8°30′
シノス川河口 176°20′ 6°30′
南の岬 175°15′ 4°
野獣の湾湾頭 176° 2°
サチュロス岬 175° 赤道
シナイ湾内にはカッティリアデス川河口 177°20′ 7°S
カッティガラ、シナイ人の泊り 177° 8°30′S
この地方の最北部を占めるのは、同名の山脈の上にあたりセマテノイ族、
彼らおよび山脈の下にアカドライ族、残りの湾沿いにはシナイ人のイクテュオファゴイ族。
シナイ人の内陸の町として挙げられるものは次のもの。
アカドラ 178°20′ 21°15′
アスピドラ 175° 16°
コッコサナゴラ 179°50′ 4°S
首都のティナイ 180°40′ 3°S
この町には銅の城壁もないし、その他、特筆すべきことも何もないという。
カッティガラからは西方へ、未知の世界がプラソデス海を囲みつつ延々と広がり、
プラソン岬に連なっている。既に述べたように、この岬から浅い海という湾が始まり、
未知の世界をプラソン岬およびアザニア地方南部につないでいる。
プトレマイオス第7巻3章
147:世界@名無史さん
11/03/07 20:16:13.61 0
日本の南極探検隊の白瀬中尉ってさ、
良く見たら南極大陸の陸地まで到達できなかったんだね。
まあ、それでもすごい探検だったと思うけど
148:世界@名無史さん
11/03/07 23:38:41.06 0
>>136
ヘロドトスならむしろエジプトの冒険好きな若者たちがナイルをさかのぼってみた話が面白い
たしかワニのいる巨大な湿地までいったらしいから、スーダン南部まで到達ってことか
149:世界@名無史さん
11/03/29 22:12:16.50 0
旧約聖書やコーランには、凶悪な蛮族ゴグとマゴグが登場するが、
彼らは世界の終末に大地の果てから殺戮のために襲来するだろうとの言い伝えがあった。
アレクサンドロス大王は、東方遠征の途中で彼らを封印するために防壁を築いたという。
842年、アッバース朝のカリフ・ワースィクは、
ある晩、その防壁が壊れる夢を見て不安になり、
その防壁の状態を確認するために、探検隊をアジア北東部に派遣した。
その報告書は、イブン・ホルダードベの地理書に引用されており、
防壁の様子、谷の両側に立つ柱、尖塔、扉、錠と鍵などの寸法、材質が記されていたという。