10/06/08 15:41:09 ROPdhAb0
「骨髄バンクに登録を」…静岡の女性 都内で呼びかけ
頂いた命 別の命のため役立てたい
提供者や闘病中の仲間へのメッセージを添えた風船を飛ばす後藤さん=栗原怜里撮影
URLリンク(www.yomidr.yomiuri.co.jp)
骨髄移植を受けて血液のがんを克服した静岡県の女性が、白血病などへの理解を進め、健康な骨髄の提供者を増やそう
とビラ配りなどの地道な活動に取り組んでいる。
移植を心待ちにしながらも、提供者が現れず、幾人もの仲間が死んでいった。「名前も知らないドナーから頂いた自分の命を、
別の命を助けるために使いたい」。その思いが移植の厳しさと向き合い続ける女性を支えている。
江東区有明で5日開かれたNPO法人「全国骨髄バンク推進連絡協議会」の設立20周年記念大会で、静岡県吉田町の
後藤菜都美さん(31)が、骨髄バンクの登録を求めるチラシを結びつけた風船200個を飛ばすイベントに参加した。
後藤さんの風船には、今も闘病中の友人の回復を祈る手紙が添えられていた。
後藤さんが、「骨髄異形成症候群」という病名を告げられたのは、建築士を志す大学院生だった2003年9月。
放置すると白血病に悪化して死亡する難病で、生存への唯一の希望が骨髄移植だった。
骨髄バンクには、移植可能な適合者が10人ほど登録されていたが、その時点では、誰からも移植の承諾を得られなかった。
検査のたびに、悪化していく数値。風呂で一人きりになると涙がこぼれた。
死を覚悟し、両親への遺書を準備した。